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2013年4月18日


坂田金時の謎(前編)~足柄山の金太郎は嘘だった!~

最近、七夕の難しい話が多かったので、
今回はやんわりと、日本の童話についてのお話をします^^

浦島太郎桃太郎などは、日本人なら皆知っている昔話ですが・・・
三太郎の、残り一つはなんでしょう?


・・・

・・・

そう。
皆さんよくご存知の金太郎です^^


最近、AKBの前田敦子のモノマネでキンタローが急に注目されだしましたが、
サイン理論に基づいて考えれば、これも何か暗示かサインかもしれませんので・・・

今回は、「金太郎に隠された謎」に迫りたいと思います^^


その前に、金太郎のストーリーを確認したい方は、下記動画を、見ておいて下さい。




金太郎の母親の八重桐は、江戸時代の女形役者だった!

さて、金太郎伝説は、日本各地にありますが、、、
最も広く伝わっている定説として、神奈川県西部の足柄山の金太郎伝説があります。

今現在、広く認識されているストーリーは、下記の通りです。


足柄山のある静岡県と神奈川県の間にある、
静岡県駿東郡小山町の金時神社に記されたものによると、

天暦10年(956年)5月に誕生したという。彫物師十兵衛の娘、八重桐(やえぎり)
京にのぼった時、宮中に仕えていた坂田蔵人と結ばれ懐妊した子供とされる。

八重桐は故郷に帰り金太郎を産んだが、
坂田が亡くなってしまったため、京へ帰らず故郷で育てることにした。

成長した金太郎は足柄山で熊と相撲をとり、母に孝行する元気で優しい子供に育った。

そして天延4年3月21日(976年4月28日)、足柄峠にさしかかった源頼光と出会い、
その力量を認められて家来となる。名前も坂田金時(きんとき)と改名し、
京にのぼって頼光四天王の一人となる。


※当記事では、便宜的に上記を『神奈川西部の金太郎伝説』と呼ぶことにします


上記が、一般的な金太郎のストーリーですが、
しかし、この「神奈川西部の金太郎伝説」は、何処となく作為性を感じます。

坂田蔵人が亡くなった後、八重桐は身ごもったまま足柄山に帰って、
その子供が、後々、坂田金時を名乗る・・・と言うのも何処か不自然な気がします。

金太郎伝説の社伝があると言う「金時神社」も、
その創建年代は不明で、何処か信憑性に欠けているような気もします。


この地元の方や関係者の方には申し訳ないのですが、はっきり言いまして、
このストーリーは、後世の創作物が付加されている可能性がかなり高いです。


なぜ、そう言えるかと言うと、、、

「神奈川西部の金太郎伝説」には、後世に造られた江戸時代の浄瑠璃・歌舞伎である
『嫗山姥(こもちやまんば)第二段の八重桐廓噺(やえぎりくるわばなし)』
のストーリーが、地域伝承に直接影響を及ぼしているのが見えるからです。


▼人形浄瑠璃


最も、その影響が見られるのが、金太郎の母親の名前です。

「神奈川西部の金太郎伝説」では金太郎の母親は八重桐になっていますが・・・
この八重桐の名前は、後世の後付けによるものです。


下記は、八重桐廓噺(金太郎が生まれる前の前夜話とも言える)の概要ですが、
それをよくご覧下さい。


<嫗山姥 第二段 兼冬館の段 (通称:八重桐廓噺)>

近松門左衛門 作 の人形浄瑠璃。時代物。しゃべり山姥とも呼ばれる。
1712年(正徳2)7月大坂竹本座初演。謡曲「山姥」に頼光四天王の世界をからませたもの。

源頼光と清原高藤の抗争が主筋で,坂田時行と八重桐の葛藤が副筋であるが,
二・四段目の八重桐廓話(くるわばなし)と山姥が有名で,
歌舞伎でもこの二段目「兼冬館」の八重桐廓話の場のみが上演されている。


▼あらすじ
煙草屋源七(実在の人物を当て込んだもの)実は坂田時行と,
廓でなじみの荻野屋八重桐(実在の女方役者荻野八重桐を採り入れた)が,
廓話にかこつけて恋のなれそめを語る〈しゃべり〉が,
父の敵討を果たさぬ男のふがいなさをなじる形に進み,時行はそれを恥じて
自分の魂を八重桐の体内に宿らせ男児になって誕生すると称して自害する。

妊娠した八重桐は山中に隠れ住み、やがて男子を産み、
それが怪力無双の快童丸(※金太郎とは呼ばれていない事に注意)となる。


上記に、女方役者の荻野八重桐が居るのが分かりますでしょうか?
このとおり、八重桐の名前は、江戸時代の女形の役者さんの名前です。


荻野八重桐(初代) おぎの-やえぎり( ?-1736 江戸時代中期の歌舞伎役者。)
初代荻野長太夫の門弟で,京坂の舞台で活躍していたが,
宝永2年(1705年)江戸山村座の「河内通」で好評をえる。
正徳以降(1711年~)は上方を代表する若女方として活躍した。
元文元年(1736年)死去。


