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2014年1月18日
※ごめんなさい!今回の話は、記紀を知らない人には難解かもしれませんm()m
前回の記事、「雉も鳴かずば撃たれまいに①」で、
「雉も鳴かずば撃たれまいに・・・」に隠された意味を一つ述べました。
管理人は、この「雉も鳴かずば」のエピソードには、
時間と場所を超えて、少なくとも三重の仕掛けがある、とも述べましたが・・・
その隠された意味の一つは、「キリストの磔刑=日本の磔刑」です。
ただし、それ以外にも、少なくとも、あと二つ仕掛けが施してあります。
それは、「①仁徳天皇」および「②聖徳太子」のエピソードがそれです。
日本で聖帝と呼ばれる2人に、「雉も鳴かずば」のエピソードが隠されてます。
今回は、そのうち、「①仁徳天皇」にまつわるエピソードを紐解きます。
今回の記事は、少々難解で、
ある程度、記紀の応神天皇~仁徳天皇までの話を理解しておく必要があります。古事記を持ってない人は、買ってでも読んでおいて下さい!
(※古事記は、日本の未来に関わる預言書と思って読みましょう!)
(上記は、「原文+訳文」の良いバージョンです。現代語訳のみは「こちら」)
さて、記紀を見ていくと、気づくとですが・・・
応神天皇期の終盤の「気比(けひ)の大神」直前辺りから、急に鳥のエピソードが増えます。
ざっと目を通して頂くだけで構わないのですが、、、
下記は、「仁徳天皇条の前後にある鳥のエピソード一覧」です。(若干抜けはあります)
筑紫から凱旋する神功皇后軍が、琵琶湖で忍熊皇子とその将軍である五十狭茅宿禰を 破って追撃している時に、忍熊皇子詠んだ和歌の中で詠まれた鳰鳥(にほどり)
応神天皇の皇子(大雀命)と武内宿禰の子(平群木菟)。
誕生時に産屋に木菟と雀がそれぞれ飛び込んできたため、互いの鳥を交換して名付けた。※余談ですが、管理人は、神話にある少名彦名命は、大雀命と同一人物の可能性が高いと思います
応神系図にある大鷦鷯尊(おおさざきのみこと、大雀命・仁徳天皇)、
根鳥皇子(ねとりのみこ)、紀之菟野皇女(きのうのいらつめ)、
雌鳥皇女(女鳥王 めとりのひめみこ)、隼総別皇子(速総別命 はやぶさわけのみこ)、
大葉枝皇子(大羽江王 おおはえのみこ)、小葉枝皇子(小羽江王 おはえのみこ)など
磐之媛命の和歌出てくる、烏草樹(さしぶ)
つぎねふや山代河を河上り我が上れば河の辺に生ひ立てる烏草樹を
磐之媛命を難波宮に戻らせようと、仁徳天皇が使いに出した鳥山
女鳥王(めどりのみこ)と速総別命(はやぶさわけ)のエピソード全般
・「雲雀は 天に翔る 高行くや 速総別 鷦鷯(さざき)取らさね」
雁の卵のエピソード全般
・汝(な)が御子や 終に知らむと 雁は子産(む)らし
仁徳天皇の墓 ― 毛受(もず)の耳原
見たことも無い鳥が捕獲され天皇に献上された。
天皇が百済酒君をに訪ねて、倶知(今の鷹)であることが分かった。(鷹狩りの起源)
百舌野に鷹狩りを行った。この時、雌雉が沢山飛び立った。
鷹を放って、捕獲。たちまち、数十の雉を得た。その後、鷹甘部を定めた。
額田大中彦皇子が闘鶏(※地名?)に猟をした。
※飛騨の闘鶏楽と関係がある(?)
