「竺紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」は阿波にあった!(解答編):不況対策!個人でも有効な方法



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2013年5月31日


「竺紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」は阿波にあった!(解答編)

今回は「「竺紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」は阿波にあった!」の解答編です。
皆さん、「橘の小戸の阿波岐原」は見つかりましたでしょうか?


▼一般に言われている宮崎は、本当の「橘の小戸の阿波岐原」ではない・・・


今回は、今まで謎だった「橘の小戸の阿波岐原」の場所を特定します!
なおかつ、具体的にイザナギの禊祓における逃避ルートまでも提示しようと思います。


なお、いきなり、解答編だけ見ても、意味が分からなくなると思うので、
前回の記事」を見てない方は、先にそちらを見ておいて下さい。

では、解答編にまいりたいと思います。


「竺紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」を捜せ!

まず、「橘の小戸の阿波岐原」とは、前回示したヒント(下記参照)から考えて、
阿波国の東海岸の海部郡の牟岐町周辺にあると考えます。


  • イザナギの時代の「竺紫」は九州ではありません
  • 「日向」は日が射す東の方面を意味します
  • 「橘の小戸の阿波岐原」には阿波がしっかり入ってます
  • 伊島にはイザナギ命が禊祓をした時の奥津三神が祀られています
  • 牟岐町周辺では、古来、牛を使った動物祭祀(禊)が行われていた可能性が高い

「橘の小戸の阿波岐原」には、"阿波国の岐の原"という意味が隠されています。
牟岐町にも、「」が含まれていますが、その周辺を指しているのです。


そう考えて、この辺りを調査すると、やたら「岐」のつく地名が目につきます。
牟岐・由岐・木岐など・・・まさしく、阿波国の"岐"と呼べる地域です。

▼阿波の岐の地域

▼牟岐・由岐・木岐(クリックで拡大できます)


阿波国の岐までは分かりました。
でも、あくまで「阿波国の岐」の「」ですので、平野部を指しています。

また、「橘の小戸の阿波岐原」ですから、
橘の付く地名で、狭い場所(小戸)でなければいけません。


そのように考えて、出てくるのは、、、
下記の阿南市橘町およびそこに面する橘湾です。


近くには、イザナギの禊で生まれた奥津三神を祀る「伊島」もあります。
(この奥津三神は日本で唯一、伊島でしか見られません)

ですので、ズバリ、ここが「橘の小戸の阿波岐原」だと言って良いでしょう!


・・・

・・・

・・・え?これだけじゃ納得出来ませんか?


では、そういう方に、古事記のストーリーを順に追って解説したいと思います^^;


イザナギの逃走経路と禊の過程

記紀では、イザナギの禊祓と称していますが、、、
実際は、豫の国(夜の国)からの追手から逃れるための、逃走と考えて良いです。
(なぜ逃走するのかは、「イザナミの死と「伊の国」と「豫の国」の内乱」をご覧下さい)


それを如実に示しているのが、古事記の記述です。
記紀の記述に併せて、イザナギの逃走経路を探ってみましょう。

また、このイザナギの逃走の様子を知る上で、
紀貫之の「土佐日記」を併せてお読み頂く事を、強くオススメします。



では、解説します。
古事記のイザナギが黄泉の国から還って来た場面からです。


ここでイザナギは「私は、いやな見る目も厭わしい穢れた国に行ったものだ。
だから、私はわが身の禊(みそぎ)をしよう」とおっしゃられて、
竺紫の日向の橘の小門の阿波岐原に到り着くと、禊ぎ祓いをされた。

まずは、ここで、イザナギが、東から太陽が降り注ぐ日向の地である、
「橘の小門の阿波岐原」に到着しました。
※前回述べた通り、竺紫と筑紫は別物です。この時代の竺紫は九州には無かったと考えられます



その時、投げ捨てた御杖から成った神の名は衝立船戸神(つきたつふなとのかみ)

この部分の「衝立船戸神」は、船に乗っての出港を示しています。
豫の国(夜の国)の追手に追われているのですから、逃げるのは当然です。


▼古代の船は恐らく、こんな船です(北野天神縁起絵巻の船)


