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2013年2月24日
古事記や日本書紀などを読みこんでいくと、どうしても目につくのが・・・
"陰部(ホト)を衝かれて死ぬ不自然な女性"の存在です。
この"不自然な死"の謎を解くためには、「音」が重要であり、
そして、その「音」は、「七夕」とセットになって出てくる、、、と前回の記事で述べました。
それで、今回は、なぜ音と七夕は、セットで出てこなければならないのか?
・・・について深く探っていこうと思いますが・・・
この謎を解くためには、
「七夕のモデルとなった大元のルーツは何か?」を知る必要があります。
多くの方々は、七夕を"中国の古い故事"にちなんだ風習だと思っているでしょう。
ところがどっこい、そうではなく、七夕のルーツは、今から、約3800年前・・・
古代エジプトにまで遡らないといけません。
多くの方は、ご存知だと思いますが・・・
人類で初めて、天上の星の世界を、地上に反映させたのが古代エジプト人です。
【画像はオリオンとピラミッドの配置より引用】
例えば、上記のように、古代エジプトでは、ナイル川を"天の川"に見立て、
さらに、ギザの三大ピラミッドを"オリオン座の三ツ星"に見立てて建造されています。
これが歴史上で初めて地上に現れた「天上の星の縮図(地上絵)」です。
残念ながら、ここに挙げたエジプトの地上絵は、
オリオン座が見えるので、今でいえば冬の空です。
したがって、夏の星である「こと座べガ 織姫」 「わし座アルタイル 牽牛」に
該当するような建造物はエジプトでは発見されてはいません。
しかしながら、彼らは、このように星の知識を、熟知していた事は確かです。
したがって、七夕のルーツと成る星の存在も、知っていた可能性が高いのです。
・・・と言うか、彼らエジプト人は、七夕の事を確実に知っていました。
なぜならば、、、
聖書を紐解くと、彼らエジプト人、、、
もっと正確に言えば、エジプトに寄留していたイスラエル人(=後の日本人の祖)が、
七夕の原型を作っているのが、聖書の記述で分かるからです。
「いったい、聖書の何処に、七夕の事が書かれてあるんだ?」
「聖書には、七夕の事なんて書かれていないはずだ!」
まぁ、そう思われると思いますが・・・
これについては、実際、聖書を表面的に読んで見ても、絶対分かりません^^;
エジプトの古代語「ヒエログリフ」の読み方(音読み)などを知った上で、
聖書に書かれた記述や名前のルーツを、細かく紐解いていくと、、、
はじめて、七夕が聖書由来であることが分かる仕組みになっています。
それでは、以下に、その説明をしたいと思います。
聖書を知らない方は、ここから先の話は、分かり難いかもしれません。
ですので、最低限、『創世記』だけは最初に、読んでおいて下さい。
▼管理人も最近読みだしたのですが、七十人訳での創世記もお勧めです^^
それで、その聖書の創世記の記述には、エジプトに奴隷として
売られたはずのヨセフが、ついにはエジプトの宰相の地位にまで上り詰め、
大飢饉を通じて、イスラエルの兄弟達や親と再開するする話があります。
実は、この話の中に、七夕のルーツが隠されているのです。
なお、この発見は、平御幸氏によるものです。
氏は、ヒエログリフの読み方やエジプトの神話、人物の誕生年や干支の関係などから、
古代エジプトに、七夕のルーツがある事を指摘しています。詳しい内容は、氏の「第二部 エジプト編」等をご覧になって下さい。
(※なお、当サイトの以下の説明では、基本を平氏の説を踏襲しつつ、
当方の考察も+αで交えて説明します)
それで、全部を詳しく解説するのは困難なので、最初に結論から述べます。
ずばり、牽牛と織姫は、それぞれ、聖書中の下記の人物が大元のルーツになっています。
<聖書の人物と七夕の人物との関係>
- 牽牛=ヨセフ(※ヤコブ(イスラエル)の息子)
- 織姫=アセナテ(※ヨセフの妻)
実は、七夕の牽牛・織姫は、聖書のヨセフやアセナテに仮託されているのです。
なぜ、そのような事が言えるのか?
