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2013年7月13日


天皇の系譜と糸

前回、136.5年サイクルの終焉に、天皇が関わっている事を示しましたが・・・
今回は、天皇の系譜と「西暦375年の」についての話をします。


先日、「七夕と笹の由来③~五色の短冊と浦島太郎の真相~」の記事の中で、
昔の七夕は、「五色の短冊」ではなく、「五色の糸」だったと述べましたが・・・

管理人が思うに、、、
七夕に(古代に飾った)"五色の糸"には、天皇の系譜が仮託されているように思います。


と言うのも、糸には、凄く重要な意味を持っていまして、、、

神武天皇から元正天皇までの漢風諡号を一括撰進した人物に、「淡海三船」が居ますが、
彼は、少なくとも、古代からの天皇の系譜を、一本の糸として捉えています。


▼淡海三船(大友皇子の曽孫で奈良時代後期の文人)


淡海三船は、袁本杼命(をほどのみこと)の事を、継体(継体天皇)と名付け、
鵜野讚良(うののさらら)皇女の事を、持統(持統天皇)と名付けました。


継体持統とは、(中国の古代の)四字熟語が元になっており、その意味を推察すると、

継体とは、「(一度切れた糸を)糸をもって継ぐこと」であり、
持統とは、「(系統を正し、一統を立てて)一本の糸に統一すること」と考えられます。


要するに、天皇に、継体・持統と名付けた淡海三船は、
天皇の系譜を、一本の糸に見立てていたような節が見られるのです。


サイクル起点西暦375年はどの天皇か?

では、「天皇の系譜を糸として捉える」と言う事を考慮しつつ、
819年周期のサイクルの起点になっている375年に何があったかを調べてみましょう。


この西暦375年の時代は、記紀や朝鮮の古史である「三国史記」を紐といていくと、
神功皇后の時代(もしくは応神天皇)に比定できます。


<日本書紀の神功皇后摂政55年条より>

(神功皇后の)五十五年に、百済の肖古王みまかりぬ

上記の通り書かれているのですが、
肖古王が亡くなったのは、三国史記によると、西暦375年11月です。

上記のとおり、西暦375年は神功皇后55年に比定できます。
しかし、記紀の年代は、そう簡単に信じてはいけません。

その証拠に、日本書紀の神功皇后摂政39年条には、どう書かれていると言うと・・・
下記のように書かれてあります。


<日本書紀の神功皇后摂政39年条より>

三十九年。太歳己未。魏書に云はく、明帝の景初三年の六月
倭の女王、大夫難斗米等を遣して、郡に詣りて、
天子に詣らむことを求めて朝献す。
太守鄧夏、吏を遣して将て送りて、京都に詣らしむ。」


実は、上記の日本書紀の文章は、中国の
「魏志倭人伝 巻30東夷伝・倭人」の中に、全く同じ記述があります。
(またここでは、卑弥呼の使者が明帝に朝献したことになっています)


そして、そこに書かれた明帝の景初三年の記述は、西暦239年に該当します。


ここで、あれ?と思いますよね。年代が合わない・・・のです。
少し、年代を整理してみましょう。


  • ①神功皇后摂政55年・・・西暦375(肖古王が亡くなった=三国史記)
  • ②神功皇后摂政39年・・・西暦239(景初三年に朝貢=魏志倭人伝)
    ※ただし、②は実際は、卑弥呼の使者が朝貢したと考えられる

ご覧の通り、神功摂政55年と39年で、16年しか差が無いにも関わらず、
実際の出来事としては、375-239=136年もの差があります。
※136年=(120年+16年)

