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2014年1月21日
※当記事は、あくまで管理人の妄想に過ぎませんので悪しからず
(あと、後半に、ちょっと怖い預言も扱いますので、不安な方は見ないように)
物事に初めがあるなら、必ず終わりもある。
記紀編纂者は、始めを書きだす時には、きっと終わりも考えたはずです。
ここで記紀を見ると、両方とも、起承転結の「結」は、女性天皇で終わっています。
古事記の人代は、神武天皇に始まり、推古天皇で終わります。
日本書記の人代は、神武天皇に始まり、持統天皇で終わります。
▼持統天皇
※しかも、推古天皇の宮は、終わりを暗示させる小墾田宮(おはりだのみや)です
もし、女性天皇で終わる事が、最初から意図的なものだったとしたら、、、
あなたは、どう思いますか?
よく藤原不比等の指揮による記紀の編纂プロジェクトが、
「女性天皇を正当化する意味がある」と言いますが、それは半分当たりだと思います。古事記で、推古天皇(古を推し図る)という居ないはずの女性天皇を作り出したのは、
日本書記の最後に、持統天皇という女性天皇を作り上げるためのものだったとしたら?その持統天皇には、"糸を統べる"と言う意味がありますが、
現代において、「鶴と亀が統べる」ことと、何か関係があったとしたら―?
不思議なことに、推古天皇の時代の遣隋使の記録(隋書倭国伝)には、
なぜか推古天皇の事は、一切書かれてありません。
それどころか、阿毎多利思比孤(あめのたりしひこ)という男性の倭王の記述が存在します。
(推古天皇が送ったはずの遣隋使なのに、なぜ男性が王なのか?)
<隋書倭国伝>
開皇二十年、倭王姓阿毎、字多利思比孤、號阿輩雞彌、遣使詣闕。(現代語訳)
開皇二十年(600年)、倭王、姓は阿毎(あめ)、字は多利思比孤(たりしひこ)、
号は阿輩雞彌、遣使を王宮に詣でさせる。
もし、記紀の狙いが、(推古天皇という架空の女性天皇を作り上げてまで)
記紀を女性天皇で終わらせる事に意図があったとすれば、これら全ての事は納得できます。
不思議なことに、神道の最高神も天照大神という女神です。
(その神道の最高神、天照大御神までも、藤原不比等は男神から女神に変えています)
そして、これら全ての事が、前回述べた「メスの雉の鳴き声は不吉!」
と言う事と、関係があるとしたら・・・あなたは、どう思われますか?
今回は、この日本史における壮大な謎に迫ります。
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さて、「雉も鳴かずば撃たれまいに③」で述べた通り、
天若日子と雉の話からは、「メスの雉の鳴き声が不吉」とする思想が見て取れます。
どうもその辺に、「鳴女」が「雉」でなければならない理由があるらしいのです。
確かに、雉の諺(ことわざ)を調べると、結構、不吉なことがたくさん書かれています。
特に、雉と地震とを結び付ける諺については、非常に多いです。
- 「朝雉が鳴くは晴れ、夜鳴くは地震の兆(きざし)」
- 「雉が鳴くと地震がある」
- 「雉がしきりに鳴くと地震あり」
- 「雉が三声つづけて三度叫ぶと地震あり」
- 「雉、鶏が不時に鳴けば地震あり」
- 「地震直後に雉が鳴かない時は、再び大地震が来る」
参考:鳥の諺 雉
しかし、雉と地震を結び付ける諺は、メスの雉に限った話ではありません。
オスの雉も、地震の際は長鳴きして「ケーン」と騒ぎます。
(参考:撮鳥見鳥 とりどりみどり)
したがって、「メス雉の不吉の象徴」=「地震」という訳ではないようです。
では、「地震」が「メス雉の不吉の象徴」で無いとすると、、、
メスの雉が不吉とされる理由は何なのでしょうか?
