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2013年5月 6日
日頃から、管理人は書きたい事とか、自分が気になっている事しかブログに書きませんが、
現在の管理人は、伊勢神宮の式年遷宮や、七夕がとても気になっています^^;
当サイトでは、先日から銅鐸についても色々と考察をしておりますが・・・
実は、これらも、伊勢神宮の式年遷宮に関わる重要な意味を持ちます。
今回は、その辺の関係を、少し整理していきたいと思います。
上記の記事で、エの字の呪具「桛(かせ)」を持つ織女の絵がある銅鐸の話をしました。
そして、この女性自体が、周囲の魚の絵からも判断して、
「天の川のほとりで桛を持って機を織る織女(織姫)である」ことを示しました。
▼三重県・八代神社「金銅製桛」(かせは、木へんに上下)、平安時代、重要文化財
ところが、このエの字の呪具の銅鐸に関して、実は、少々問題があるのです。
それは、何かと言うと・・・
このエの字呪具の桛を持つ女性の絵の銅鐸は、特定の地域の銅鐸でしか見られない!
・・・からなんです。
エの字呪具を持つ織女の銅鐸について説明する前に、
銅鐸の全国的な出土状況について述べますと・・・
銅鐸の出土数は、(小銅鐸を併せて)全国で約550個ほど見つかっています。
主な銅鐸出土地は、以下の通りです。
【上表は「新・騎馬民族征服王朝説」より引用】
- 1位:出雲 45点
- 2位:阿波 44点
- 3位:近江 39点
- 3位:紀伊 39点
- 5位:摂津 33点
- 6位:三河 31点
- 7位:遠江 26点
- 8位:大和 22点
- 9位:讃岐 19点
- 10位:淡路 17点
- 10位:河内 17点
それで、ちょっと意外ですが、出雲や近江といった銅鐸の一斉出土地や東海を除くと、
阿波や淡路などを中心とした瀬戸内・大阪湾沿岸地域が非常に多いのが分かります。
したがって、どうやらこの瀬戸内・大阪湾沿岸地域に、
大きな銅鐸圏がある(一大勢力がある)と見なして良いと思います。
次に、特に絵が描いてある、絵画銅鐸を調べていくと、
こちらは案外少なくて、銅鐸全出土数のわずか1割程度(60点ほど)にしか過ぎません。
佐原真氏の著書「銅鐸の絵を読み解く」によりますと、、、
絵画銅鐸の中で、最も古い部類が、福井県の井向2号銅鐸で紀元前150年頃。(上段)
その約150年後に作られたのが桜ヶ丘銅鐸や伝讃岐出土銅鐸で紀元1年頃。(中段・下段)
・・・だとされています。
上記のように、絵画のモチーフ自体は、約150年経ってもほとんど変わっていません。
トンボ・ヤモリ・カマキリ・シカ・ツル(サギ?)・臼を衝く人物などが、絵の対象になっています。
ただし、福井県の井向2号銅鐸には無くて、桜ヶ丘銅鐸や伝讃岐出土銅鐸には見られる、
例外とも言える絵が、たった一つだけ存在します。
それが、例の「エの字呪具(桛(カセ))を持ったの織姫」の絵なんです。
絵画の描かれた銅鐸は、全銅鐸の約10%程度で、とても希少なものですが、
その絵画銅鐸の中でも、カセを持つ織姫が描かれた銅鐸となると、、、
実は、わずか5点しか発見されていないのです。
そのうちの1点は、下記のようなエの字呪具だけが
単独で描かれた銅鐸(東博36667号)で、こちらは残念ながら出土地不明です。
【画像は「銅鐸の絵を読み解く」より引用】
そして、残りの4点の銅鐸が下記です。
▼桛(カセ))が描かれた銅鐸4点
【画像は「銅鐸に描かれた絹関連の道具」より引用】
現在分かっている、この?(カセ)を持つ女性の銅鐸(計4点)の出土状況は下記の通り。
- A.大橋八郎銅鐸・・・・・・・・・(伝讃岐出土:紀元前2~紀元前1世紀)
- B.谷銅鐸・・・・・・・・・・・・・・・(谷文晁所蔵と伝える銅鐸(拓本と模写だけ))
※谷銅鐸は、大阪の骨董コレクターの木村蒹葭堂の由来ではないか?と推測される- C.桜ヶ丘銅鐸4号銅鐸・・・・(神戸市灘区:紀元前1~1世紀)
- D.桜ヶ丘銅鐸5号銅鐸・・・・(神戸市灘区:紀元前1~1世紀)
これらの銅鐸は、紀元前2世紀~紀元1世紀辺りに制作されていますので、
七夕の思想が、その時代までに日本に伝わっていたと考えられます。
それで、これらの銅鐸4点ですが、銅鐸研究の第一人者である春成秀爾氏の指摘によると、
その絵画のモチーフや絵の描き方等から判断して、
同一製作者によって、連作で作られたものであるらしいのです。
と言う事で、下記の4つの銅鐸は、全て一人の職人が作り上げた可能性が高いです。
そう考えると、この桛(カセ)を持つ織女の銅鐸は、
香川県と神戸市灘区から出土していますので、、、
先ほど銅鐸の出土の分布を調べましたが、
香川県と神戸市灘区の間に有るのは、阿波や淡路といった地域で、
特に、阿波は全国2番目の銅鐸出土数になっています。
- 1位:出雲 45点
- 2位:阿波 44点
- 3位:近江 39点
- 3位:紀伊 39点
- 5位:摂津 33点
- 6位:三河 31点
- 7位:遠江 26点
- 8位:大和 22点
- 9位:讃岐 19点
- 10位:淡路 17点
- 10位:河内 17点
そう考えると、どうも、この阿波周辺に
銅鐸と桛を持つ織女を結びつけた一大勢力が存在しているような気がしませんか?
阿波で織物を祀る存在と言えば、
まぁ、これは今後、詳しく考察しますので、まだ詳しくは述べませんが・・・
取りあえず、伊勢神宮の禰宜家である度会氏は、
天日鷲命を祖とする阿波忌部氏の子孫であるとだけ言っておきます。
そして最後に、阿波の地には、とても気になるモノがあります。
それは、下記の阿波市阿波町にある"伊勢神社"です。
▼伊勢神社(徳島県阿波市阿波町伊勢80)
▼伊勢神社
▼伊勢神社の古い鳥居
【上記の写真2点は、「POPPO NEWS ありゃっ! お伊勢さん?!」より引用】
なぜ、この徳島県という地に"伊勢"と名の付く神社があるのでしょうか?
阿波の伊勢神社の起源は不詳ではありますが、阿波町伊勢に鎮座し、
地名にまで伊勢が見えるため、単なる後世の付会とも思えません。
それは、もしかすると、、、
この阿波の地に、伊勢神宮の初期の原型があったから・・・なのではないでしょうか。
そう考えると・・・
伊勢神宮の式年遷宮の神宝の筆頭候補に、この桛(カセ)が明記されているのも、
隣県香川県から出土した銅鐸に、桛(カセ)をもつ織女が居るのも、
単なる偶然とは思えないのです。
つまり、全ては、この阿波の地にあった
"原始の伊勢神宮の祭祀の影響"だと考えられないでしょうか?
記事が長くなりますので、一度、この辺で区切りますが、、、
この阿波の地には、伊勢神宮の起源を考える上で、
まだまだ大きな秘密が隠されていますので、引き続き検討していこうと思います^^;
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