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2011年8月23日
以前、「ゲルマン民族の大移動の理由と2012年の関連性」という記事を書きましたが・・・
その後、西暦375年だけでなく他の年代はどうなっているんだろう?と気になりました^^;
それで、各年代の平均気温と歴史サイクルを調べ、比較した図が下記になります。
※なお、平均気温は、北京の洞窟の石洵から類推した平均気温です
まぁ、見て貰うと分かるんですが、、、
やはり819年周期(409.5年)の節目では、気候が大きく変動しているような気がします。
- 西暦375年~:それまでの上昇傾向⇒一気に平均気温が下降
- 西暦784.5年~:一気に平均気温が下落し、底打ち⇒そこから徐々に平均気温が上昇
- 西暦1603.5年~:平均気温がその年を節目に、以降上昇傾向をたどる
- 西暦2012年~:地球寒冷化に向かう???
また、136.5年周期の単独の節目でも、下図の赤丸の部分のように
激変期を一時的に迎える傾向にもあるようです。(2番目のサイクルの終わりの部分)
今までの歴史サイクルの節目での気温下落と上昇を、
大まかに矢印で示すと、下図のような感じになります。
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こうなってくると、今度は、この気温変動には、必ず変動の要因があるはずで、
その理由を確かめたいな~という気分にもなってきます^^;
これについては、以前、「地球の気候変動の原因を探る」の記事でも解説しましたが、
気温変動は、大まかに分けて、下記4つの変動要因があると言われます。
(上記以外では、宇宙線の強度や他の天体運動などもあるかもしれません)
- ①温室効果ガス(※ただし、CO2は地球温暖化の主原因ではありません!!水蒸気が主な原因です!)
- ②地磁気の強度
- ③火山活動
- ④太陽活動
それで、一番怪しそうな④の太陽活動に的を絞って、
太陽の黒点活動の極大期と極小期を、図に落とし込んだのが下記の図です。
太陽の黒点活動の極大期・極小期の記述は、最近のものしかありませんが、
図を整理してみますと・・・
例えば、シュペーラー極小期と地球の平均気温が低下している部分が合致していたり、
マウンダー極小期において、地球気温が一時的に低下していることが見て取れます。
このように、太陽活動というのは地球の平均気温と密接に関係があり・・・
太陽活動が活発化すると、地球の平均気温は上がり、
太陽活動が静穏化すると、地球の平均気温は下がる傾向にあるようです。
※ただし、太陽活動だけで平均気温が全て決まると言うわけでは無いので、一つの要因にしか過ぎません
下記は、太陽活動(Solar Activity Proxies)と
地球の平均気温と、歴史サイクルを重ねたものです。
太陽活動(Solar Activity Proxies)のデータは、1500年頃以降からしかありませんが、
太陽活動の山と谷は、気温変化の山と谷と合致しているように見受けられますね。
このように太陽活動というのは、かなり地球気温にも関わってきているのです。
最後に、下記は、最近の太陽の黒点数の推移です。
これを見ると、おおよその周期として、2011年~2013年あたりが、
太陽活動が活発化のピークになる時期だと推測されます。
※実際NASAでもその辺りでの太陽フレアの被害を警告していたりします
つまり、今年から再来年くらいまでに、
地球の平均気温の主要因の一つである太陽活動は一旦、ピークを迎えますので、
そこで、地球温暖化は、頭打ちという可能性は大きいように思います。
つまり、そのピーク以降は、寒冷化の傾向が、より顕著になるかもしれません。
また、それ以外で注意したい事として、昨今は、非常に火山活動が活発で
地球の各地で、火山の噴火活動も生じています。
▼2011年01月27日 霧島・新燃岳が52年ぶりとなる爆発的噴火
▼2011年02月22日 フィリピン北部のブルサン(Bulusan)火山で大規模な噴火
▼2011年05月22日 アイスランドのグリムスボトン火山が噴火
▼2011年06月05日 チリ南部のプジェウエ(Puyehue)火山が、半世紀ぶりに噴火
▼2011年7月15日 インドネシアではスラウェシ島のロコン山で大規模噴火
火山活動による気候変動は、特に噴出物の量が重要になってきますが、
その量によっては、火山灰による急激な寒冷化にも気をつけるべきかもしれません。
ちなみに、地球寒冷化の最も影響を受ける地域は、大陸の内陸部です。
モンゴルやカザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、などの草原地域などは、
干ばつの影響を受け易くなり、中国やヨーロッパ方面に、
人口流入が拍車がかかり、社会問題化する可能性が高いと予測します。
また、日本にも、その余波で、大陸からの人口流入がある可能性は否定できません。
まぁ、これも単なる妄想予測にしか過ぎませんが、もしかすると、
今後、国籍や言語など関係無く、国境に囚われない、
民族大移動時代に突入するのかもしれませんね。
そういう意味で、国や民族の概念が、今後、希薄化していく可能性も、
もしかするとあるのかもしれません。
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