伊勢物語に隠された「七五三」と第125段で終わる意味:番外編:不況対策!個人でも有効な方法



>>当サイトの管理人は、こんなモノを買ってます(管理人のamazon購入履歴)


2015年6月 3日


伊勢物語に隠された「七五三」と第125段で終わる意味:番外編

※あくまで、当記事は管理人の妄想ですので悪しからず


先日以来、当サイトでは、伊勢物語に含まれた古今伝授の謎を調べるべく、、、
伊勢物語に隠された「七五三」と第125段で終わる意味』について考察してきました。






その結果、見えてきたのは、"陰陽(男女)の結びつき(ククリ)"であり、
それが、伊勢物語が125段で終わる意味の一つにもなっている、、、と示しました。
(ただし、125段で終わる意味は、それ以外にも、さらに理由は有ると思いますが)

そして、この物語の中央の折り返し地点において、、、
ククリを示す、九十九髪(=白)が配置されていることも見逃せない部分ですね。




そこで、今回は、伊勢物語の九十九(つくも)髪に関して、、、
ちょっとスピンオフとして、面白い部分を、述べたいと思います^^


応援クリックして頂けますと、、、多分、更新スピードが一寸あがりますm(__)m
人気ブログランキング


伊勢物語の男の行動ルートの、、、折り返し地点は何処?

伊勢物語は、第125段の男の死を持って、終わりますが・・・
その最終段までに、日本の色々な地域を男は巡りまわっています。

男の辿ったルートに関しては、「伊勢物語の暗示と男が辿った謎の行動ルート」に詳しいのですが、
そちらの概要を図示しておくと、下記のような感じです。

▼伊勢物語(初段から第六段まで)の男のルート

▼伊勢物語(第七段から第九段まで)の男のルート

▼伊勢物語(第七段から第十五段まで)の男のルート


最終的に、男は何処まで東下りをしたかと言うと、、、
一番奥地としては、第14段の陸奥国栗原まで行っているのですね。

そして、注目したい事には、、、
第14段になって初めて、男が「都へ帰る!」という意思を示している所です。


<伊勢物語 第十四段>
むかし、男、みちの国にすずろに行きいたりにけり。

そこなる女、京の人はめづらかにや覚えけむ、せちに思へる心なむありける。
さて、かの女、

なかなかに 恋に死なずは 桑子にぞ なるべかりける 玉の緒ばかり

歌さへぞひなびたりける。さすがにあはれとや思ひけむ、行きて寝にけり。
夜ふかく出でにければ、女、

夜も明けば きつにはめなで くたかけの まだきに鳴きて せなをやりつる
といへるに、男、京へなむまかるとて、

栗原の あねはの松の 人ならば 都のつとに いざといはましを
といへりければ、よろこぼひて、「思ひけらし」とぞいひをりける。



【現代語訳】参考サイト
昔、ある一人の男が奥羽の地方へあてもなく出かけて行って、行き着いた場所があった。
そこに住む女が、都の人を珍しく思ったのであろう、大層この男を慕う気持ちがあった。
そこで、その女は、

中途半端に恋い焦がれて死んだりしないで、
いっそのこと、雌雄の仲が良いとされる蚕になればよかった。
たとえ短い命であっても。

と歌を詠んだ。

女の人柄は言うまでもなく、歌までも田舎じみたものだった。
でも、男はそうは言ってもやはり、その純情さに心惹かれるなぁと思ったのだろう。
女の所へ行って共寝をしたのだった。

男が夜明けにはまだ程遠い頃に、出て帰って行ってしまったので、女は、

夜も明けたなら、水槽の中へ放り込んでやらずにおくものか。
あの「くたかけ(鶏)」が、夜もまだ明けないうちに早々と鳴きやがって、
愛しい人を送り出してしまったではないか。