・・・それを次に説明していきたいと思います^^
まず、牽牛の方から説明していきましょう。
元々、エジプトの宰相として、エジプトを飢饉から救った英雄であるヨセフは、
後に、「アメン神(Amen)」として、神格化されます。
(※アメン神は、アモン(Ammon)、アムン(Amun)と表記されることもある)
▼アメン神
[聖獣は雄牛、及びガチョウの2枚羽と太陽円盤のついた冠を被る人物]
「隠された物」の意。
テーベの市神で、中央王国時代テーベが首都となり国家神となった。
新王国以降特に崇拝された。
後に、ラーと習合しアメン・ラーとなり、神々の王とされる。
ムゥト女神の夫でヘンスウ(コンス)神の父上記説明文は、「エジプトの神々」より引用
上記のように、アメン神は、テーベの神で、牡牛が象徴化されています。
このアメン神が、最初の牽牛の発祥なんです。
それで、ヨセフが牡牛で象徴化されている理由は色々ありますが、
その理由の一つとして、平説によりますと、ヨセフがの誕生年が、
紀元前1832年生まれで、干支で言えば己丑(つちのとうし)に該当するからだそうです。
なお、このアメン神が、ヨセフの時代から400年後の出エジプトの時代には、
"金の子牛"に転化していく訳です。
「何故、アメン神から金の牛に転化するのか?」と言えば、、、
ヨセフの生まれ年の己丑は、「己(つちのと)=土の弟」です。
土は、陰陽五行説で言えば、中央の黄色(金色)に該当します。
したがって、己丑は、"黄色(金色)の牛"に象徴される訳です。
まぁ、このように、陰陽五行を用いての「アメン神=金色の牛」という説明は、
こじつけで書いているんじゃないか?と思われる方にいるかもしれません^^;
ですが、ちゃんと聖書の記述の裏まで読めば、それが分かるようになってます。
エレミヤ書に、下記のように書いています。
エレミヤ書 / 46章 25節
万軍の主、イスラエルの神は言われた。
「見よ、わたしはテーベの神アモンを罰する。
またファラオとエジプト、その神々と王たち、ファラオと彼に頼る者を罰する。
前に、アメン神を「アメン神は、テーベの神でアモン(Ammon)とも呼ぶ」と書きました。
つまり、エレミヤ書で書いてある「テーベのアモン」とは「アメン神」の事です。
また、エレミヤ書では「テーベの神アモン」と「エジプトの神々」とが区分されてますが、
これは、"イスラエル人がエジプトで作った神"と"エジプトの固有の神"とが、
分けられているのだと思います。
しかも、エレミヤ書において、
真っ先に、イスラエル人に対し「テーベの神アモンを罰する」と書かれてあるのは、
テーベの神アモンが、イスラエル人と非常に親和性が高かった証拠です。
出エジプトの時、イスラエル人が(本来の神を離れ)真っ先に作った神は"金の子牛"でした。
それを考慮すると、金の子牛=テーベの神アモン(アメン神)=ヨセフという可能性が非常に高いのです。
なお、エレミヤ書で、「アモン神を罰する」と書かれてあるのは、
幾らヨセフという先祖がモデルでイスラエルの功労者と言えども、
それを神格化して偶像を拝む事はあってはならない、という事を述べている訳ですね。
このように、聖書のストーリーには、ヨセフ⇒牡牛を象徴としたアメン神=黄金の子牛、、、
という話の流れが根底にある訳ですが、牽牛のモデルはヨセフ、その人なのです。
▼牽牛の星アルタイル
ですが・・・ヨセフ=牽牛の象徴だとしても、
ヨセフ=七夕の象徴というのは、この話だけでは、見えてきません。
いったい、聖書の何処に、七夕の象徴があるのでしょうか?