ですが、この際に、船で逃げるとしても船の海運を握っているのは、
和奈佐の地に拠点を構えている海部氏でした。
(と言うか、古代の伊の国の王族に近い支族が、海部氏だったと考えられます)


ですので、海部氏の拠点である和奈佐から、イザナギは出航する事になったのです。
(これが、イザナギ=和奈佐翁でもある理由です)


次に、投げ捨てた御帯から成った神の名は道之長乳歯神(みちのながちはのかみ)

これから船での道のりはとても長いです。(道之長)
さらに、海部氏の拠点である、和奈佐には、歯のような形の乳ノ崎があります。(乳歯)

この海陽町鞆浦辺り(和奈佐と呼ばれる地域)からイザナギは出港したと考えられます。
(だから、奈具の社では和奈佐翁なのですね)


次に、投げ捨てた御袋から成った神の名は、時量師神(ときはかしのかみ)

紀貫之の「土佐日記」を見れば分かると思うんですが、船の出港は天候次第です。

時を推し量って、出港する必要があります。(時量)
出港するかどうかの判断は、船頭さん(師)次第なのです。


次に、投げ捨てた御衣から成った神の名は、和豆良比能宇斯能神(わづらひのうしのかみ)

この部分は、海部氏の行っていた祭祀を理解する必要があります。

すなわち、前回述べた牛を使った動物犠牲を意味しています。
(煩いの牛の神)とも書けば良いのでしょうか。
煩い事(悩み事)があったので、牛を奉納し、神に祈った訳です。


前回言った通り、船の航行ルートの途中にある牟岐町は、
牛鬼伝説の発祥地と言われる地域であり、
古来より、牛犠牲の祭祀が盛んだった地域だったと思われます。

▼牛鬼


なぜ、牛が奉納されるのか?というと、海洋民族は、星を崇拝しているからです。
海上では星で位置を確認するため、彼らは星を崇拝し、星の象徴の七夕を重視したのです。

七夕と言えば、牽牛織姫です。その祭祀では、牽牛の牛が犠牲になります。
(古代エジプトのアメン神信仰聖牛アピスの祭祀が受け継がれているのです)


ちなみに、伊勢神宮の神殿の千木も"牛の角"を表しています。
(東南アジアで、千木に当たる部分に、牛頭を取りつけている事例があります)
また、屋根に置かれた横木を鰹木といいますが、鰹と言えば四国南部ですよね。


少し話が、横道にそれてしまいましたが、、、

恐らく、豫の国(夜見の国)の追手から逃げてきたイザナギは
牟岐町あたりで、一旦停泊し、追手につかまらないように、
旅の無事を祈って、神に牛の捧げものをしたのでしょう。


一方、なぜか全く時代の違う、紀貫之の「土佐日記」でも、
これに対応するかのような行動が見られます。

「土佐日記 22日目」を見ますと、
この辺りで、貫之は、「海賊が追ってくる」としきりに心配しています。
さらに、海賊の追手につかまらないように、神や仏に無事を祈っています。

※紀貫之の土佐日記は、イザナギの逃走を暗示しているように見えなくもありません



次に、投げ捨てた御袴から成った神の名は、道俣神(ちまたのかみ)
次に、投げ捨てた御冠から成った神の名は、飽咋之宇斯能神(あきぐひのうしのかみ)

恐らく、この牟岐町周辺で、風雨などによって、長く足止めされたんでしょう。
早くつけますように、無事目的地につけるようにと、道祖神(道俣神)に祈りを捧げた訳です。
(ある意味"産みの苦しみ"が、ここで表現されています)

また、動物祭祀で、あまった部位を食べていたのでしょうか。
「牛は食い飽きた」、、、と述べられています。(飽咋之宇斯)


一方、「土佐日記 26日目」では、
ここで"ちふりの神"(道祖神)に幣(ぬさ)を捧げています。



次に、投げ捨てた左の御手の装身具から成った神の名は、奥疎神(おきざかるのかみ)
次に奥津那藝佐毘古神(おきつなぎさびこのかみ)
次に奥津甲斐辨羅神(おきつかひべらのかみ)