この問題について、日本の諺などを見ても、記紀を見ても、
これ以上、あまり良い知恵が浮かんできません。
しかし、ここでちょっと視点を変えて考えてみます。
「女鳥王=メス雉」と考えられていたように、
「雉の鳴女=鳴きわめく人間の女性」と捉えると、新たな視点が開けます。
「天若日子」と「雉の鳴女」の話は、要するに、天若日子という「男性」に対し、
雉という「女性」が、アレコレ指図して鳴き喚いているという状態です。
これを歴史上で当てはめて考えてみましょう。
女性がTOPに立つ、あるいは、男が仕切る政治に口出しする事例は、今まで多々あります。
例えば、歴史上では、殷の妲己(だっき)とか楊貴妃であるとか、
則天武后、西太后、江青、マリーアントワネット、北条政子などいっぱいあります。
しかし、これらの多くは、(幾つかの例外を除き)
その後、悲劇的結果を迎えていることが多いのが特徴です。
つまり、女性が、政治のTOPとして君臨するような時、、、
それは傾国の象徴なのかもしれません。。。
なお、記紀編纂時には、前漢の高祖劉邦の皇后である呂雉(りょち)が、
相当意識されているのではないかと、管理人は考えています。
【呂雉(りょち)について】
呂雉は、中国の三大悪女と呼ばれる人物です。
劉邦の庶子を次々と暗殺し、呂氏一族の専横体制を築きました。史書に、趙王如意殺害後に、戚夫人の両手両足を切り落とし、
目玉をくりぬき、薬で耳・声をつぶし、その後便所に置いて人豚と呼ばせた
・・・というエゲツナイ逸話を残している人物です。▼呂雉(前漢時代 ? - 紀元前180年)
呂雉の事跡は、詳しくは、「Wikipedia」を見てもらえれば良いですが、
この時代は、皇族や元勲が殺害されるなど血腥い事件の続いた暗黒時代でした。呂雉の死後は、周囲から専横体制の反感を買い、
クーデターによって呂氏一族は皆殺しにされています。
そういう意味では、一族の滅亡を導いた人物、、、とも言えます。
そして、呂雉が上記のような、一族の滅亡を導く女性だったからこそ、
鳴く雉は不吉、、、と捉えられていた可能性があります。
(これはあくまで推測でしかないので、断定まではできないのですが)
その名に、雉にまつわる歴史上の女性は探しても、呂雉以外に探しても居ません。
なので、雉の鳴き女の「雉」は、呂雉が意識されている可能性は高いです。
また、そう考えると、女鳥王が直接「雉」だと言及されなかったのは、
女王で「雉」を持つ名だと、すぐに呂雉が連想され、
中国に史書を見られた時、反感を買うのを避けた結果なのかもしれません。
なお、日本人は、この呂雉を、日本人と関係ない漢人と思うかもしれません。
しかし、実は、日本人と無関係では無いかもしれません。実は、呂雉は、秦で繁栄した呂不韋の一族、と見る向きもあります。
秦の始皇帝の父親と言われる呂不韋は、イスラエル人だと言われています。
従って、もしかすると今の日本人とも関係があるかもしれません。
ちなみに、呂雉の事例は、中国の前漢時代ですが・・・
実は、呂雉の時代以前からも、既に、メス鳥が鳴く事は不吉と捉えられています。
実は、「書経 牧誓」に「牝鶏晨す(ひんけいあしたす)」という言葉があるのです。
<牝鶏晨す(ひんけいあしたす)>
めんどりが鳴いて朝を知らせる。
女が権勢を振るうたとえ。国や家が衰える前兆とされる。
<雌鳥歌えば家滅ぶ>※牝鶏晨すの日本語版
めんどりがおんどりに先んじて時を告げるのは不吉なきざしである。
妻が夫を出し抜いて権勢をふるうような家はうまくゆかず、やがて滅びるというたとえ。※ちなみに、記紀で上記を示唆しているのが、イザナギ・イザナミの国産みの場面です
「書経」は中国最古の歴史書で、堯舜から夏・殷・周の帝王の言行録を整理した演説集です。
(一部、春秋時代の諸侯のものもあり、秦の穆公のものまで扱われている)
したがって、呂雉の生きた前漢時代よりも、さらに古い文献です。
