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2013年3月 3日
最近、七夕の謎のテーマで、文量的に重いテーマが続いていますので・・・
ここらで、少し違った角度から、記紀神話の謎解きをします^^
(と言っても、今までの「七夕の謎」や「君が代の謎」の記事と無関係ではありません)
さて、記紀において、スサノオが天照大神の織女を殺すシーンで、
管理人は織姫が出ていることから、七夕という行事を重要視しています。
(そういう意味で、昨今「七夕」について考察している訳です)
ところが・・・このシーンの季節は、残念ながら七夕ではないかもしれません。
よーく、この場面をよく見て見ましょう。
日本書紀 第七段 天石窟
こうした後、素戔嗚尊の仕業は全く手がつけられないほどになった。
たとえば、天照大神は天狭田〔あめのさなだ〕と長田を自らの田としていたが、
素戔嗚尊は春に重ね蒔きをしたり、また畔を壊したりした。秋には天のまだら毛の馬を田の中に放ち、
また天照大神の新嘗の行事を見て、新宮に糞をした。また、天照大神が神聖な衣を織るために清浄な機屋にいるのを見て、
天のまだら毛の馬の皮を剥いで、御殿の屋根に穴を開けて投げ入れた。すると、天照大神は仰天して梭で体を傷つけてしまった。
そういうわけで激怒し、天石窟に入って磐戸を閉じて籠った。そのため国中が常に暗闇となり、昼夜の区別もつかなくなった。
はい。実は、上記に書いてあるように、天の岩戸は、季節的には「秋」なのです。
ここで、現代に立ち返って、七夕の時期に関して考えてみると、、、
現在の新暦の七夕(7/7)は、夏ですので、どう考えても秋ではありません。
(秋は、立秋の8月7日ごろ以降になります)
旧暦の七夕を考えるとどうでしょうか。
旧暦ならば、2013年の場合は、8/13になります。
これならば、8/7の立秋以降ですので、季節的にも秋なので、記紀に符号します。
そう考えると、記紀における天の岩戸のシーンは、
現在の新暦で当てはめるなら、8/13日頃以降の話である事が分かります。
ところが、記紀のシーンには、もう一つ季節を表す語句が入っています。
下記の部分です。
また天照大神の新嘗の行事を見て、新宮に糞をした。
新嘗祭が行われていると言う事は、、、
秋は秋でも、収穫が終わった後の可能性が高いと言う事になります。
現在の新嘗祭は、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇に進め、
また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝するという神事を行っています。
ですので、天の岩戸のシーンは、織姫が出てくると言っても、
それは、七夕の季節ではなく、秋の収穫時期の話と考えるべきなのかもしれません。
天の岩戸のシーンの時期を考察したついでに、、、
この天の岩戸のシーンの新嘗祭が、何処で行われたのか?
・・・についても、検討して見ましょう。
実は、新嘗祭に関連して、探っていくと、少し面白い事が分かってきました。
下記は、滋賀県米原市弥高にある「平野神社」です。
見たところ、特に特徴も無い、普通の神社ですし、
何処にでもありそうな普通の神社です。
ところが・・・その社の由緒を見ると、驚く事が書かれています。
<平野神社由緒(榊宮紀)>
柏原の荘の弥高村にある弥高榊の宮は
「別の名を賢木の宮 又は 伊吹榊の宮」と言われていました。その由緒は人皇四十九代の光仁天皇の勅願に依って宝亀九年の秋、
三朱沙門安祥上人によりて建てられました。この弥高の地には榊の大木が有り、この榊の樹は霊験あらたかで
神木と祟められていました。ここにお宮を建てて弥高山の神社としました。
祭礼は五月十八日と決められました。当時は朝廷の賢所でお神楽や新嘗祭がおこなわれる時は
神のお告げで弥高山のこの神木を遥かなる都の地より
拝むことが例年のならわしであったと言われています。当時詠まれた歌として、 「近江なる弥高山の榊もて君が千歳を祈りかざらむ」
この宮は国家安泰、民衆安楽の加護神です。後の為に書き残します。
いかがでしょうか。
ここに、新嘗祭と近江の弥高の地が関係があるという事が分かります。
そして、ご由緒の和歌の方ですが、拾遺和歌集に記述があります。
<拾遺和歌集巻第十 神楽歌>
0610 弥高の山 兼盛
近江なる 弥高の山の榊にて
君が千歳を 祈りかざさん
この歌の内容、、、なんか不思議な歌ですが、
何処となく、君が代の歌詞に似ている気がします。
そして、「神楽歌」というからには、神楽と関係あると思って調べて見ると・・・
実は、伊勢神楽は、この弥高のすぐ近隣の米原市大清水 神戸で
毎年旧正月元日に荷ほどきをするのが習わしになっているそうです。
(参考:霊峰 伊吹の神話)
そして、文献で調べて見て、一番驚いたのですが、、、
実は、この伊吹山の山麗の「弥高山の峰」が天照大神の御陵墓である
・・・と言う伝承が、大清水の村では伝説として残っているのです。
こうなってくると・・・
天の岩戸のシーンは、この地ではないのか?という気がしてきます。
<伊吹神社由緒記より(源平盛衰記由来)>
素盞烏尊が八岐の大蛇を十塚の剣を抜いて斬り玉うに
其を天照大神に奉るに大神は大いに喜びまして
尾から一剣(※草薙の剣を示す)が出た。
『吾天の岩戸に閉籠りし時、近江国胆服嶽(いぶきがたけ)に落とした剣なり』
と仰られた。
<上記(ウエツフミ)全訳五の六より>
これは天ノ香具山の鉱石を原料とした良質なククカネをもって、
アマツマウラノ命に造らせた叢雲ノ剣(むらくものつるぎ)である。即ちこの剣は、私(※天照大神)が天岩戸に隠れた頃、
波立つ琵琶湖に近い伊吹山に落とした太刀である。注:ウエツフミでは、琵琶湖を①天之真名井②淡海(アウミ又はアフミ)と表現している
上記では、天照大神が岩戸に閉籠った時に、伊吹山に、草薙の剣を落とした
・・・と書いています。
岩戸に閉籠った=天照大神が亡くなった ・・・と言う事です。
そして、この地域には「弥高山の峰が天照大神の御陵墓である」という伝説があります。
つまり、両者は、同一の事を表しています。
こう考えると・・・
- なぜ、伊勢神楽が、この地で、新年最初に荷ほどきをするのか?
- なぜ、新嘗祭で、朝廷の賢所から、この弥高の地を拝んだのか?
・・・というのが分かる気がしませんか?
要するに、この弥高の地が、天照大神の陵墓だからこそ、新嘗祭で拝む訳です。
さらに、神楽は猿女氏であり、先祖は天鈿女命です。したがって、伊勢神楽が、旧正月の元日に、わざわざこの地に来ているのは、天照の陵墓(天の岩戸)が、この地にあるから・・・ではないでしょうか。
神道の神が、産霊(むすび)の神と言われているように、
ヤマトタケルの遠征ルートでも、近江の伊吹山麗はまさに結びの地と言えます。
【画像は「くまがしノート」より引用】
また、この伊吹山麗は、君が代のルーツでもあり、さざれ石の地でもあります。
それだけに、この弥高の天照大神の陵墓伝承も、かなり信憑性が高いように思われます。
ヤマトタケルは"伊吹の神の化身の大蛇"を怒らせて致命傷を負っていますが、
その大蛇の正体は、実は、天照大神そのものであったのかもしれません。。。
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