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2011年8月 6日
当サイトでは、しばしば電磁パルス対策(EMP対策)について述べておりますが、
今回は、太陽フレアとコロナ質量放出(CME)について考えて見たいと思います。
今回の記事は電磁パルス対策を考える上で、
管理人の頭の整理も兼ねていますが、しばし、お付き合い下さいませ^^;
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そもそも、太陽フレアやコロナ質量放出(CME)とは何なのでしょうか?
そして、何がどうなったら、地球に被害が及ぶのでしょうか?
その辺を考えて見たいと思います。
まず、Wikipediaで調べると、太陽フレアは、下記のように書かれています。
<太陽フレアとは?>
太陽の大気中に発生する爆発現象(太陽系で最大)である。
特に大きな太陽フレアは白色光でも観測されることがあり、白色光フレアと呼ぶ。太陽の活動が活発なときに、太陽黒点の付近で発生する事が多い。
フレアの大きさは通常数万km程度であり、威力は水素爆弾10万~1億個と同等。
100万度のコロナプラズマは数千万度にまで加熱され、多量の電子や陽子が加速される。同時に衝撃波やプラズマ噴出が発生し、
時おりそれらは地球に接近して、突然の磁気嵐を起こす。
どうも、これを見る限り、太陽フレアとは、太陽の大気での爆発現象のようですね。
では、一体、どんな爆発なのか?
これは、下記の画像のような爆発です。
まるで、太陽の表面を一面覆うかのような大爆発です。
動画URL:NASAが撮影した巨大な太陽フレア
下記は、太陽と様々な惑星の大きさ比較の画像です。
地球の直径の大きさは、太陽のて1/109ですので、
太陽フレアの爆破が、どれくらいの爆発規模なのか分かりますよね。
この太陽フレアの規模ですが、通常はその大きさではなくて、
フレアが発生する際に放出される、X線の強度により分類されています。
太陽フレアには、X、M、C、B、Aの等級があり、X級が一番強いです。
フレアが発生すると、多くのX線、ガンマ線、高エネルギー荷電粒子が発生します。
また、太陽の表面で起こるフレアに伴い、太陽コロナ中の物質が、
突発的にプラズマの塊として宇宙空間に放出される現象が起きることが多いです。
この現象のことを、コロナ質量放出(CME:Coronal mass ejection)と言います。
下記は、コロナ質量放出によるプラズマの塊が、地球をヒットした場合の動画です。
おおよそ、CMEというのがどんな現象か分かると思います。
放出されたプラズマは、通常の太陽風の速度(~400km/sec)よりも速く広がり、
700~800km/secにも達する場合があるそうです。
動画に示す通り、これが地球磁気圏に衝突すると、
大きな地磁気変動が引き起こされます。
今まで見てきた、太陽フレアやCMEで地球にどんな事が起きるのでしょうか?
wikipediaによると・・・
高エネルギー荷電粒子が地球に到達すると、
デリンジャー現象、磁気嵐、オーロラ発生の要因となるそうです。
オーロラは皆さんご存知でしょうし、それはともかくとして、、、
デリンジャー現象や磁気嵐というのは、知らない方も多いと思います。
それぞれについて説明しますと・・・
まず、デリンジャー現象と言うのは、太陽フレアによるX線や紫外線などの影響で、
電離層の電子密度が増加し、特に、短波(3-30 MHz)の周波数帯において、
通信障害を発生させる現象です。(短波を利用するラジオなどが使用不可になります)
ただ、短波よりも高い周波数の電波や中波などには影響は少ないようで、
デリンジャー現象で、社会に大ダメージを与えるほどの被害は無いと思います。
逆に、社会的にも大問題となりかねないのが、磁気嵐の方です。
これについて、下記に詳しく解説します。
磁気嵐で地球に影響が出るのは、南向きの磁場をもつ太陽風が地球に到達する場合です。
磁気嵐は、前述の通り、太陽フレアやコロナ質量放出に伴い、放出されますが、
おおよそ、フレア発生からおよそ2日後に地球に到達すると言われています。
特に、地球の高緯度地域(極より)では、激しい磁場の変化に見舞われ、
地上の送電線などに誘導電流を作り、変電所設備などを破壊する場合があります。
実際、1989年3月、太陽フレアによる強い磁気嵐が起きた際には
激しいオーロラ嵐による磁場の変動が原因となって
カナダの送電システムが障害を起こし長時間の停電が発生したそうです。
その他、磁気嵐が発生すると人工衛星の電子精密機器の故障、
無線通信の障害などの悪影響が出る場合があります。
※また、それ以外にも、しばしば、それがトリガーになり、大地震として
