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2014年8月16日
※当記事は、あくまで管理人の妄想に過ぎませんので悪しからず
前回の記事では、「鬼を使役する九州の根子岳(猫岳)」の話を紹介しました。
この阿蘇山系の根子岳(猫岳)は、第7代考霊天皇の時代から重要な山だったと思われます。
▼阿蘇山の外輪山の根子岳(古くは猫岳とも呼ばれている)
なぜなら、第7代考霊天皇の勅命によって、阿蘇神社の祭祀が始まるとともに、
考霊天皇の名前にも、根子があるからです。(大倭根子日子賦斗邇命)
しかし、そもそも、「根子の「根」って何だろう?」と思うのです。
根の国と言う意味で、記紀の地底世界、根之堅洲国を思い浮かべるのですが、、、
それ以外にも、根には、何か意味があるような気がします。
なんとなく、「根」には、精神的な「日本人の根っこがあるところ」という意味もある気がします。
なぜなら、根子岳のすぐ南東には、天孫降臨伝説の宮崎の高千穂があるからです。
(根子岳の伝説では、高千穂すぐ近の祖母山の鬼が使役されてもいます)
※祖母山(別名:鵜羽岳)は神武の祖母である豊玉姫の降臨伝説がある事で有名
▼祖母山(別名を鵜羽岳または姥岳)
俗に、日向三代(彦火瓊々杵尊・彦火火出見尊・彦波瀲武盧茲草葺不合尊)と言いますが、
この南九州は、神代と人代とが混ざり合う地で、天皇家を語る上でも重要な地です。
このように、日本の天皇家を築く上で、重要な「根」があるのが、この場所でしょうし、
日本人の精神的な「根(よりどころ)」の意味もあるとと思います。
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ところで・・・なぜ、今の時期に「根」が重要かというと・・・
『東日本大震災と神武天皇の『179万2470余年』の謎』の記事と関係があるんです。
日本書紀には、日本の草創期の神武東征の際に、意味不明な言葉が出現しています。
それは、神武天皇の東征開始時に言った『179万2470余年』という文言です。
<『日本書紀』 巻第三 神武天皇 神日本磐余彦天皇>
(神武天皇が)四十五歳になられた時、兄弟や子供たちに、こう言われた。
「昔、高皇産霊尊と天照大神が、この豊葦原瑞穂国を、瓊々杵尊に授けられた。
そこで瓊々杵尊は天の戸を押し開き、路を押し分け先払いを走らせ、おいでになった。この時世は太古の時代で、まだ明るさも十分ではなかった。
その暗い中にありながら正しい道を開き、この西のほとりを治められた。父祖は比べる所がないほど立派で、善政を積み重ねて多くの年を経た。
天孫降臨より、今まで一百七十九万二千四百七十余年になる。
神武天皇が、上記の発言をした場所は、日本書記には詳しくは書かれていません。
しかし、古事記には、神武天皇が、高千穂の宮で国を治めていたとあります。
したがって、神武天皇の『179万2470余年』という文言は、
神武天皇が、高千穂や阿蘇周辺にいた時に述べた言葉と考えてよいでしょう。
そう言う意味でも、阿蘇の根子岳や祖母山とも、関係がある訳ですね。。。
・・・
・・・
それで、なぜ、神武天皇は、こんな意味不明の『179万2470余年』と述べたのでしょうか?
それは、この文言を示す事で、、、
我々に「(神道の)七五三と十(十字架?)」さらに「根(地の根)」を出させるためと考えます。
まず、「七五三と十」について説明すると、、、
これらの数は、下記のように算出されます。
180万年-179万2470年
(6+6+6)×10万年-179万2470年
=7530年=753×10年
このように、『179万2470余年』という数字には、
巧妙に神道で重要な「七五三」と「十(十字架?)」が隠されています。
さらに、この『179万2470余年』は、平方根を考慮する事で、
初めて、(我々現代人のにとっても)非常に大きな意味を持ちはじめてくるのです。
なぜなら、、、この『179万2470余年』の文言は、
平方根で解くことで、東日本大震災の日付を算出できるからです。
√179万2470余年=1338年+α神武東征は、西暦0年から666年+66日遡った辛酉の日から始まります。
※人代は、666・・・に暗示される日付で始まっていると事に注意それを天武天皇の即位年正月から"鏡合わせ"にすると、
ほぼ誤差無しで、東日本大震災の日付、2011年3月11日に合致します!
