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2012年10月 7日
今年8月に発売された新刊、
「エンドゲーム ― 国家債務危機の警告と対策」を昨日、読了しました。
管理人の個人的な評価は・・・★★★★☆(星4つ)です。
【目次】
第1部 負債スーパーサイクルの終わり
終末の始まりなぜギリシャが問題か/ルールを見てみよう/
低成長と増大する不景気の重荷/今回はちがう:国家は破綻する/
公的負債の未来:持続不可能な道/デフレの要素/インフレとハイパーインフレ第2部 世界ツアーーだれが先に終盤戦に直面するか
結論 エンドゲームで勝つ投資
アメリカー超大国の惨状/ヨーロッパの周縁国ー現代版金本位制/
東欧ーよくてもL字回復/日本ー潰れようとしている虫/
イギリス:静かに負債をインフレで消す/オーストラリア:アイルランドの二の舞いか/
エマージング市場:意図せざる副作用/
当サイトは、いつの間にかオカルト系の事を多々書いてますが、、、
元々は、"将来の国家破綻などの危機対策"などを焦点にしてるサイトです^^;
そういう意味で、こういう国家破綻対策本なども管理人は多く読んで居ます。
と言う事で、(簡単に)この本のレビューをして見たいと思います^^
今まで散々、日本は膨大な借金のために潰れる、、、
という話を聞かされてきた人は多いと思います。
ですが、(欧州を除き)日本では、今まで特に国家破産の気配も全くないので、
「結局、日本は大丈夫なんじゃないの?」なんて考えて楽観視してる方も多いと思います。
しかし、この本を読んで見ると、改めて、日本の歩んでいる道は持続不可能な道で、
遅かれ早かれ、国家破産という未来しか選択肢が無い事が分かります。
正直言って、日本人には見ていて辛くなる本なのではありますが、
今更、オブラートに包んだ議論をしても仕方ありません。
そう言う意味で、この本は、今置かれている日本(と世界)の状況を、
一切憚らずに、ありのまま外国人の投資家視点で語ってくれる良書だと思います。
本の目次には、こう書いています。
・・・だと。
著者のジョン・モールディンによると、、、
「経済的に見て、日本は車のフロントガラスで潰れようとしている虫であり、
表現は悪いが、その表現ですら生ぬるい」・・・とまで書かれています。
ですが、欧州もギリシャやスペイン危機があり、米国も財政の崖問題があります。
日本だけじゃなく、世界あちこちで、破綻の火だねが多く渦巻いている状況です。
そんな中で、日本は相対的に見てどうか?と言う事も考えるべきです。
しかしながら、著者によると、
「ほとんどの国は"ひどい選択"と"最悪な選択"しか残っていないが、
とりわけ、日本に関しては、"最悪な選択"しか残ってない」のだそうです。
そして、日本の行く末としては、最終的にハイパーインフレになる公算が強いようです。
問題は、いつハイパーインフレになるか?と言う事ですが、
この本には、一つの基準として、日本の負債がマネタイズされた時だとしています。
そう言う意味では、今後の日銀金融政策決定会合であるとか、
前原経済財政相の動向には、気をつけておいた方が良いように思います。
強力な金融緩和は、諸刃の剣です。
仮に負債をマネタイズしたと見なされれば、日本国債の急落(金利は上昇)します。
そういう中で何のきっかけで、日本国債が「バーン!」と破裂し、
一気に日本が国家破綻の奈落の底へと転落することもあり得ます。
著者はこうも言っています。
「とりわけ(経済規模も大きい)日本だと【物凄いバーン!】になる」・・と。
正直言って、読んでみて、日本の未来は暗いなぁって思うようになる本ですが、
救いとしては、そういった国家負債がテーマになる終盤戦においての、
実践的な投資アドバイスも、この本には書かれています。
デフレの時とインフレの時では、適切な投資法は異なりますが、
それぞれのケースで、投資先を述べてくれています。
また、日本以外の海外の状況、、、アメリカ・欧州・イギリス・オーストラリアなども
詳しく説明されているので、資金の逃避先を考える参考になるでしょう。
-----------レビューここまで-----------
ここから管理人の個人的な感想になりますが、、、
本の中身については、特に今までの「国家破綻本」に比べて、
特に目新しさというのは感じませんでした。
しかしながら、日本以外の国の状況を考察する上で、非常に参考になります。
特に、私自身、オーストラリアは経済基盤が固いかなと思っていたのですが、
それを覆す、オーストラリアのバブルを考察をされていた事は、少々驚きでした。
(本の中では、中国と一緒にそれが暴発するかもしれないような事が書かれてます)
また、今後、日本以外の国も、負債やバブルで苦しむ事になりますが、
数々のデータで裏付けされた今後の各国の負債予測や、
負債を持つ各国がどのように負債に対処するか?の予測も、今後の投資の参考になります。
残念ながら、少し翻訳が分かり難いのと、難しい経済用語が所々出てきて、
すぐに理解するのが難しい部分もあるかもしれません・・・
しかし、全体的に見て、読んでみて損は無い良書だと思いますし、
今後の個人の資産防衛を考える上でも、大いに示唆を与えてくれる本だと思います。
もし興味ありましたら、是非読んでみて下さいm()m
PS.
元々この本は管理人の好きな経済アナリストの推薦本だったので購入しましたが、
この本の性質上、この本は「バーン!」が始まった後では、
読んでもあまり意味が無い"賞味期限の短い本"だと思います。
ですので、読むのなら経済がまだ穏やかな、今のうち・・・ですかね。
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※結局は、日本人がいつも神棚に祀る「お米・水・塩」の3つを確保することが、人間が生きる上で重要な訳です^^