飛騨の国で、2つの顔4本の手、4本の足を持つ両面宿儺を討つ。
ざっと挙げましたが、ここまで鳥が出てくるのは異常です。
記紀において、仁徳天皇の時代ほど、鳥が強調されている天皇は、ありません。
したがって、ここまで鳥を強調して書くのには、何か訳がある気がするのです。
▼仁徳天皇=大鷦鷯命(オオサザキノミコト)
▼仁徳天皇の陵(ミササギ)=大仙陵古墳(日本最大の前方後円墳)
管理人は、何処となく、この鳥のエピソードに、
前に述べたような「終焉の鳥」、、、と似たような匂いを感じます。
ヤマトタケルの旅の工程が、日本の未来を暗示しているように、、、
仁徳天皇のエピソードに、日本の未来が隠されているかもしれません。
ところで、古事記の仁徳天皇期を見ると、鳥以外の疑問も幾つか疑問が残ります。
前に、当サイトで指摘した「吉備の黒姫の和歌」の件も疑問ですし・・・
それ以外にも、(民の竈の煙を見て減税したこと以外)
大して事跡の無い仁徳天皇が、なぜ、聖帝扱いされているのかも疑問です。
さらに、仁徳天皇の古事記のエピソードは、一見どうでも良いな話題も多いのです。
特に、雁の卵の話なんて、一見、歴史書に遺す意味があるのか?と問い詰めたくなります。
※雁の卵の話は、、、
仁徳天皇が「大和の国で雁が卵を産むって聞いたことがあるかい?」と聞いて、
武内宿禰が「そんな話聞いたこと無い」と返答する、たったこれだけの話です。
管理人が思うに、これらの誰から見ても不可解な所作は、、、
何かしら、「隠された意味を持たせてあるから」、、、としか思えないのです。
と言う事で、鳥が多く出てくる仁徳天皇の時代を解読するのは、
非常に重要な取り組みだと管理人は思う訳です。
そして、そんな視点で見て行った時、管理人はふと気づきました。
この仁徳天皇の物語にも、巧妙に「雉も鳴かずば」の話が隠されている!と。
誰もが気づいて良さそうな事ですが、、、今まで誰にも指摘されてこなかったことです。
あなたは、仁徳天皇条の何処に
「雉は鳴かずば」に繋がるエピソードがあるか分かりますか?
・・・
・・・
・・・
まぁ、、、答えは、この記事のタイトルで既に言ってしまっているんですが、(苦笑
女鳥王(めどりのみこ)の物語に、「雉も鳴かずば・・・」が隠されています
<女鳥王(めどりのみこ)と速総別王(はやぶさわけ)の物語>
ある時、大鷦鷯命(おおさざきのみこと 仁徳天皇)は、五人目の妻として、
八田若郎女(やたのわきいらつめ)の妹、女鳥王(めどりのみこ)に求婚しようと考えます。その仲介役として、仁徳天皇は、異母弟の速総別王(はやぶさわけ)を選びました。
そして、早速、速総別王は、女鳥王に天皇の意向を伝えました。ところが、女鳥王は天皇からの求婚をきっぱり断り、
逆に、速総別王に惚れてしまい、結局、二人はそのまま結ばれてしまいました。▼隼、鶻、鸇(ハヤブサ)※[玉篇]に「祝鳩」なりとある。また、鶻鳩でいかるが。
速総別王は、そんな報告も天皇にしないまま時は過ぎ、、、
二人が結ばれた事をしらない天皇は、女鳥王の御殿にむかいました。女鳥王が機織りの前で着物を織っているのを見て、天皇は問いました。
「そんなに一生懸命、誰の着物を織っているのだ?」女鳥王は「今織っているのは速総別王の衣です」と答えました。
それを聞いて、初めて天皇は二人の関係を知ったのでした。
そんな時、事もあろうか、女鳥王は速総別王に、こんな和歌を送ります。
雲雀は天に翔る 高行くや 速総別 さざき取らねば
(ヒバリは空を高く飛ぶ。しかし、隼はもっと高く飛ぶ事が出来る。
速総別よ。鷦鷯(さざき・みそさざい)くらい取っておしまいなさい!)こんな、謀反をけしかけるような歌を送ったのでした。
▼鷦鷯・三十三才(ミソザザイ)
こんな歌を詠んだことを天皇に知られれば、謀反の疑いで処罰されます。
・・・そして、案の定、この和歌は天皇に知られてしまうのです。
天皇は、激怒し、彼ら二人を処罰しようと動きます。
女鳥王と速総別王は、まず倉梯山に逃げます。※一般的に、倉梯山は、奈良県桜井市倉橋の倉梯山と考えられていますが、
管理人は、舞鶴市倉梯にある倉梯山だと考えます。(参考リンク)その後、宇陀の蘇邇(そに)まで行って、天皇の軍隊が追いつき、
結局は、二人とも追撃軍の山部大楯に殺されてしまうのでした。。。
(※山部大楯は、元々は女鳥王の部下だった)
この時、この山部大楯は、自分が殺した女鳥王の手首から
玉を緒で貫いた玉釧(たまくしろ)を奪い、それを自分の妻に与えました。その後、宮中で宴会が行われた日のことです。