作用する可能性があるので、念のため注意はしておいた方が良いでしょう
このように、大きな太陽フレアには、今まで、人間が築いた電気文明を、
根本から破壊する可能性を秘めていると思った方が良いでしょう。
以上、太陽フレアやCMEの説明と、それが地球に及ぼす影響について説明しました。
多くの人は、こうした被害は絵空事かと思っているかもしれませんが
、
NASAでは、次の太陽の極大期ともなる2011年~2013年辺りに、
こうしたことは実際に起りえる可能性があることを指摘しています。
▼下記は太陽の黒点周期です
http://oka-jp.seesaa.net/article/163520206.htmlより
NASA が発表した「2013年 太陽フレアの脅威」の波紋
2013 - Solar flare could turn sky red, wipe internet and paralyse earth
サン(英国) 2010.09.21
2013年 - 太陽フレアが空を赤く染め、それはインターネットを消し去り、地球を麻痺させる
9月20日、太陽エネルギーの巨大な爆発が3年後に地球を麻痺させてしまうかもしれないと科学者が警告を発した。
巨大な太陽フレアが 2013年に発生し、それが停電と世界的なカオスを引き起こすかもしれないと科学者たちは言う。
この100年に1度と言える災害は、電力送電網のクラッシュ、通信システムの崩壊、飛行機の墜落、食料供給へのダメージ、また、インターネットシステムのシャットダウンなどが含まれる。家庭用の冷蔵庫からカーナビまで、何もかも影響を受ける。
・太陽フレアによる災害は 1859年の状況を再現してしまうのかもしれない。
ヨーロッパとアメリカ大陸の2つの大陸の全域の国では、電話線網が焼き尽くされる可能性がある。
この災害に関しては、英国のリーアム・フォックス国防相が 9月20日にロンドンで緊急会議を招集したほど脅威は大きいようだ。国防相は、科学者たちに差し迫った災害に対しての戦略を構築するように依頼した。電力インフラ安全保障理事会 ( EIS ) の会議では、太陽活動が危機的な水準に達するのは 2013年だろうとした。
大気中の磁気エネルギーの劇的な上昇は、巨大なうねりを生み出す放射線の嵐を誘発する。このような現象は、100年ごとに一度だけ起こる。
最後の巨大なフレアは 1859年に発生し、その際には、地球の空の3分の2が赤いオーロラによって血のように真っ赤に染まった。このような現象が再び起きるかもしれないのだ。それは、例えば、ロンドンやパリやニューヨークといった現代の主要都市で雲の嵐を引き起こす。
1859年の太陽フレアに比べれば、それよりもずっと小さな太陽フレアが 1989年に発生した。それは、カナダのケベックで発電所の電力供給を停止させた。
また、ハリウッドの映画2012で描かれているように、太陽フレアは世界的な温度が急上昇する原因となる。地球は津波と地震にも見舞われ、人類の脅威となる。
元米国政府のディフェンス・アドバイザーのアヴィ・シュナール博士は以下のように警告している。
「磁気嵐は地球上のすべての国を破壊することができる。我々は漫然と待っているわけにはいかず、行動に出なければならない」。
NASAも上記のような発表も行っているのですが、、、
最近になって、かなり太陽活動が活発化しているのも気になるところです。
宇宙天気ニュースを見れば分かりますが・・・
下記のように、8月あたりから、C級フレアは無数に出てきていますし、
8/3からは、M級フレアも頻発するようになってきました。
以上のように、明らかに太陽活動は活発化していますし、
今後、何らかのX級フレアや地球方向へのコロナ質量放出の対策は、
考えておいた方が良いと思います。
オススメの太陽フレア対策としては、無理に電磁波対策を練らずとも、
電気を使わないでも生活が出来る準備を整えるってことでしょうか。
- 例えば、電気コンロの代用として、七輪を用意するとか・・・
- 自動車の代わりに、自転車を用意しておくとか・・・
- 時計も電池式ではなく、機械式に変えるとか・・・
まぁ、今からでも対策としては色々出来ると思います^^;
ま、いずれにせよ、時期が来たら、
「今まで生活を豊かにしてきた電気文明を、捨てられるかどうか?」
という意識改革を迫られる可能性があることは、認識しておいた方が良いでしょう。
ちなみに、こういう状況下になったら、自給自足の農業をするにしても、
今の機械式農業から、がらっと変える必要があるでしょうが、、、
それについては、また別のお話。
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