と詠んだので、男は、この地を去って都へ帰ると言って、

あの有名な栗原の姉葉の松が、もし人であったならば、
帰京のみやげに、さあ一緒にといって連れて行くのだがなあ。

と詠んだところ、女はたいそう嬉しがって、
「あの人は私のことを愛しいと思っていたらしい」と言っていた。


このように、男の行動ルートや物語の内容や、男の言動を考えれば、、、

伊勢物語の男のルートの一つの折り返し地点としては、
下記の第14段の陸奥国栗原と言って良いのではないかと思います。

▼伊勢物語(第七段から第十五段まで)の男のルート


栗原の「姉葉の松」が示すもの・・・

では、、、男が都へ帰るというきっかけになっている
伊勢物語の第14段の陸奥国栗原にあって、、、そのシンボルとなるのは何か?

そう考えると、無視できないのが、「栗原のあねはの松(姉葉の松)」だと思います。


栗原の あねはの松の 人ならば 都のつとに いざといはましを

栗原のあれはの松のように有名で、逢うことの待たれるような、
そんな松が人であるならば、都への土産に、「さあ、一緒に行こう」と誘うのだが...。


在原業平は、中央の貴族で、一方、女性は陸奥国の田舎の女です。
身分違いで、都に連れていこうに連れて行かれない心情が出ている和歌です。


まぁ、結果的に、ここでも、男女の別れが表されている訳ですが、
その象徴が姉葉の松なのです。


▼姉葉の松(宮城県栗原市金成姉歯)

【画像は奥の細道 芭蕉が寄りたかった 笠島、緒絶の橋、姉歯の松より】


ちなみに、この姉葉の松はかなり有名で、伊勢物語以外にも、
「義経記」や「奥のほそ道」などにも出て来る有名な歌枕です。


それで、、、ちょっと面白かったことなのですが、、、
この姉葉の松は、宮城県栗原市の金成(かんなり)町にあるのですが・・・

実は、この姉葉の松のすぐ近くには、津久毛(つくも)なる地域があったります^^;


この津久毛(つくも)の地名の由来は、
どうやら、地名の由来となったがあっため、、、こう言う名前なのだそうです。

では、この藻とは何かと言えば、、、それは、「江浦藻(つくも)」です。
江浦草とも言います)

古来、どうも、この金成地域は、江浦藻(つくも)なる葦が一面に茂る湿地帯だったらしいのです。


▼津久毛(つくも)の地名発生源「江浦藻」草 生息地(宮城県栗原市金成津久毛)

栗原市観光・交流活性化グループより引用】


そういう意味で、、、
わざわざ、伊勢物語で第14段の姉葉の松で折り返しているのは、、、

何かしら、九十九とも、関係があるのかも知れません。

▼伊勢物語(第七段から第十五段まで)の男のルート


男の行動ルートと伊勢物語の段数の関係

ちなみに、、、その後の男の行動ルートとしては、、、
その次の第十五段の福島県信夫地方まで行った処で、プッツリと途絶えてしいます。

しかし、、、

その後、ちょうどピッタリ百段飛ばして百十五段目で、再び現れ、、、
しかも、今度は、いきなり老齢になった男として現れてくるのです。


<伊勢物語 第十五段>
※この時点ではまだ男は若い
むかし、みちの国にて、なでふことなき人の妻(め)に通ひけるに、
あやしうさやうにてあるべき女ともあらずに見えければ、

しのぶ山 忍びて通ふ 道もがな 人の心の おくも見るべく

女、かぎりなくめでたしと思へど、
さるさがなきえびす心を見てはいかがはせむは。

<伊勢物語 第百十五段>
※この時点では男は老齢(125段まで繋ぎ読みする必要あり)
昔、陸奥(みち)の国にて男(をとこ)女すみけり。
男「みやこへいなむ」といふ。

この女いとかなしうて、馬のはなむけをだにせむとて、
おきのゐて都島といふ所にて、酒のませてよめる、
 おきのゐて 身をやくよりも かなしきは
 みやこしまべの 別れなりけり