山部大楯の妻は、夫から貰った玉釧(たまくしろ)を付けて出席します。それを見た皇后の磐之姫は、不快に思い、宴会から退席させました。
さらに、夫の山部大楯を呼び付け、「おまえは、まだ体も暖かいうちに(かつて自分の主君だった)女鳥王から
玉釧をはぎとり、おまえの妻に与えたとは、なんと惨いことをするのだ!」磐之姫は、そう言って、山部大盾連は死刑になってしまいました。
※日本書記においては、少しストーリが異なります。
日本書記では、近江山君稚守山の妻と采女の磐坂姫の二人が良い珠をまいていたのを見て、皇后が問い詰めています。その結果、二人は、「佐伯値阿俄能胡の妻から貰った珠だ」と答え、阿俄能胡は罪に問われますが、自分の領地と引き換えに死罪は許されています。
その領地が、玉代(たまて)(奈良県御所市玉手 考安天皇陵)と言われています。(ただし、河内国安宿郡にも玉手山、玉手村があります)
管理人が思うに、この話は、恐らく、浦島太郎の玉手箱とも関連してきます。
もうお分かりですね。
女鳥王は、自分が詠んだ和歌のせいで、逆に天皇に撃ちとられてしまったのです。
まさに、「雉も鳴かずば撃たれまいに・・・」です。
以上が、「①仁徳天皇」における「雉も鳴かずば・・・」のエピソードです。
同時に、この女鳥王の物語には多くの暗示があるようにも思います。
下記のように整理すると、仁徳天皇が聖帝扱いされた理由が分かるかも?速総別王(隼)= 隹 + 十
⇒隼人(はやと)とは、古代日本において、薩摩・大隅に居住した人々を指す
女鳥王(雉?)= 矢 + 隹
⇒返し矢を撃たれたメスの雉?
大鷦鷯命=鷦鷯は「鳥の王」と言われる、三十三才とも書く。
⇒ユダヤの王 キリストは33才で磔刑に仁徳天皇の墓の毛受(もず)の耳原(※耳=三三)
モズの早贄に示される通り、モズ(百舌、百舌鳥、鵙)は餌を磔刑にする習性がある。
「百舌の磔刑餌(はりつけえ)」という言葉もある。
▼日本の国鳥である雉(これはオスです)
まぁ、ここまでは、ある程度、見れば誰でも分かります。
状況的に、『女鳥王=雉』です。
しかし、、、
なぜか記紀においては、女鳥王が雉だという直接的な言及が無いのです。
ここに少し違和感を覚えます。(草薙の剣も、雉は隠されてました)では、どうしたら、「女鳥王=雉」と考えられるのでしょうか?
これについては、古くから残る慣用句にヒントを求めたいと思います。
実は、「雉の雌鳥ゃ女鳥(ぎしのめんどりゃおんなどり)」という慣用句があるのです。
雉の雌鳥ゃ女鳥(ぎしのめんどりゃおんなどり)
疑う余地もないほど、誰が考えても当たり前なこと、分かり切ったことである。
それが自明の理であることの喩え。
"ぎし"という雉を示す古語がそのまま使われているので、これは、かなり古い慣用句です。
(日本の古語では、雉を「雉子(きぎす、きぎし、ぎし)」などと呼んでいました)
慣用句は、昔あった何らかの出来事を元に作られているものがほとんどです。
したがって、古代において、「雌鳥、女鳥」とある訳ですから、、
管理人は、この慣用句は、女鳥王の事を指しているように思えてならないのです。
そして、このように仮定すると、、、
下記のようなに、『女鳥王=雌(メス)の雉』、と言う推測が成り立つ訳です。
<雉の雌鳥ゃ女鳥(ぎしのめんどりゃおんなどり)>
メスの雉=雌鳥皇女(日本書記)=女鳥王(古事記)
▼雉(これはメスです)
では、今度は逆に、慣用句の方から、『雉の雌鳥ゃ女鳥』の意味を考えてみましょう。
雌鶏(めんどり)が女鳥であることは、当たり前です。それは納得です。
しかし、、、なぜ、「雉」である必要があるのでしょう?
普通に考えれば、「カラスの雌鳥ゃ女鳥」でも、「ツルの雌鳥ゃ女鳥」でも良いはずです。
鳥の種類を変えても、文の意味は変わらないでしょう。
でも、古代の人の考えは違ったようです。
"雉の雌鶏が女鳥"の文字通り、「雉」である必要があったようなのです。
つまり、雌鳥皇女=女鳥王は「メスの雉」でないと成り立たない!
・・・という、何らかの事情があったようなのです。
この背景を解くには、、、
記紀にある、もう一匹の別の雉から探る必要がありそうです。。。
記事が長くなってしまいましたので、今回はここまで^^;
続きは、また次回。
PS.あれれー?(コナン風に)
日本最初の聖帝仁徳天皇、、、名前を逆にすると、徳仁天皇になっちゃった(苦笑
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