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2015年5月26日
※あくまで、当記事は管理人の妄想ですので悪しからず
随分長い間、続きが書けなくてすいません^^;
管理人は、今年に入ってから、裏で色々と健康法の模索をしているのですが、
その結果、少し前と(良い方向に?)性格が変わりつつあるようで、、、
以前と同じ調子で、ブログを書くのが、少々難しくなっているというか、
調子を戻すのに、色々と苦慮している所です^^;
まぁ、そんなことはさておき、、、
今回は、先日の『伊勢物語に隠された「七五三」と第125段で終わる意味②』の続編を書いていきます。
「伊勢物語は、なぜ125段で(男の死をもって)唐突に終わるのか?」
その意味を、つぶさに検証していきたいと思います^^。
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伊勢物語は、第125段で、唐突に男の死を持って終わります。
むかし、男、わづらひて、心地死ぬべくおぼえければ、
つひにゆく 道とはかねて 聞きしかど きのふけふとは 思はざりしを<現代語訳>
最後に行く道とは、かねがね聞いてはいたけれど
まさか昨日今日のこととは、思ってもいなかったよ
伊勢物語は、唐突に男の死を持って終わる訳ですが、、、
なぜ、125段で終わるかと言うと、、、
管理人が思うに、それは、第63段の九十九(つくも)髪に関係があると思います。
第63段は特殊で、全段の中で、唯一、在五中将(=在原業平)が出てきている段です。
それだけ、この第63段には大きな意味合いが込められているのです。。。
そして、同時に、第63段の九十九(つくも)髪の段は、伊勢物語のど真ん中にある訳です。
この特殊な全段の中央に位置する部分に、九十九(つくも)髪があることが重要な訳です。
それは何故かと言うと、、、
なのです。
伊勢物語の第63段には、こういう和歌が読まれていますね。
ももとせに ひととせたらぬ つくもがみ われをこふらし おもかげにみゆ
(百歳に 一歳足らぬ 九十九髪 我を恋ふらし 面影に見ゆ)<現代語訳>
百歳に1歳足らない九十九の白髪の方が、わたしを恋しているらしいです。
その方のイメージが見えます
上記の和歌で、示されている意味は、下記の通りです。
すなわち百から一を引くと、白になります。その髪の白いのを、九十九髪と言っている訳です。
これが分かれば、九十九髪=白髪、、、
つまり、九十九=白と言う事が分かりますね。
したがって、第63段で示されている九十九(つくも)=白なのです。
そして、もう一つ大事な思想として、、、
この白を、真ん中に置く!と言う事が大事なのです。
それは、「白」に、並々ならぬ意味合いが含まれている事を、意味します。
わざわざ、第63段で在五中将(=在原業平)が実名で出ているのもこのためでしょう。
では、「白」にはどう言う意味が含まれているのか?
これを、よーく考えてみましょう。
ちなみに、、、伊勢物語からは少し離れますが、、、
当サイトでは、他にも、この中央に位置する「白」を皆さんに提示していますね。
分かりますかね。。。
▼野馬台詩の読み方
まぁ、これは単なる偶然と思う方もいるでしょうね。
ただ、、、管理人は、形式的には、
伊勢物語も野馬台詩も、似たような構造だなぁって思っているんです^^;
まぁ、偶然にせよ、必然にせよ、、、
奇しくも、両者の中央に「白」が位置するのは間違いないわけです。
では、今度は、翻って、、、日本列島で考えてみましょうか。。。
これは、管理人が以前に書いた、下記の記事を見れば分かり易いでしょうか。
日本列島でも、真ん中にあるのは、白山ですね。そしてそこに居るのは菊理姫(ククリ姫)です。
参考:「千と千尋の神隠しの謎⑨~千尋の髪留め(紐)の意味と白山の菊理姫~」
(この詳細は、上記の記事を見て貰えば良いですが)
この通り考えていと、九十九を白と読ませるは、古来の神道に基づく思想だと考えられます。
そして、その九十九の思想の大元を辿れば、、、
八百万の神の生みの親、イザナギ(男神)とイザナミ(女神)の仲をククリ合わせている、
菊理姫大神(ククリヒメ)であることは、間違いないわけです。
▼白山中居神社の斎殿の祭神
もう、ここまで言えば、、、
伊勢物語の構造が、なぜ、下記のようになっているか分かるのではないでしょうか。
すなわち、、、
真ん中に「白」があるのは、、、男女の交わり(陰陽の交わり)を示すためのものです!
ちなみに、伊勢物語第63段は、女が老齢であっても、男が一緒に寝てやったという話なんですが、
ここには、男性の女性に対する思いやりの心が、詰まっている訳ですね。
そして、第63段は、ちょうど、「ちはやふるの暗号」では、「くくる」の部分に該当しますが、
ここには、女性が老齢でも添い遂げる男女の仲の結びつき(=ククリ)が示されているのです。
- 第1段に「ちはや」
- 第2段に「ふる」
- 第6段に「神 夜も 聞かざりけり (神代も聞かず)」
- 第7段に「立つ」
- 第8段に「立つ」
- 第9段に「河」
句の前半:1+2+6+7+8+9=33
句の後半:9*(1+2+3+7+11+12)=9×36=324
- 第9段(9×1)に「唐(から)」
- 第18段(9×2)に「くれない」
- 第27段(9×3)に「水」
- 第63段(9×7)に「九九(=つくも)」
- 第99段(9×11)に「車=くる」
- 第108段(9×12)に「永遠(=とは)」
句の合計数:33+324=357
※第9段だけ、前半と後半か"かぶっている"ことに注意
こういう伊勢物語の文脈・ストーリーまでもが、男女のククリを示している訳ですから、
管理人は、全て計算ずくで、中央に、「九十九=白」を配置したとしか思えないのです。
(「ちはやふる」の句の合計数も、357という七五三でシメられている事にも注意)
伊勢物語のイメージとしては、下記の様な構造でしょうか。
前半が陽であるなら、後半が陰です。
そして、陰が極まるところ(極陰)では、陽は死する。。。
したがって、第125段では、男が死ぬ、、、となっているのです。
以上が、、、伊勢物語が第125段で終わる意味の謎の解き明かし・・・の半分です。
ちなみに、管理人は、他にも第125段までにする意味があると考えますが、
それは野馬台詩の謎解きにも関係するので、それまで伏せときましょう。。。
(ヒントは、「百王」です)
以上のように、在原業平は、男女のククリを意味する九十九(ククリ)=白を
中央の第63段に位置させるために、第125段までのストーリーを設定した、と言えるのではないでしょうか。
以上の通り、管理人は考えておりますが、、、あなたはどう思われますか?
・・・あ、下記の菊の花札の意味を解説するの忘れてました^^;
続きは、スピンオフで、また気が向いた時に、書いていこうと思います。
▼菊に盃(サカズキ)
花札をする時に、大体どのゲームでも
9月の菊に盃の札(本来はタネ札)はカス札に加えてもいい
・・・という不思議なルールがありますが、それは何故なのでしょうか?
(なぜ、この札だけ特殊なのでしょうか?)
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※結局は、日本人がいつも神棚に祀る「お米・水・塩」の3つを確保することが、人間が生きる上で重要な訳です^^