このように、妙に現代とも絡んでくる、神武天皇の『179万2470余年』発言ですが、
問題は、なぜ、敢えて平方根で算出させているのか?・・・という事です。
これの解答については、管理人は、、、
「根」、、、、とくに「地の根」を示すためではないか?と考えます。
まず、平方根の「平方」とは何かを考えて見ましょう。
そもそも、平方とは、ある長さを一辺とする正方形の面積を表します。
ここで、正方形が持つ、そもそもの性格を考慮すると、、、
古代中国では、天地人の三極に基づく「天円地方人角」の考え方があります。
- 天=円
- 人=三角形
- 地=四角形(正方形)
それによると、天は円形、人は三角形、
そして、地は四角形(正方形)として考慮されています。
したがって、「平方」とは、正方形の面積ですから、
まさに、天地人の「地」のイメージが、平方根に込められているのです。
そして、さらに、平方根には、「根」がありますので、、、
「地」は、同時に「根=根の国」でもあるという事を暗示していると思うのです。
つまり、『179万2470余年の平方根』には、、、
「地に相当する根の国」を暗示する意味もあるのではないでしょうか?
奇しくも、『179万2470余年』の文言の前には、気になる記述も見られます。
この時世は太古の時代で、まだ明るさも十分ではなかった。
その暗い中にありながら正しい道を開き、この西のほとりを治められた。
根の国(根の堅洲国)は、記紀の別の個所で、黄泉の国とも言われますが、
黄泉の国は、永遠に黄昏時(夕刻or朝方)の明るさが続く国だと思われます。
なんとなく、日本書紀の記述を見ると、神武天皇の前時代に「根の国」があった事が
暗示されているような気がしないでもありません。。。
参考:飛鳥昭雄氏の著作によると、「地底の国」は実在し、
夜の無い永遠に黄昏時のような明るさの国として、描かれています。▼バード少将が地底の世界を撮影したフィルム(夜がなくほの暗いらしい)
【上記は驚き桃の木山椒の木!より引用】
▼上記写真の元ネタは、飛鳥氏の下記著作にあります
ちなみに、先ほどの話の続きをすると、、、
『地の正方形』の上で活動する人間(人角)は、三角形で表されます。
三角形の内角は、180度で、それぞれの頂点の角度は60度です。
その頂点は3つありますから、180=60+60+60です。
ゲマトリアで、人間を表す数字は6だと言いますが、
まさに三角形の内角は、人間に対応しているようにも見えます。
それを示すかのように、神武天皇の東征開始は、
"西暦0年から666年+66日遡った辛酉の日から"始まっています。
よく、記紀の区分で、神武東征の前までを「神代」、
神武天皇の後からは「人代」と区分されますが、、、
このように、「天円地方人角」の考え方からも、
神武東征を境に、人間中心の時代が始まったと事が伺えます。
逆に言えば、、、
「天孫(瓊々杵尊)降臨より、今まで一百七十九万二千四百七十余年になる」
という、『179万2470余年の平方根』の「根」で示される日向三代は、、、
神武天皇の"人代"以前の"地(根の国)の時代"だったのではないか?
・・・とも思えるのです。
記紀の年号や、「平方根」に隠された意味をも考慮すると、
管理人は、なんとなくそう思ってしまいます。。。
しかしながら、前述のように『179万2470余年の平方根』を考えると、
ちょっとココで疑問が湧いてくるのです。。。
先ほど言った通り、天孫降臨以来の日向三代の「地の時代」に始まり、
神武天皇からは「人の時代」が続いてきました。
しかし、『179万2470余年の平方根』の鏡合わせで解くと、、、
東日本大震災も、何かしらの起点になっている可能性があるように思うのです。
一体、何の起点か?とも思うのですが、、、
「天円地方人角」という意味では、人の時代に続くのは、「天の時代」か?
・・・とも思われます。
しかし、残念ながら、福島の放射能問題やイスラエル動乱などを見ると、
今の世の中は、天の国からは、大きくかけ離れているとしか思えません。
そう言う意味で、現在の歴史の位置を考慮するとともに・・・
東日本大震災の「福島」という場所の意味を、深く考える必要があるように思います。
ですが、これを解くためには、、、
「天円地方人角」以外にも、、、別のツールが必要なのです。
それは、何かと言いますと・・・それは、次回までのお楽しみという事で^^;
PS.
そう言えば、美味しんぼで、面白い事
が書かれてました。。。
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⇒続き:迫りくる猫の国⑤~相撲に見られる天地人と「五行の時代」~
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