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2011年8月17日
以前に「太陽フレア、コロナ質量放出(CME)の影響について考える」の記事や
「ガイガーカウンターとEMP爆弾(電磁パルス兵器)の記事において、
太陽フレアやEMP爆弾等により、電子機器が使えなくなる場合があることを述べました。
特に、問題なのはEMP爆弾によるケースで、この場合、かなり広範囲に渡って、
電子機器が使用不能になることも考えられます。
以前、海外サイトで見ましたが、下図のように、アメリカの中央部のオマハで
EMP爆弾が使用された場合、アメリカのほぼ全土にその影響は及ぶことになるそうです。
アメリカでこのような感じなのですから、狭い日本なら、
日本列島の全てに、影響を及ぼすことは容易に想像できる訳です。
しかしながら・・・
そのような場合でも、ファラデーケージさえあれば、電子機器を保護する事は可能です。
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ファラデーケージとは、遮断箱とも呼ばれ、
外部から密閉された箱状または円筒状の金属容器のことを言います。
外部からの電界と磁界をシャットアウトすることで、
金属容器内の機器を保護する仕組みになのだそうです。
ただし、単に、金属容器と言っても、どもように密閉すれば良いのか?
どうやって過大電流を逃がせば良いのか?等、管理人も詳細な構造までは分かりません^^;
なので、こういった部分は、海外サイトでファラデーケージに関して
言及していますので、まず、そちらを参考にしてみたいと思います。
Faraday Cage & EMP Protection what you should know
(ファラデーケージ&EMPの保護であなたが知っておくべきこと)ファラデーケージとは何ですか?
私はEMP分野の専門家ではないながら、私は技術者であり、
かつ、EMPの保護が要求される軍事システムに取り組んでいます。ですので、私はその分野では幾らかの面識がありますし、
その(EMP防護の)理論にもいくらかの知識を持っています。私は今後、より多くの実質的な知識と経験を得たいと思っています。
私は多くの偽情報を拡散することなく、状況を解明しようとしています。
あなたが保護したいものの周囲を完全に囲むような金属製ボックスを構築する考えは、
周知であり、理論的に論理的に正しい概念です。
このボックスは、ファラデーケージと呼ばれています。
(そして、すべての工学部2年生の学生ならば、
ファラデーケージに関する何らかの知識は持っているべきでしょう)
さて、何が起こるかと言うと、電界は、ケージの内側にあるオブジェクトに触れるよりも、
むしろ、周囲に金属製のケージに沿って発生します。
鍵は、ファラデーケージの周りのすべての電気の通り道は、
電気的に連続でなければならないということです。また、すべての辺は互いに接続される必要があり、大きな窓があってはなりません。
私は小さな開口部が、効果的なケージのために必要があるのかわからない。
それは恐らく、あなたが保護しようとしている電磁波の波長に関係しています。これはつまり、ファラデーケージの中にあなたの家を作りたい場合、
すべての壁、屋根、床の金属部分は、電気が自由に全体の縫い目を渡って
移動することができるよう接続する必要があります。同様に、電気的にそれらを囲む壁に接続されている窓の遮蔽物が必要になります。
そして、外装のドアは金属であることが必要で、
電気的に周囲の(金属)ドアのフレームに接続されます。これは、標準のゴム製のウェザーシールがないことを意味します。
軍事用途では、特殊な導電性ガスケットを使用してください。効果的なファラデーケージにするためには、ドアもクローズする必要があります。
ファラデーケージへのもう一つの重要なコンポーネントは、オブジェクトが
内部で電気的にケージの壁からと外から隔離されなければならないということです。電子機器は直接ケージに接触させてはいけません。
また、外の世界からのすべての電気信号は、
ファラデーケージを通過するフィルターEMを介して実行される必要がある。
※上記は通信機器を使う場合ですそれ以外の場合、電話回線やテレビ、インターネットケーブルなどの
電源ラインを介して家に来ますが、フィルタはその電圧スパイクを削除します。外部電源ラインは、EMPの源からの電圧スパイクを拾う巨大なアンテナとして動作します。
あなたは完璧なファラデーケージを持っているかもしれませんが、
ご自宅に直接通過する電力線がある場合は、ケージが良い動作をおこなう事はないでしょう。それは雨を防ぐために屋根を構築し、その中に大きな穴を切るようなものだ。
以上が、EMP保護の簡単な概要ですが、
前述したように、私はそれについての全てを知っている訳ではありません。理論的には、あなたの家が適切に保護されている場合には、
ファラデーケージは、すべての電磁信号をブロックするように、