つまり、「メス鳥が鳴く事は不吉」という考えは、少なくとも前漢時代前から存在します。
「牝鶏晨す(ひんけいあしたす)」については、「書経 牧誓」に書かれており、
周書の一部に該当します。
周は、(紀元前1046年頃 - 紀元前256年)の国ですので、かなり古いです。
▼周(前1046年 - 前256年)地図は紀元前771年頃
余談ですが、周王家の家系図にある太伯には、
「倭人は太伯の子孫である」とする説が存在します。国内では、唯一、鹿児島神宮で、太伯が祀られています。
(※鹿児島の名はこの神社に由来します。次に述べる「鹿児」にも関わるか?)ちなみに、「雉の鳴き女」を討ち落したのは、
古事記では、「天麻迦古弓(天之波士弓)」と「天羽々矢(天之加久矢)」、
日本書記では、「天鹿兒弓」と「天羽羽矢」です。雉の鳴き女の話には、鹿児(鹿)と羽羽(大蛇)が深く関わっています。
さらに、この「牝鶏晨す(ひんけいあしたす)」の中国故事の出所を調べると、
下記のように書かれていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/moguma1338/38569130.htmlより引用
殷王朝の末期、紂王の無道によって天下の人心は既に天下を去り、
周を王と仰ぐ声に満ちていた。「紂、討つべし」の声がとみに高まったが、周の武王はなかなか腰を上げなかった。
しかし紂王が賢者の比干を殺し箕子を捕らるに及んで、
武王は兵を興し、紂討伐に自ら出撃した。
自らの大義名分を天下に明らかにするため、宣言を発した。
その中に書経に書かれている次に掲げる一句がある。「雌鳥は晨することなし、牝鶏の晨するは、これ家の索(つ)くるなり」
簡単に言えば、「カカア天下の家は滅びる」ということである。
すなわち、紂王が妲己(だつき)への愛に溺れ、
妲己の言にひたすら従って、亡国の道に進んだことを指している。
と言う事で、「メスの雉の鳴き声が不吉」というのを、遡って考えると、
実は、紀元前11世紀ごろの殷王朝末期の妲己(だっき)にまで遡れてしまうのです。
▼殷の紂王と妲己(右)
ところで・・・あなたは、妲己(だっき)をご存知ですか?
ご存知ない方のために説明しておくと、日本では、藤崎竜の『封神演義
』とか、
横山光輝の『殷周伝説
』など、「史記」をベースにした漫画で妲己は描かれています。
恐らく、この妲己は、(男性女性問わず)人類史上で、最も残虐な刑罰を考えつき、
なおかつ、実行まで及んでいる人類史上で最悪の人物です。
「炮烙の刑罰」とか「蟇盆の刑」などは、妲己が考えついた処刑として有名です。
<炮烙(ほうらく)の刑>
油を塗った銅の棒の上を歩かせて、火中に落として焼け死なせる<蟇盆(たいぼん)の刑>
多くの毒虫や毒蛇を入れた穴の中へ女を投げ入れて苦しみ死なせる
「メスの雉の鳴き声が不吉」という思想の背景にあるのは、この殷の妲己のように、
女性が国の主要な地位を占めた時、亡国の道に進むという警告なのです。
男女平等社会の考えとは逆行する考えかもしれませんが、、、
これは、「歴史的な戒め」なのです。
多分、今しか言えないので、言っておきますけど、、、
日本にとっても、これは、単なる「脅し」では済まないかもしれません。
日本においては、女性天皇は、後桜町天皇(即位1740年-1813年)を最後に、
女性天皇は出ていませんが、、、
もしかすると、今後、何かの拍子に女性天皇が即位するか、もしくは、
女性皇后(?)が実権を握るような状況になるかもしれないのです。
記紀が、女性天皇で終わっていると言う事は、恐らく、それが終わりの合図であり、
それが、日本が『鬼国』に変わる瞬間かもしれません。
例えば、国の祭祀を司る天皇が、某学会の手の女に陥るようなものなら、、、
神国と謡われた日本が、どれほどの神罰に遭うか、よく考えてみて下さい。
歴史的には、女性が神の逆鱗に触れるきっかけを作ることが多いのです。
(多分、これも歴史のサイクルなんでしょうけど・・・)