九十九(つくも)は、次百(つぐもも)とも言いますが、、、
男が、再び東北の地(宮城県塩竈市付近)に現れるのが、百段飛ばしてから、、、というのも面白い所です。

この構成が偶然的なものなのか、、、作者の意図するところなのか、、、
それは、作者の在原業平のみぞ知る、、、ですね^^;


江浦藻(つくも)に見える、浦島太郎の影・・・

ところで、この伊勢物語の九十九(つくも)=江浦藻(江浦草)なのですが、、、

もしかしたら、第九段のかきつばたの和歌において、
沓で示されているは、この江浦藻なのかもしれませんね。




また、この江浦藻(江浦草)について言うと、、、
白髪がこの江浦藻(江浦草)に似ていることから、
白髪のことを、江浦草髪・九十九髪とも言ったりします。

▼フトイ=江浦藻(江浦草)

ここで、考えて頂きたいのは、、、
伊勢物語が書かれた時以前に、白髪になった人物が詠まれた書籍はないか?と言う事です。

つまり、なぜ、在原業平は白髪のことを、九十九髪と呼んだのか?と言う事を考えると、、、
それは管理人が思うに、下記の物語がベースになっているような気がしてならないのです。。。


そう。。。
それこそが、日本の誇る一大童話。浦島太郎ですね^^

浦島太郎の絵巻物には、鶴髪(=白髪)になった姿が書かれています。


▼浦島太郎 絵巻物 日本民藝館蔵


浦島太郎の正式な名前は、江浦嶋子です。
一方、九十九髪のことを、江浦草髪とも書きますよね。

こう言う所から類推するに、、、

管理人は、九十九髪=江浦草髪=白髪=鶴髪であり、、、
背景に浦島太郎の思想が影響しているようにも思うのです。。。

ただ、浦島太郎も最後は鶴になって、乙姫の元へ飛んでいくわけですが・・・
それも、記紀のヤマトタケルのストーリーの影響があるかもしれません。

奇しくもヤマトタケルも、最後、白鳥となって飛び去ったと言われています。
そんなヤマトタケルが、最後死ぬ前に、こんな和歌を残してます。


尾張(おわり)に ただに向へる 尾津の崎なる 一つ松 あせを
一つ松 人にありせば 太刀はけましを きぬ着せましを 一つ松 あせを

ミヤズヒメのいる尾張の国に向いてる尾津岬の一本松よ。なあ、一本松よ。
お前が人間だったら、この刀をつけてやれるのに。
この着物を着せてやれるのに、なあ、一本松よ。

栗原の あねはの松の 人ならば 都のつとに いざといはましを

あの有名な栗原の姉葉の松が、もし人であったならば、
帰京のみやげに、さあ一緒にといって連れて行くのだがなあ。


姉葉の松でも、尾津岬の一本松でも、、、
古くから"松を人に例える心"だけは変わらないようですね。


↓この記事が「良かった!」と思った方はクリックお願いします♪


管理人の勝手なコラム



5年保存冬眠米・無洗米の備蓄王

約5年間の長期保存が可能です。無洗米でもあるので、
災害時や飢饉時などの備蓄米として最適です。


国民1人・1年当たりの米の消費量は約60kgです。
1年分くらいは備蓄しておいてください。


長期保存可能 備蓄米 備蓄王 20kg(5kg×4) 無洗米 国産米使用 複数原料米 震災 災害 備蓄 用に!

KATADYN(カタダイン) 携帯浄水器
Pocket Micro Filter ポケットマイクロフィルター
KATADYN(カタダイン) 携帯浄水器 Pocket Micro Filter ポケットマイクロフィルター 海外正規品・並行輸入

主食のお米を確保した後は、水の確保が重要です。

カタダイン・ポケットフィルターはフィルター寿命50000リットルと、他の浄水器と比べ、段違いの性能を誇ります。


人が一日に必要な飲料水は、2.3リットルなので、大家族でも、 カタダインさえあれば、多くの水需要をカバーできます。


ちなみに、アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁が推奨する緊急時の水の備蓄量は3日分で、 基本的に1人につき1日1ガロン(約3.8リットル)と定められています。 つまり、3日分なので1人につき約12リットルです