家の中であなたの携帯電話を使用することができないだろう。このポイントに到達するためには、多くの研究と作業が必要です。
以上、直訳で分かり難かったかもしれませんが、
幾つかファラデーゲージの作成について重要なポイントが書かれていましたね。
重要なポイントを整理すると下記の通りです。
- ファラデーケージは金属で囲い、全ての辺を繋ぐこと
- 内部の保護する物は、ケージから離して設置すること
- 大きな開口はダメ。小さな穴も無い方が良い
- 通信設備など、外部からの電気信号が必要な機器は、
ファラデーケージを通過するフィルターEMを介して実行される必要がある。- 電話回線や電源ラインなどのケーブルは、EMPの源からの電圧スパイクを拾う
巨大なアンテナになってしまうため、ケージ外部からの線の接続はすべきでない。
ファラデーケージを作る場合、こうしたポイントを抑えつつ作成すべきですが、
4や5の項目は、専門技術が必要なので、個人での対応が難しいかもしれませんね^^;
ただ、それ以外の、1~3までの項目なら、鉄板で囲まれた
閉鎖系の金属容器を用意すれば良いだけなので、なんとかなりそうです。
以上を踏まえて、ファラデーケージの作り方を考えてみようと思いますが・・・
それを説明する前に言っておきますと、
仕事や業務用ならば、下記のようなファラデーゲージが販売されています。
上記は、春日電気というメーカーで販売されているファラデーケージですが、
180(D)x310(W)x160(H)mmのサイズなので、ごく小型のものです。
ただ、これでも一台16万円もしますので、業務用は高くて個人では手が出ません(--;
ですので、海外では、自作でファラデーケージを作っている方が多いです。
下記は、海外サイトで紹介されていた、ハンドメイドのケージです。
上記は、木箱の上から鉄板(鉄のメッシュ素材)を貼り合わせて、
外部の金属表面にアース線を繋いだ構造になっているようです。
上記のケージの詳しい作り方は、下記を見れば分かります。
http://www.jeddaniels.com/2007/faraday-cage-part-1/(英字サイト)
ちなみに、EMP電磁波から電子機器を守る場合は、ある程度の厚さを持った
鉄の素材でなければならないようです。(アルミ箔などではダメらしい)
このように、木と鉄板を使って、上手く接合部を繋げさえすれば、
個人でも、ケージを作成する事は可能です。
最後に、「自分でケージを作るのは面倒だ!」と言う方には、
簡易的なファラデーケージと同類の鉄のBOXを用意して代用する手もあります。
※ただし、あくまで簡易なので、何処まで効果があるかは分かりません
実際、海外では良く見る鉄(ステンレス鋼)のゴミ箱を使って、
ファラデーケージとしている方も多いです。(↓こんなの)
日本の場合では、こういう鉄のゴミ箱はなかなか見かけませんが、
楽天市場のショップで一か所だけ販売されてみたいです。
【アメリカ直輸入】アメリカ映画、路地裏で見たあのゴミバケツ!メッキゴミ箱 大 約168L S&K ... |
- 高さ:71.0cm
- 直径:55.0cm
- 重量:5.2kg
- 容量:168L
- 材質:スチール
- カラー:シルバー
- 原産国:アメリカ
ただ、こちらは、大サイズでも、直径55cm、高さ:71cmなので、
入れるモノも、そのサイズ以下の物に限られてきます。
ちなみに、管理人も自分用のファラデーケージを用意しているんですが、、、
管理人の場合は、実はこっそり、下記のケージを購入しました(苦笑
200リットルSUS304ステンレスドラム缶(オープン缶)レバーバンド(内/外) |
ええ、何を隠そう、ステンレススチールのドラム缶ですw
(しかも、かなり値段的にも高いドラム缶を買いました(汗))
なぜ、このドラム缶を購入したかと言いますと、
レバーバンド付きで、かなり密封性が高いというのが第一です。
そして、第二に、ファラデーケージ以外の用途に使えるからです^^;
EMP電磁パルス兵器が使用されれば、当然、電気で沸かす風呂釜も使えなくなります。
そういう時のために、ドラム缶風呂が出来ればいいな~と思って、
電気が使えない場合のお風呂用ということも考えて、敢えてドラム缶を用意しました^^;
ちなみに、わざわざ高いステンレス鋼のドラム缶にしたのは、
普通の鉄のドラム缶では、一年で錆びて使えなくなってしまうからです。
(ステンレスなら、何年でも継続して使えます)
EMP対策としてのドラム缶は、ファラデーケージと風呂用の2通りの
用途を考えていますが、ドラム缶の置き場がある田舎の方にはオススメです。
ちなみに、本格的に風呂用で考えるなら、バルブ付きドラム缶がオススメですが、
開口部があるだけに、ファラデーケージ用途としての効果は薄くなると思います。
専用バルブ付き200リットルステンレスドラム缶(オープン缶)レバーバンド(内/外) |
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※結局は、日本人がいつも神棚に祀る「お米・水・塩」の3つを確保することが、人間が生きる上で重要な訳です^^