アダムとイブの話も、イブが蛇に騙されたことで神の逆鱗に触れ、
産みの苦しみを味わう羽目になりましたし、、、
ソロモンの堕落とイスラエル分裂も、女性が持ち込んだ邪教が原因です。
日本の場合においては、あれほど聖帝と呼ばれた仁徳天皇だったのに、、、
書記においては、特に、皇后の磐之媛命が亡くなった治世の後半、、、
※これについては、日本書記が主なので、気づいてない方が多いかもしれません
▼仁徳天皇=大鷦鷯命(オオサザキノミコト)
仁徳天皇の治世の後半は、急に、物哀しさを感じさせる記述が多くなるというか。。。
一見、上手くカモフラージュされていますが、管理人はとても不気味なものを感じます。
考えてもみて下さい。仁徳天皇陵って、世界最大の陵墓ですよ。
とてつもなく巨大です。それクラスの古墳がさらに周辺に何個もあります。
▼仁徳天皇の陵(ミササギ)=大仙陵古墳(日本最大の前方後円墳)
古代において、あれを作るのに、どれだけの人夫が駆り出された事か。
民の竈の煙の少なさを見て、税金の徴収を免除した同一人物とは思えません。
「徳」の付く天皇は、不幸が多いと言われていますが、
その中でも、仁徳天皇だけは別と見る向きもあります。
が、管理人は、そうは思いません。
仁徳天皇も、、、いや、仁徳天皇こそ、その最たるものだと思います。
- 聖徳太子・・・暗殺の疑いが濃い
- 崇徳天皇・・・讃岐へ配流され死亡
- 孝徳天皇・・・臣下の大半に裏切られて死亡
- 称徳天皇・・・(公式には天然痘とも言われるが)病気回復の祈祷が行われた史料無し
- 文徳天皇・・・突然の病で急死(暗殺という噂も)
- 安徳天皇・・・二位尼が、安徳天皇を抱いたまま壇ノ浦の急流に身を投じた
- 順徳天皇・・・佐渡へ配流となり、在島21年の後、佐渡で崩御した
宮内庁は、仁徳天皇陵には(アメリカ以外)今まで立ち入らせてませんけど、
本当の理由は"鹿"が発見されるのが怖いからではないでしょうか。
兎餓野の鹿です。まぁ、敢えてこれ以上は言いませんけど、
近い将来、名前が近い方が、控えていらっしゃる事に管理人は言い知れぬ不安感を覚えます。
「雉も鳴かずば撃たれまいに」に似た言葉で、「鳴く牡鹿なれや、 相夢の随に」
・・・という言葉が、日本書記の仁徳天皇条にあります。▼仁徳天皇と鹿
その真意を知れば、百人一首の藤原俊成(百人一首を作った藤原定家の父)の
「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」とか、
猿丸大夫の
「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」とか、
それらの和歌の真意も分かってくるのではないでしょうか。
それと、「鳴き女」に関してですが・・・
聖書においても、"北イスラエル"が迎えるであろう終末預言として、
アモス書8章に、こう書かれています。
<アモス書8章>
主なる神はこのようにわたしに示された。
見よ、一籠の夏の果物(カイツ)があった。主は言われた。 「アモスよ、何が見えるか。」
わたしは答えた。「一籠の夏の果物です。」主はわたしに言われた。
「わが民イスラエルに最後(ケーツ)が来た。
もはや、見過ごしにすることはできない。
その日には、必ず宮殿の歌い女は泣きわめくと主なる神は言われる。
しかばねはおびただしく至るところに投げ捨てられる。声を出すな。」
このことを聞け。
貧しい者を踏みつけ苦しむ農民を押さえつける者たちよ。お前たちは言う。
「新月祭はいつ終わるのか、穀物を売りたいものだ。
安息日はいつ終わるのか、麦を売り尽くしたいものだ。
エファ升は小さくし、分銅は重くし、偽りの天秤を使ってごまかそう。
弱い者を金で、貧しい者を靴一足の値で買い取ろう。また、くず麦を売ろう。」主はヤコブの誇りにかけて誓われる。
「わたしは、彼らが行ったすべてのことをいつまでも忘れない。」このために、大地は揺れ動かないだろうか。