次に、投げ捨てた右の御手の装身具から成った神の名は、邊疎神(へざかるのかみ)
次に邊津那藝佐毘古神(へつなぎさびこのかみ)
次に邊津甲斐辨羅神(へつかひべらのかみ)

右のくだりの船戸神以下、邊津甲斐辨羅神までの十二神は、
身に着けた物を脱ぐことによって生まれた神である。


ここでようやく、船を出すことができました。
陸地を離れて遠ざかり(奥疎神)、渚の奥(那藝佐)に行き、
船を櫂を漕いで船を進めます。(甲斐辨羅)

(沖にある)奥津三神が祀られている伊島辺りまで来たことを示してます。


元々の「橘の小戸の阿波岐原」はこの辺りですが、追手の可能性のある、
ここまでを、禊として、イザナギは考えていたのではないでしょうか。

そして、伊島からは、一気に、淡路島近くまで飛びます。

一方、「土佐日記 26日目後半」では、道祖神に祈ったおかげか、
追い風が吹いてきたようで、30日目には、鳴門海峡付近まで一気に進んで居ます。



ここで(イザナギ)は「上の瀬は流れが速い。下の瀬は流れが弱い」とおっしゃられて、
初めて中の瀬に潜り降りてすすいだ時、成った神の名は、
八十禍津日神(やそまがつひのかみ)。次に大禍津日神(おほまがつひのかみ)。

この二神は、その穢らわしい国にたどり着いた時の穢れによって成った神である。

次に、その禍を直そうとして、成った神の名は、神直毘神(かむなほびのかみ)。
次に大直毘神(おほなほびのかみ)。次に伊豆能賣神(いづのめのかみ)。


流れが速い、弱いと言うのは、恐らく鳴門海峡(あるいは紀淡海峡)を示しています。

「その穢らわしい国」というのは、夜見之国の事ですから、
一旦、鳴門辺りに立ち寄った可能性があります。
(土佐日記でも、この鳴門の土佐泊という地で、一旦停泊してます)


なお、最後の伊豆能賣神(いづのめのかみ)は、ココだけに出てくる謎の神です。
伊豆(いづ)=伊都(いづ)で、伊都能賣神とも解釈される事があります。

なぜか、『延喜式神名帳』には、出雲国出雲郡に「神魂伊豆之賣神社」が記載され
古代で伊豆能売を祀っていた唯一の神社だ思われます。港湾の神とされます。


(中略)

その底筒之男命、中筒之男命、上筒之男命の三柱の神は、
墨江(すみのえ)の三前(みまへ)の大神である。

そして、左の御目を洗われた時に、成った神の名は、天照大御神。
次に、右の御目を洗われた時に、成った神の名は、月讀命。
次に、御鼻を洗われた時に、成った神の名は、建速須佐之男命。

右のくだりの八十禍津日神以下、
速須佐之男命までの十四柱の神は、御身をすすぐことで生まれた神である。


住吉三神がここで出てきますので、紀淡海峡を通って、住吉大社辺りまで行って、
その後、三貴子を産んでから、イザナギは、古事記では近江の多賀に行っています。
(日本書紀では淡路島に行っています)

取りあえず、ここまでが、イザナギの足取りです。

このように考えると、「橘の小戸の阿波岐原」からの
禊の際に生まれた祭神が、かなりスッキリ説明が出来てしまうのです。


このように、完全に説明が出来てしまうので、
管理人も自信を持って、「橘の小戸の阿波岐原」は、阿波にある!と申し上げておきます。


今回、記事が長くなってしまい、
「イザナギの禊で、三貴子の生まれた事が、何を意味するのか?」であるとか、
「橘の小戸の阿波岐原」に隠された中国故事について、説明できませんでした。

この説明の続きは、次回以降に回したいと思います(--;


続き⇒イザナギの禊に隠された謎。三貴子はオオゲツヒメの子だった!?


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