実は、ヨセフ=七夕の象徴というのは、聖書にもきっちり出ています。
以下の記述をご覧ください。
エジプトの王パロの夢を、ヨセフが説き明かす場面です。
(創世記41章 17節~)
パロはヨセフに言った、「夢にわたしは川の岸に立っていた。
その川から肥え太った、美しい七頭の雌牛が上がってきて葦を食っていた。その後、弱く、非常に醜い、やせ細った他の七頭の雌牛がまた上がってきた。
わたしはエジプト全国で、このような醜いものをまだ見たことがない。ところがそのやせた醜い雌牛が、初めの七頭の肥えた雌牛を食いつくしたが、
腹にはいっても、腹にはいった事が知れず、やはり初めのように醜かった。
ここでわたしは目が覚めた。わたしはまた夢をみた。一本の茎に七つの実った良い穂が出てきた。
その後、やせ衰えて、東風に焼けた七つの穂が出てきたが、
そのやせた穂が、あの七つの良い穂をのみつくした。
わたしは魔術師に話したが、わたしにそのわけを示しうる者はなかった」。ヨセフはパロに言った、
「パロの夢は一つです。神がこれからしようとすることをパロに示されたのです。七頭の良い雌牛は七年です。七つの良い穂も七年で、夢は一つです。
あとに続いて、上がってきた七頭のやせた醜い雌牛は七年で、
東風に焼けた実の入らない七つの穂は七年のききんです。わたしがパロに申し上げたように、
神がこれからしようとすることをパロに示されたのです。エジプト全国に七年の大豊作があり、その後七年のききんが起り、
その豊作はみなエジプトの国で忘れられて、そのききんは国を滅ぼすでしょう。
【7年の大豊作の後に、7年の飢饉が起きる】
しっかり、こう書かれていますね。
この7-7こそが、まさしく七夕の7-7が象徴化されている出来事です。
つまり、我々が、行っている七夕の行事には、、、
このエジプトで起こった、7年の豊作と7年の飢饉を忘れないように!
・・・こういう事が、暗示されているのではないでしょうか。
<余談①:七夕の行事に見られる「牛洗い」について>
日本の特に関西地方では、七夕に河や池で牛を洗う「牛洗い」の風習が残っていますが、 これなどは、パロの夢に合致している風習であると言えなくもありません。
また、古来中国の七夕でも、牽牛は「河の祭り」と密接に結びついています。
中国最古の天文・星辰の記録「史記・天官書」や「準南子・説山訓」などには、
七夕の牽牛は祭祀の犠牲に関わるもので、河に牛を沈めて祀った事が伺えます。このように、牽牛は、元々犠牲のための牛であり、
かつ、そこで用いられる「牛」は「河の祭り」と親和性が高いことが分かります。参考:七夕と相撲の古代史
なお、ヨセフが七夕の象徴である証拠は、それだけではありません。
ヨセフという名前自体が、7で分ける事を意味します。
ヨセフという名前は、ヨというのは美名で、セフと言う部分が重要です。
セフは「sept」であり、英語でseptember(9月)とか、separate(分ける)の語源です。
ここでseptember(9月)を辞書で調べると、面白い事が書かれてあります。
<septemberの意味>
ラテン語「7番目の月」の意; 古代ローマでは 1 年は 3 月から始まったことから
実は、septemberは9月なのに、7番目の月を意味するのです。
この事からも、ヨセフのセフ(sept)は、7で分ける事を意味しています。
だからこそ、聖書のヨセフは、7-7で分ける、という七夕の象徴になっている訳です。
前述のように、牽牛=ヨセフですが、
そうなってくると、当然、織姫=ヨセフの妻のアセナテ・・・になります。
次に、ヨセフの妻のアセナテの聖書の記述を見てみましょう。
聖書の中で、ヨセフの妻「アセナテ」が初めて出てくる場面が下記です。
創世記 / 41章 45節
パロはヨセフの名をザフナテ・パネアと呼び、
オンの祭司ポテペラの娘アセナテを妻として彼に与えた。ヨセフはエジプトの国を巡った。
アセナテは、オンの祭司ポテペラの娘です。
聖書にも、やはり、オン=音が出てくるのです。
管理人が、前回の記事で、「音と七夕は、セットである!」と述べましたが、
まさに、聖書の中でも、【オン】が関わっている事がこれで分かります。