そこに住む者は皆、嘆き悲しまないだろうか。大地はことごとくナイルのように盛り上がり
エジプトの大河のように押し上げられまた、沈まないだろうか。その日が来ると、と主なる神は言われる。
わたしは真昼に太陽を沈ませ白昼に大地を闇とする。わたしはお前たちの祭りを悲しみに喜びの歌をことごとく嘆きの歌に変え
どの腰にも粗布をまとわせどの頭の髪の毛もそり落とさせ
独り子を亡くしたような悲しみを与えその最期を苦悩に満ちた日とする。
上記に書かれている通り、
終末のその日は、「宮殿の歌い女は泣きわめく」のです。
皇族が泣きわめくのか、宮内庁式部職楽部の歌い女が泣きわめくのか、
管理人には分かりませんが、とにかく、終末において鳴き女は重要らしいです。
宮内庁式部職も実に不思議です。
その職には、「楽部」の他に、なぜか「御料鵜飼」がありますが、
日本書記の最後の天皇も、持統天皇、、、鵜野讚良姫(うののさらら)に対応しているのです。
そちなみに、キリストの死の時も、鶏が鳴いています。
終焉の直前には、必ず、鳥が鳴いています。
<ルカによる福音書22章>
するとイエスが言われた、「ペテロよ、あなたに言っておく。
きょう、鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」。(中略)
すると、ある女中が、彼が火のそばにすわっているのを見、彼を見つめて、
「この人もイエスと一緒にいました」と言った。ペテロはそれを打ち消して、「わたしはその人を知らない」と言った。
しばらくして、ほかの人がペテロを見て言った、「あなたもあの仲間のひとりだ」。
するとペテロは言った、「いや、それはちがう」。約一時間たってから、またほかの者が言い張った、
「たしかにこの人もイエスと一緒だった。この人もガリラヤ人なのだから」。ペテロは言った、「あなたの言っていることは、わたしにわからない」。
すると、彼がまだ言い終らぬうちに、たちまち、鶏が鳴いた。主は振りむいてペテロを見つめられた。そのときペテロは、
「きょう、鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう」
と言われた主のお言葉を思い出した。そして外へ出て、激しく泣いた。
不思議なことに、冒頭で紹介した<隋書倭国伝>にも、"號阿輩雞彌(号は阿輩雞彌)"という「鶏or雉?」が入っているのが分かります。 これも実に、暗示的だとは思いませんか。
これで、雉の鳴き女が不吉というのが、十分、分かったのではないでしょうか。
・・・
・・・
・・・
最後に一言述べると、女性の象徴が全てが不吉という訳ではありません。
天照大神は、終末は荒ぶる荒御魂になってはいますが、
女性神ならではの次世代の新しい命を育む重要な役割があります。
多分、そんな再生復活という意味も含めて、
神道の最高神は、女性になっているのだろうと思います。
(※中央下には、しっかり常世長鳴鳥が描かれている)
聖書にも、創世記で、
「わたしはあなたの産みの苦しみを大いに増す。あなたは苦しんで子を産む。」
・・・と書かれており、苦しむものの、、、きっと日本は次世代の光を残すはずです。
仁徳天皇条の最後の方には、一見意味不明な「雁の卵」の話がありますが、
それが、次世代に連なるような卵になると良いのですが。
※日本書記の初文にも、「鶏の卵」があるのも、何かの暗示?
管理人は、新しい時代の日本に期待したいですね。
(本当は、山部大楯の鷹の話とか、言いきれてない部分もあるんですが)
記事も長くなったので、仁徳天皇と雉の鳴き女についての話はココまでです。
次回は、最後の「雉も鳴かずば」の話、、、
"聖徳太子と長柄の人柱"の話を予定してます。
(あくまで予定なので、変更するかもしれませんが)
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