これは、研究者の指摘によると、干支を使った暦法が、60年で一周するのですが、
ちょうど2周分(120年)年代がずれていると指摘されています。


記事内容からすると、②の神功皇后摂政39年の出来事の方が間違った記載です。

②は、明らかに神功皇后の時代より、120年前の卑弥呼の時代に起こった出来事で、
ちょうど120年前の話が、神功皇后にのストーリーに組み込まれたのには、、、

元々、神功皇后=卑弥呼に見立てよう!
・・・という記紀編纂者の意図・思惑が働いているように思います。


西暦375年での血統的断裂

また、こうした記紀の記述の年代のズレを考慮すると、、、

元々、神功皇后は、仲哀天皇時代と応神天皇時代との
時代のスキマを埋めるために、意図的に組み込まれた存在だと考えられます。


神功皇后のストーリーを考えてみれば、神功皇后のお腹の中に応神天皇を宿したまま、
三韓征伐をする話などは、いかにも、不自然な"作られたストーリー"です。


神功皇后は100歳まで生きた長寿という事になっていますが、
仲哀天皇が亡くなってから69年間も、天皇の皇后が政務を司っているのも不自然です。

応神天皇も神功皇后が長寿だったため、71歳で即位したことになっているのですが、
本来の天皇家血筋なら、応神が成人した時点で、天皇に皇位を譲るはずです。

しかし、敢えてそうして無いのには、仲哀天皇と応神天皇の間で、
血統的断裂があったためと思われます。



恐らく、血統的断裂のある仲哀天皇と応神天皇を、万世一系に当てはめようとして、
その繋ぎ役として、無理やり神功皇后が入れたために、
年代や年齢が、実際の世情と合わない部分がでているのでしょう。



この血統的な断裂ですが、、、
天皇の名前を見ても、血統的断裂がある事が示唆されています。


<歴代天皇の古事記での名前>

  • 12.景行天皇=大帯日子淤斯呂和氣天皇(おほたらしひこおしろわけのみこと)
  • 13.成務天皇=若帯日子天皇(わかたらしひこのみこと)
  • 14.仲哀天皇=帯中日子天皇(たらしなかつひこのみこと)
  • 繋ぎ役:神功皇后=息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)

(血統的断裂)
  • 15.応神天皇=品陀和氣命(ほむだわけのみこと)
  • 16.仁徳天皇=大雀命(おほさざきのみこと)
  • 17.履中天皇=大江之伊邪本和気命(おおえのいざほわけのみこと)
  • 18.反正天皇=水歯別命(みずはわけのみこと)

神功皇后以前の王朝は、「タラシ・タリ王朝」であって、
応神天皇以降は、「ワケ王朝」になっている事が良く分かります。

血統的な断裂があったからこそ、名前がここで代わっているのです。


そして、この応神の「ワケ王朝」は、北九州を中心とした勢力だったと思われます。

この神功皇后の初期の時代(仲哀天皇時代)からは、
(それ以前は近畿に宮があったのに)一気に北九州方面にまで天皇の住む宮が移動します。


<仲哀天皇の宮>
  • 穴門豊浦宮(あなとのとゆらのみや、山口県下関市長府宮の内町の忌宮神社が伝承地)
  • 筑紫橿日宮(つくしのかしいのみや、福岡県福岡市東区香椎の香椎宮が伝承地)
※仲哀天皇の前の成務天皇の宮は、近つ淡海の志賀の高穴穂宮にあった

