その2：成功者のマインドとは？：不況対策！個人でも有効な方法

「自分も成功者になりたい！お金持ちになりたい！」
皆がそう願いますが、実際は、ほんの僅かな一握りの人だけしか金持ちになれません。

この貧乏人とお金持ちの違いは、「成功者のマインドを持っているかどうか」で決まると言う事は、前回「その1：お金持ちと貧乏人の差は何なのか？」で述べました。

では、その「成功者のマインド」というのは、いったい何なのでしょうか？

結論だけを、先に簡潔に述べますと、成功者のマインドとは
『絶対に出来ると確信し、（一点集中して）やり遂げる力』の事を意味します。

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『出来ると確信し、やり遂げる力』こそ、成功者のマインド（Grit）だ！

よく、スター性のある人や人生で成功している人が、
インタビュー等で、たまに「（自分は何か）持ってますね！」とか発言しています。

最近では、イチローや斎藤佑樹とかがこんな発言をしていますが、
彼らは、いったい何を持っているのか？・・・とあなたは、深く考えた事はありませんか？

実は、彼らは、本当に一般人には持って無いモノを持っています。
それが、成功者に共通する成功者マインド【Grit（グリット）】と呼ばれる心理的な特質です。

この【Grit】については、ペンシルベニア大学の心理学者、Angela Duckworth他が、Boston.comの記事（英文）でも言及しています。
（日本語では、lifehacking.jpさんに、その紹介記事があります））

簡潔に説明すると、Gritとは（気概，気骨，不屈の精神）と呼ばれるもので、一流スポーツ選手やビジネスの成功者、偉人に共通する能力で、『（一点集中して）やり遂げる力』を意味しています。

◆Gritの事例その1

エジソンは電球を発明するのに、フィラメントとして何千種類もの物質を試しています。
常人ならば、途中で無理だと投げ出していると思いますが、エジソンは決して諦めず、最後までやり遂げて電球を完成させたのです。

◆Gritの事例その2

世界一の投資家、ウォーレン・バフェットは、昔記者から「株で勝つ秘訣は？」と問われ、「アルファベットのAから順に、何千、何万という銘柄という銘柄に対して、 しっかりと財務調査をし、割安だと思った株を買えばいい」と事も無く言ってのけています。

しかし、実際にあなたもやってみると分かると思いますが、バフェットの手法で企業の財務分析を行うのは、非常に骨が折れる作業です。常人は、そんな膨大な労力のかかる方法なんて誰もやりたがろうとしません。

つまり、一般人が諦めるような所をやり遂げているのが成功者やスターであり、彼らには『成功するまでやり切る能力--Grit』が備わっているのです。

彼らは、自己の目的を遂げるために、イメージの最終系（完成系）だけをイメージしており、
その途中の事（膨大な労力や費用）なんて意にも解しませんし、失敗した時の負のイメージは微塵も持っておりません。

あるのは、ただ、「絶対に出来る！という確信」のみで、それが成功する秘訣なのです。

成功者になりたければ、成功者を真似て見よう

先ほどGritとは『絶対に出来ると確信し、最後までやり切る能力』だと言いましたが、
このGritを引き出す鍵は、この「物事の成功を確信できるかどうか？」にあります。

事例に挙げた成功者の場合、100％出来るという確信・絶対の自信があったからこそ、最後までやり遂げることが出来ている訳です。 反対に、物事が上手くいかない人というのは、途中で失敗することを意識（恐怖心）したり、不安に思ったり、途中で他の物事に目移りしたりしてしまうため、最後までやり遂げる事が出来ないのです。

これこそが、「成功を積み重ねる人と失敗を繰り返す人との違い」であり、「お金持ちと貧乏人の違い」も、結局はココに行き着くのです。

あなたは、本当に成功者が「物事の成功を確信しているのか？」と思うかもしれませんが、ここで一つのエピソードを紹介しましょう。世界一の富豪、マイクロソフトのビルゲイツがまだ貧乏だった頃の逸話です。

【完成を確信していたビルゲイツのBASICインタプリタの開発】Wikipediaより

1975年、ポピュラー・エレクトロニクス誌にアルテア8800のデモが載っていたのを読んだゲイツは、アルテア8800を販売していたハードメーカーMITSに電話をかけ、実際には未だ何も作成していないBASICインタプリタについて「私は作成に成功した。購入してくれないか?」と鎌をかけた。

その結果、返事が返ってきたため、同社がBASICの販売に関心があると見抜き、それから開発を開始した。

8週間後、ゲイツとアレンの寝食を忘れたプログラミングの結果BASICは完成する。いざ完成してMITSの本社のあるニューメキシコのアルバカーキに運ぶ際、アレンがBASICのブートローダの開発を忘れていたことに気がつき、移動中の飛行機中で完成させた。

あなたなら、何も作成もしてない商品を売り込みなんて出来ますか？これこそ、ビルゲイツが、絶対に出来ると確信していたからこそ為せたワザだとは思いませんか？

実は、この事例にもある通り、成功者は成功を確信し、自分で成功を導いているのです。

プラトン、ガリレオ、ベートーベン、エジソン、カーネギー、アインシュタイン等など、歴史上の偉人・成功者たちは、（意図的、意図的でないに関わらず）皆、自身の成功を確信していました。

もし、あなたが「成功者になりたい！」と思うならば、その方法は既に結果を出した成功者に聞くのが一番です。そして、まずは、彼らの思考の模倣（真似）から入ることこそ、成功する一番の近道なのです。

茶道に「守・破・離」という言葉がありますが、上達の道は3段階あります。

守・・・指導者の言いつけを守り、まずはそれを完全に模倣する
破・・・模倣が出来たら、意図的に言いつけを破り、独自工夫し今までなかった事を試す
離・・・最後に、指導者の教えから離れ、自身で学んだ内容をさらに発展させる。

成功するビジネスマインドを学ぶあなたは、まずは、どうしたら、彼らのように「絶対出来ると確信できるようになるのか？」という成功者の思考を真似ることから、初めていけばよいと思います。

教訓2：成功できると確信する

なお、成功者の思想を真似るためには、成功者の伝記本を多く読むことをお勧めします。
目指す偉人の姿を、自分の中で思い描いてみる、、、それが成功の第一歩かもしれません。

お金持ちになる読書法

なお、以前は当記事で「引き寄せの法則」についても言及しておりました。
しかし、この法則は、後々、管理人の方で、少々危険な部分があると判断し、
言及していた部分を削除し、記事改変させていただきました。

なお、そう思うようになった経緯などは、下記をご覧ください。
お詫び（引き寄せの法則は危険かもしれない）