物語の作者である近松門左衛門は、当時の上方歌舞伎の人気女形だった
荻野八重桐の名を拝借して、この八重桐廓噺のストーリーを作ったのです。

ですので、残念ながら、「神奈川県西部の金太郎伝説」は、
彫物師十兵衛の娘、八重桐(やえぎり)が金太郎を産んだ」としている点で、
後世の歌舞伎のストーリーが直接、大きく影響を及ぼしている可能性が高いのです。


参考サイト:
人形浄瑠璃「嫗山姥」と金時(二)
人形浄瑠璃「嫗山姥」と金時(三)

ただ、これは「神奈川県西部の金太郎伝説」に限らず、他の伝承地でも同じです。

日本全国の金太郎の伝承地で、金太郎の母親に「八重桐」を比定している伝承は、
後世の歌舞伎のストーリーが影響を及ぼしている可能性が高いと言えます。


金太郎の母親は山姥ではなかった!

それ以外にも、金太郎の物語は、色々と後世に後付けたされたものが多いです。


金太郎の母親が「山姥(やまんば・やまうば)」であると言われだしたのも、後世の浄瑠璃の影響で、
坂田金時が出てくる初期文献では、母親が山姥なんて何処にも書いてありません。

▼山姥


金太郎に山姥伝説がくっついてたのも江戸時代以降であり、
これは後世において、「金太郎伝説」と「山姥伝説」の二つの伝説が合体した結果です。


山姥伝説は、室町時代、能楽の祖とされる「世阿弥」が山姥伝説をもとに
謡曲の山姥」を作っており、それが元になっています。




この「謡曲 山姥」の舞台は新潟県糸魚川市の上路山(あげろやま)ですが、
実は、ここにも金太郎の伝説があります。

ただ、世阿弥の「謡曲 山姥」には、金太郎の事は全く出てきません。
なので、上路山の金太郎伝説も、後世に付加されている可能性が高いです。

※ここに限らず、日本各地で山姥伝説のある多くの地域で、金太郎伝説が付加されているが見られます

金太郎の産まれも足柄山ではなかった!

次に、金太郎の出自について考えて見たいと思いますが、、、
実は、金太郎が生まれた「足柄山」でさえも、後世の浄瑠璃の影響です。

▼金時山(神奈川県南足柄市、足柄下郡箱根町、静岡県駿東郡小山町)

足柄山は金時山から足柄山地の足柄峠にかけての山々の呼称である。
山域の呼称であり、足柄山という単独の峰は存在しない。
金時山と呼ばれるようになったのは「金太郎伝説」が流行った江戸時代以降。

色々調べて見ると、、、
坂田金時と足柄山がセットになって出てくるのは、
寛文四年(1664)に刊行された「金時都いり すくねの悪太良」が初見のようです。


(金平浄瑠璃 「金時都いり すくねの悪太良」)
ここに攝津守源頼光、天下の武将たりし時、御家の執権
坂田の民部金時とて、 類ひたぶる無双の勇士あり。
出生を尋ぬるに、一とせ、頼光清原右大将の讒言にて 勅勘を被り、足柄山に忍ばせ給ふ。

参考サイト:【金平浄瑠璃】


上記以前に、金太郎と足柄山がセットになって出てくる話は、
江戸時代になって出来た、金平浄瑠璃以降の話であり、それまでは足柄山も出てきません。


ですので、残念ながら、足柄山があることも、金太郎伝説の決め手にはならないのです。


こうなると、「そもそも、金太郎自体が、実在するのか?」という
根本的な所から、疑がわざるを得ませんが・・・

これだけは、ハッキリ言っておきます。


金太郎は間違いなく実在します!

なぜそう言えるかと言うと、江戸時代の歌舞伎や人形浄瑠璃が流行る前から、
公時の名前が、しっかり出てくるからです。


摂政・藤原道長の日記『御堂関白記』の1017年8月24日分にこう書いてあります。


『帥(太宰府の長官)のもとより書を送らる。
書を開き見るに曰く。相撲使公時死去の由なり。』

※相撲使・・・力士をスカウトする役といわれる

上記のとおり、藤原道長の日記に、公時が死んだ事が書かれています。
したがって、金太郎が実在していた事は間違いありません。

なお、正暦元年(990年)に源頼光は、藤原道長に側近として従っていますので、
藤原道長と坂田公時(金時)は、顔見知りの間柄だったと思われます。


ただし、謎なのは、藤原道長の日記『御堂関白記』などによると、、、
下毛野公時という優秀な近衛兵(随身)が道長に仕えていたことは書かれているのですが、
坂田公時(金時)とは、全く書かれていないのです。


御堂関白記』より

寛弘六年(1009年)八月十七日条「宮御馬口付近衛下毛野公時


下毛野公時とは、「下毛(しもつけ)の公時」です。
下毛野(しもつけぬ)国とは、現在の栃木県に該当します。

ですので、そのまま読み説くと、金太郎は、栃木県の人か?と考えられる訳です。


しかし、ここら辺が歴史の面白い所で・・・
結論だけ言うと、金太郎自身は栃木県の人では無いのです。

それに、なぜ、下毛野公時が坂田公時(金時)と呼ばれたのか?
・・・と言うのもまったくの謎のままです。


多くの謎を残したままですが、、、
続きは次回「坂田金時の謎(中編)」にて^^;




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