ロシア産タラバガニ：放射能汚染から身を守る！食の安全データベース

ロシア産タラバガニの放射能や食材産地に関する情報です。

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タラバガニは元々、魚の鱈（タラ）の漁場で採れるため、鱈場蟹と呼ばれています。。

タラバガニの生息域は、北海道以北の日本海やオホーツク海の北太平洋と、
アラスカのベーリング海を含む北極海のアラスカ沿岸あたりです。

タラバガニは、水温10度C以下の水深30～360メートルの海底に生息しています。

日本近海では、北海道・サハリン・カムチャッカ・沿海州が主な産地で、
日本における主な漁場はオホーツク海で、沖合底引き網や刺し網で漁獲されます。

ただし、日本近海のタラバガニは、近年漁獲高が激減してしまっているので、
現在は、実は大部分が、ロシアからの輸入に頼っているのが現状です。

下記は、タラバガニの主な漁場の地図で、マップの赤丸部分は特にタラバガニの獲れる地域です。
（ただし、タラバガニの生息域は、前述の通りもっと広い地域まで分布しています）

タラバガニの獲れる時期

タラバガニの漁獲時期ですが、一般には冬場の年末年始にかけて販売されるイメージですが、
実は、春や夏にかけての漁も盛んに行われているのが現実です。

タラバガニの漁期は、主に1～4月、9～10月などで、漁場や種類によって時期が異なるようです。

そう言う意味では、2011年の冬に売り出されているのは、今年の春から夏にかけて獲ったカニである可能性も高いと思います。

タラバガニの放射能汚染は大丈夫か？

さて、タラバガニの放射能汚染は大丈夫なのでしょうか？

特に、蟹類は、海の底で生息するために、その影響を受け易いので、
地図上で、タラバガニの産地が問題無い地域が確認する必要があります。

そこで、「Radioactive Seawater Impact Map」で海の汚染度を調べて見ました。
下記は2011．11/11時点での北海道近辺の汚染度合の視覚化したものです。

このように確認してみますと、タラバガニの漁場であるオホーツク海までは、
この記事を書いている2011年12月段階では、汚染は広まっていないと思われます。

一応、海流の流れも確認して見ましょう。
どうも、千島列島を挟んで、海流が分かれているのが確認できます。

したがって、ロシア産タラバガニに関しての、
管理人の個人的な評価（安全度）は・・・★★★★☆（星４つ）です。

ただし、日本産タラバガニは、汚染地図を見ても、千島列島を挟んで、
汚染されている地域とが、目と鼻の先にあるので、おすすめはしません。

タラバガニの漁期は、主に1～4月、9～10月ですし、ロシア産のタラバガニならば、
今年と来年春くらいまでは、取りあえず放射能の汚染は大丈夫ではないでしょうか？

追記：「ＮＰＯ法人食品と暮らしの安全基金」からの情報によると、国内産のタラバガニも、2011年11月時点で問題無いそうです。国産のズワイガニ、ベニズワイガニも問題無し。花咲ガニと毛ガニは根室から北のものを選ぶのを推奨されているようです。

※産地情報などを参考に、購入は各自の基準によりご判断ください

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