上記の宮の移動についても、(熊襲討伐のためと言われていますが)
仲哀天皇から応神への時代に掛けて、九州方面に、別の勢力が居た事が示唆されています。


と言う事で、この神功皇后の時代(西暦375年前後)には、
北九州方面に、それまでと別勢力(ワケ王朝)が居て、
その王朝が日本を席巻したのではないでしょうか。

神功皇后は、万世一系に見せかけるために、それまでのタラシ王朝と


ワケ王朝とをつなぐ役割を持っていたのだと思われます。


糸=伊都=怡土

冒頭で、天皇の系譜は、糸が仮託されているといった理由に、
応神天皇の生まれた場所が、関係すると思われます。

仲哀天皇が亡くなった後、神功皇后のお腹に居た子(応神天皇=品陀和気)は、
宇瀰(うみ、福岡県糟屋郡宇美町)で生まれています。


ですので、この付近が、「ワケ王朝」の最初の国内拠点だったと思われます。


さらに、筑前国の風土記逸文の、
児饗(こふ)の石」には、下記のように書いてあります。


怡土の郡(イトの郡)児饗(コフ)の野に二個の石がある。
昔、息長足姫尊(神功皇后)が新羅に遠征しようとしてこの村においでになった。

神功皇后は妊娠していたが、産まれそうになったので、
この二個の石をとって腰に挟み、祈って仰せられるには、

『私は、西の国境を定めようとしてこの野に着いた。
孕んだ皇子が本当に神の子ならば、凱旋した後で誕生なされるとよいだろうに』と。

ついに西の境界を定め、還ってからお産みになった。
いわゆる誉田の天皇(応神天皇)がこれである。

当時の人は、その石を名づけて"皇子産(ミコウミ)の石"といった。
今は訛って"児饗の石"という。


伝承も重要ですが、何より、この場所が、「恰土の郡」(福岡県糸島市)だったことが重要です。
怡土郡(いとぐん)は、魏志倭人伝で伊都国(イト)があったと比定されている場所です。

ですので、恐らく、管理人が思うに、応神天皇以降の天皇の系譜は、
九州の伊都国を起点にしているのではないかと推測します。

だからこそ、天皇の系譜が""で例えられていたのではないか?と思うのです。


ちなみに、伊都国のあった糸島市は、
昔は、怡土郡(いとぐん)で、その隣には、志摩郡もありました。
現在の糸島は、怡土志摩が一緒になって、糸島になったそうです。

そう言えば、伊勢志摩と言うように、伊勢と志摩はセットですが、
伊勢志摩と怡土志摩(糸島)というのは、何となく似ていますね^^;


管理人は、伊勢志摩の"志摩"の語源は、ここ志摩郡にあるように思っています。

また、伊勢の語源となっている伊勢津彦の国も、周防~北九州周辺にあったと考えられます。

また、筑前国の風土記逸文の、「怡土の郡」には、
現在で言う三種の神器も出てくる場面もあります。
こちらも、伊勢神宮の祭祀との関係を思わせる記述です。


筑前の國の風土記に曰はく、怡土の郡。

昔者、穴戸の豐浦の宮に御宇(あめのしたしろ)しめしし
足仲彦(たらしなかつひこ)の天皇(仲哀天皇)、
球磨噌唹(くまそ)を討たむとして筑紫に幸しし時、
怡土の縣主等が祖(おや)、五十跡手(いとて)、天皇幸しぬと聞きて、

五百枝(いほえ)の賢木(さかき)を抜取(こぢと)りて船の舳艫(へとも)に立て、
上枝(ほつえ)に八尺瓊(やさかに)を挂(か)け、
中枝(なかつえ)に白銅鏡(ますみのかがみ)を挂け、
下枝(しづえ)に十握劔(とつかのつるぎ)を挂けて、

穴門の引嶋(下関市彦島)に參迎(まゐむか)へて獻(たてまつ)りき。

天皇、勅して、「阿誰(たれ)人ぞ」と問ひたまへば、
五十跡手奏(まを)ししく、「高麗の國の意呂山(おろやま・蔚山)に、
天より降り來し日桙(ひぼこ)の苗裔(すゑ)、五十跡手是なり」とまをしき。

天皇、ここに五十跡手を譽めて曰りたまひしく、
「恪(いそ)しきかも伊蘇志(いそし)と謂ふ。
五十跡手が本土(もとつくに)は恪勤(いそ)の國と謂ふべし」とのりたまひき。
今、怡土の郡と謂ふは訛れるなり。


以上のように、この北九州(伊都国)周辺に、
現在の伊勢志摩を形作る、要素が含まれているようです。


ただし、伊勢の祭祀については『古事記』には崇神天皇記と垂仁天皇記の分注に
「伊勢大神の宮を祀った」とあるので、応神天皇以前から、伊勢はあったようです

また、この伊都国地域で、西暦375年前後での糸の発端となる応神天皇が生まれ、
それが、現代天皇の系譜に繋がっていく事が分かります。


なお、先日、136.5年周期のサイクルの最後で、天皇の系譜の"糸が切れる"事を予測したのは、
前述のように、西暦375年のサイクル起点で、糸が始まりが意識されているからでもあります。


日本は、天皇を象徴とした国ですが、その天皇を失った場合、
日本の国体は、どう変わっていくのでしょうね。。。


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