この"オン"については、前回述べたように、観世音菩薩・瀬織津姫などにも、
音(オン)が見られることから、祭司に非常に関わりの深い言葉だとも言えそうです。
以上のことから、アセナテは、オンの祭司の元にいた織姫な訳で、
七夕の織姫も、祭司とゆかりが深いと言う事に成ります。
ただ、聖書に出てくる"オン"とは、元々ヘリオポリス(太陽の街)を意しますので、
オンという街では、元々は、太陽神を祀っていた街だったと思われます。
【画像は「Heliopolis, Egypt」より引用】
しかし、このヘリオポリス、太陽神一色の街かと思いきや・・・
吉村作治教授のホームページにはこうも書かれています。
ヘムオンとは人の名前です。「へム」と「オン」に分かれます。
「オン」は「ヘリオポリス」。太陽信仰の中心である町の名前です。
ヘリオポリスという名前からしてギリシャっぽいですね。ピラミッドをギザに造った理由の中に、この3つの並び方が
オリオン星座に限らず、星を信仰する一派と太陽神を信仰する一派が
オリオン星座のまん中の星に似ているという話をしましたね。
今から4500~600年前にエジプトで拮抗していたわけです。国政をどちらが取るか競い合っていた。
もともとエジプト人がいて、そこへ外来の人が入ってきてエジプトを制覇した。
北から入ってきた人たちです。彼らにとって、自分たちが来た方向がはっきりとわかるものは北極星だったのです。
民族派、古代エジプトに住んでいた人たちは太陽信仰なのです。
この拮抗した状況がピラミッドに表れています。クフ王はお母さんがヘリオポリスの神官の娘でしたから
何とか太陽信仰を国内に示そうとしました。それをさせまいとする一派が星派のヘムオンをへリオポリスに送り込んだのです。
星派の影が落ちているヘムオンに、なぜピラミッドピラミッドの
設計、施工すべてをさせたかというとヘムオンの父親が
スネフェル王のピラミッドの設計、施工をした人物だったからです。ピラミッドを造るノウハウを持っていたということです。
そこでやむなくヘムオンに頼んだわけです。
このように、オンの街では星神派と太陽神派の二つで争っていたと考えられており、
オンの祭祀でピラミッドに関わった祭司は、星神派だった可能性が高いと思われます。
この鍵を握る人物が、ヘムオンという人物なのですが、
吉村作治教授は、ヘムオンは"星派"であると断言しています。
それで、このヘムオンですが、オンは先ほど言ったように"ヘリオポリス"を示します。
次に、ヘムが何を表すかというのが問題になりますが、平説によると、
ヘムは、日本語の"君"の語源で、召使い、神官、陛下という意味があるそうです。
「ヘムオン=ヘリオポリスの神官」ですので、まさに、聖書でのオンの祭司ポテペラと同じです。
こう言う事から、ヘムオン=ポテペラである可能性が出てくるわけですが、、、
仮にそう考えると、ポテペラは星派の祭司・神官であった可能性が非常に高いのです。
そういう所から考えると、星派の神官の娘であるアセナテは・・・
ヘリオポリスの星派の神官の娘=オンの星派の姫=織姫
、、、に象徴化されていったのではないかと考えられる訳です。
これが、まさに、七夕の織姫のルーツだったと言えるのではないでしょうか。
これで、ようやく、七夕の牽牛と織姫のルーツが解けましたね^^
▼『銀河月』(月岡芳年『月百姿』)
このように、記紀の「ホトを衝く女性」を調べていくと、そこに「七夕や音」が結びついている事が分かり、 さらに、その七夕を調べると、「古代エジプトのオンの祭司」にまで遡る事が出来てしまいます。
なお、当サイトで以前に書いた「君が代に隠された預言の謎」も、今回述べた"君"の語源が大きく関わっていると思われますが、この辺については、また折に触れて解説したいと思います。
また、今回、記事の分量の都合で、
「天の斑馬は、なぜ斑模様なのか?」という謎解きが、できませんでした。
それについては、また次回、改めて記そうと思います^^;
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※結局は、日本人がいつも神棚に祀る「お米・水・塩」の3つを確保することが、人間が生きる上で重要な訳です^^