移動時や携帯用には「Vestergaard(ベスターガード) 」もオススメ。また、水の携行ボトルなら、「Platypus(プラティパス) 」もおすすめ。


KATADYN(カタダイン) 携帯浄水器 Pocket Micro Filter ポケットマイクロフィルター 海外正規品・並行輸入

昔塩
1人10kg(700g×14袋)程度
昔塩 5号(せんごう塩+にがり添加) 700g×14袋 0316233

お米と水の次は、”塩”です。砂糖が無くても生きていけますが、塩は生命維持に関わります!


塩分が摂取できなくなると、人はめまいやふらつきを覚え、脱力感、筋肉異常、けいれん、精神障害など様々な朔影響を及ぼします。


日本の食用塩の需要は一人年間で約10kgです。
それくらいの備蓄は必須です。

なお、昔塩は、香川県坂出市で作られているこういう特殊形状の塩です。
昔ながらの平釜で煮詰めた手作りの塩で、管理人も神棚用に毎日使っています^^; 
長期保管しても固まりにくいのも特徴です。

昔塩 5号(せんごう塩+にがり添加) 700g×14袋

※結局は、日本人がいつも神棚に祀る「お米・水・塩」の3つを確保することが、人間が生きる上で重要な訳です^^




記事に関する免責事項

当サイトの記事は、管理人の研究・調査等に基づいて作成してはおりますが、管理人の推測・予測に基づいた内容や考察中の部分も多分に含んでおり、記事内容が間違っている場合も多々あります。従いまして、記事の正確性については一切保証致しません。

当サイトの内容をどう解釈されるかは、全て読者様自身にお任せ致しますが、記事内容を、過度に信頼しすぎないようにお願い致します。万が一読者様が不利益を被ったとしても、当方は一切責任を負う事はできませんので、ご容赦願います。

管理人について

管理人:天一(旧名:えふ。)
管理人は、不況時代突入を先読みし、一早く会社を退社し脱サラ。

その後、他に先駆けネットビジネスに参入。現在は、ネットのベンチャー会社を立ち上げ、日々ビジネスに邁進しております。

管理人への連絡はこちら

このカテゴリの記事一覧
絶対読むべき本
▼聖書は読むべきです▼


▼聖書教理を正しく知る本▼


あなたを小食に導く本
▼食生活を劇的に変えた本▼


▼長寿の幸せが感じられます▼


▼科学的に食を分析してます▼


▼砂糖を摂るのをやめよう▼


▼断食をやってみよう▼


▼驚きの咀嚼の効果を知ろう▼


三大欲を自制しよう
▼接して漏らさずで有名▼


▼自慰行為を聖書学的に知る


▼ホルモンの力をしろう▼


▼性欲を抑える第六の秘儀▼


▼睡眠時間を減らそう▼


預言関係の本
▼聖書預言の本▼


▼聖徳太子の未来記▼


▼月蔵経の預言▼


神仏儒の古典を読もう!
▼十七条憲法(大成経版)▼


▼日本の歴史『古事記』▼


▼日本の歴史『日本書紀』▼



▼仏教の基本『法華経』▼


▼初学入徳の門『大学・中庸』▼


▼孔子の教え『論語』▼


▼五経の筆頭『易経』▼


管理人のオススメ!
▼聖書は読むべきです▼


記事の著作権について

当サイトの記事の著作権は、全て当方にあります。記事の引用・転載は、当サイトの引用元が分かるようにリンクをして頂ければ、基本的に許可します。ただし、「NAVERまとめ」等のキュレーションサイトへの引用・転載は不可とします。(勝手に記事をパクられて困っています)

最後に、引用・転載するにあたっても、引用元へのリスペクトを欠いた行為が見受けられる場合は、引用・転載の許可を取り消す場合がありますので、宜しくお願いします。

姉妹サイト(放射能汚染から身を守る!食の安全データベース)でも活動中です^^

サイトマップ