七夕と笹の由来~大鷦鷯(オオサザキ)命と佐々木一族~:不況対策!個人でも有効な方法



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2013年7月 1日


七夕と笹の由来~大鷦鷯(オオサザキ)命と佐々木一族~

今年も七夕が近づいてきましたが、、、
七夕を考える上で、日本で七夕とセットで出てくるのが、""です。


下記は、皆さん良くご存知の七夕の歌の歌詞です。


「たなばたさま」
権藤はなよ/林柳波作詞・下総皖一作曲



ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎん砂子(すなご)

五しきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる


上記の歌詞にも見える、ですが・・・
なぜ、七夕と笹がセットに出てくるのか不思議に思いませんか?

まぁ、こんな事を不思議に思うのは、管理人だけかもしれませんが・・・
管理人は、どうも、ここに日本の古代史の謎が隠されているように思うのです。


なぜなら、、、不思議な事に、中国の七夕には、笹は一切出てこないからです。


日本では、短冊を笹に飾る風習がありますが、これは日本だけの風習です。
したがって、海外の国の七夕で、こうした短冊を笹に飾る風習はありません。

なので、古代の日本において、何かしら
七夕と笹が結びつくことがあったのでは?と思うのです。


カササギと七夕

しかし、中国の七夕でも、笹はなくとも、"ササ"は出てきます。


中国の七夕の"ササ"は、"カササギ(喜鵲)"として出てきます。

▼喜鵲(カササギ)


<中国の七夕伝説 牛郎と織女の物語>

牛郎は織女に形見の「首木」を投げ、
織女は牛郎に「杼」を投げました。

二人の悲しむ姿を見かねた「喜鵲(かささぎ)」
毎年七夕の日には群れとなって自らの体で「喜鵲橋(シーチェチャオ)」を作り、
牛郎と織女をこの橋の上で再会させることになりました。


この「喜鵲(かささぎ)」は、牽牛と織女を再開させる橋を掛ける役割を果たしています。


ですが・・・日本国内には、古代にカササギは生息していません。
魏志倭人伝には、しっかり、「牛・馬・虎・豹・羊・はいない。」と記述されているからです。


※カササギは、日本では九州北部の平野部に棲息しますが、
日本原産ではなく、古代において『日本書紀』に新羅等からの献上品として見えます。

日本にカササギが知られるようになったのは、奈良時代以降です。、

その頃には、大伴家持が、七夕とカササギを呼んだ百人一首の歌も作られています。
かささぎの わたせる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞふけにける


このように、古代に日本にカササギは居なかったと考えられるのですが、、、
ただし、"ササ"を持つ鳥は、存在していました。

そのササを持つ鳥とは、、、鷦鷯・三十三才(ミソザザイ)です。


ミソザザイは、古くは「ササキ」と呼ばれ、
時代が下り「サザキ」または「ササギ」とも呼ばれています。

管理人は、このササキが、後々、七夕の笹木と結びついたのではないかと思っています。


▼鷦鷯・三十三才(ミソザザイ)


こんな小さい鳥ですが、西欧各国の民間伝承においてはしばしば「鳥の王」とされます。

そして、古代日本においては、この鷦鷯(ミソザザイ)を名前につけた人物がいるのですが、
その人物こそが、あの聖帝と呼ばれた仁徳天皇(=大鷦鷯命(オオサザキノミコト))です。


▼仁徳天皇=大鷦鷯命(オオサザキノミコト)


応神・仁徳天皇時代になって、巨大な古墳が出現しているのでもよく知られていますが、
古墳を陵(ミササギ)と言い、ミササギの中にも、やはり「ササギ」があります。

▼仁徳天皇陵=大仙陵古墳(日本最大の前方後円墳)


管理人は、この仁徳天皇の名前の大鷦鷯(オオサザキ)命であることに、
日本の七夕が笹がセットになっている理由が隠されているように思うのです。


近江の佐々木氏一族

ところで、この大鷦鷯(オオサザキ)命と関係してそうな氏族として、
注目されるのが、近江佐々木氏です。

佐々木氏の苗字にも、"ササ"がありますね。


▼佐々木氏関係の氏族の多くは、四つ目結の家紋を持つ


日本の中でも、佐々木一族は約300万人いると言われていますが、
Wikipediaで、佐々木氏を調べると、下記のように書いています。


佐々木氏は、近江国を発祥の地とする宇多源氏の一流である。
宇多天皇の玄孫である源成頼が近江国佐々木庄に下向し、
その地に土着した孫の経方が佐々木を名乗った事から始まる。

上記の通り、源成頼(佐々木成頼とも)(976年‐1003年)が佐々木庄に下向した事に、 佐々木の発祥があるように書かれています。

しかし、佐々木氏は、それ以前からこの地に確実に存在していると思われます。
なぜなら、近江国蒲生郡佐々木荘(現滋賀県近江八幡市安土町)には、
沙沙貴神社が存在しているからです。


▼沙沙貴神社(滋賀県近江八幡市安土町常楽寺)



記紀においては、この沙沙貴は、少なくとも雄略天皇の時代に出てきます。

記紀においては、雄略天皇が、市辺押磐皇子を謀殺(近江のの蚊屋野で殺害)していますが、
それに加担したのが、狭々城山君韓袋宿裲とされています。
(※韓袋というからには、渡来系であった可能性が高いと思われます)

近江八幡市の市辺には、市辺押磐皇子の陵墓もあります。

▼市辺押磐皇子の陵墓

それで、その後、顕宗天皇の時代に、その狭々城山君韓袋宿裲は、
市辺押磐皇子の謀殺に加担した罪によって、身分を落とし陵戸とされるのですが、
その際に、全ての官籍と狭々城山君の姓を剥奪されています。

代わりに、同族の「置目老嫗」が、押磐皇子の遺骨の所在を知らせた功で、
置目老嫗の兄の「倭袋宿裲」が、狭々城山君の姓を与えられています。
(※同族ですがこちらは、倭袋になっているのは不思議ですね)


また、近江國蒲生郡(蒲生野)の一帯を古くは、佐佐木庄と呼ばれる以外にも、
鷦鷯郷(ササキノゴウ)」「篠笥庄(ササケノショウ)」などと呼んだらしく、
特に、鷦鷯郷(ササキノゴウ)などは、大鷦鷯(オオサザキ)命との関連性を伺わせます。

一説に、古代に、仁徳天皇の御名代部として、全国的に雀部(ささべ)が置かれましたが、
この近江の蒲生郡の辺りに、その雀部があったのではないか?とも言われています。


佐々木氏の出自に関しては謎が多く、管理人もまとめ切れないのですが、、、

とにかく、近江南部には、佐々木のルーツである佐々木庄があったり、
その地域が、大鷦鷯(オオサザキ)命に関連する鷦鷯(ササキ)郷と呼ばれるなど、
"近江南部が"ササ"に関連する地域である"という事だけは、間違いないと思われます。

以前、「朝妻筑摩の七夕伝説を追え!」の記事で、近江の七夕伝説に触れましたが、
どうも、七夕と笹に関する問題は、それとも絡んでいるような気がします。

やや中途半端なまとめで申し訳ありませんが・・・
次回は、少し違った所から、七夕と笹に関して考察を続けたいと思います。



続き:⇒七夕と笹の関係②~衣通姫と允恭天皇に隠された朝妻のキーワード~

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