原油価格と砂糖の価格に注目：不況対策！個人でも有効な方法

久しぶりの更新ですいませんｍ（）ｍ

2013年の旧暦七夕も8/15日も、（エジプトの混乱以外は）特に目立った事もなく、
管理人が予測するような事象は特に見られませんでした。
（予測を外して申し訳ありませんでした）

ただ、大きな視点で見れば、
現在が、ちょうど歴史的な節目の過渡期であるという認識は相変わらずです。
（まぁ、今年後半～2015年までは大きな転換期になるでしょう）

その時代の転換の一つの象徴が、現在の原油価格の高騰です。

歴史的な節目を迎えて、この辺りで原油価格は、他の商品価格に先駆けて、
新たなサイクル（⑤-3波）のアゲ相場に突入する可能性が高いと思います。

▼原油価格（上段：通常チャート　下段：対数チャート）

原油価格は、現在、リーマンショックから約5年間の保ち合いを経て、
三角保ち合いから、上抜けをしかかっている状態です。

一度、上方向にバイアスが掛かれば、一気に上伸する可能性が高いので、
直前の高値（108.9ドル）を超える場合は、この夏、115ドルを超える辺りまで、
伸びてくる可能性は高いと思います。

ファンダメンタル的にも、現在、エジプトでは非常事態宣言が出され、
軍とモルシ派で大規模な衝突が起こっていますが、
スエズ運河を通る船舶に、支障が出てくるようならば、
原油価格も、一気に高値を目指す形になると思いますので、注意が必要です。

ちなみに、前から言っていますが、、、
下記のようなAB＝CDパターンを、米国株価の長期サイクルに当てはめて考えますと、、、

そろそろ長期サイクル的にも、転換期が訪れる時間帯です。

過去の大きなショックとして、世界恐慌と石油ショックがありましたが、
管理人は、現在から、ここ2年内のうちに
世界恐慌＋石油危機とが、同時に起こる状況になると思っています。

まぁ、その全ての先駆けが、今の原油価格の高騰だろうと思っているのですが、
原油価格が高騰しているうちはまだ良くて、原油価格が下がる時が非常に危険だと思います。

要するに、今の状況で原油価格が下がるとすれば、
ドル高になるような状況以外は、あまり考えられないように思います。

そして、どういう時にドル高になるかと言うと、
リーマンショック時のように、株価が大幅に下落するような時だと思います。

原油価格が下落するようなタイミングで、株価はさらに輪を掛けて下がる。
一応、そういう視点で管理人は相場を見ています。

下記は、株価と原油価格を重ね合わせたものですが、
傾向的には、株価の高値を付けた後、半年くらい後に、原油の高値を付ける傾向があります。

▼SP５００株価指数と原油価格を重ね合わせたチャート（※クリックで拡大します）

リーマンショックの前の株価の天井を付ける際も、
株価が頂点を付けた９ヶ月後に原油のピークを迎えています。

ITバブルの際も、株価の天井をつけた後、
その６ヶ月後に原油のピークを迎えています。

こういう傾向がある事を理解していれば、ある程度、自信を持って原油を買えますし、
株価が上がっている状況においては、原油も買っていって大丈夫だと思います。

ですので、管理人は、原油買いを推奨します。

CFD取引での原油買いのやり方を知らない方は、下記をご覧ください。
インフレ対策で個人で有効な資産防衛方法とは？

意外な穴場の"砂糖"　「肥満税」「砂糖税」が高値を呼ぶか？

その他、管理人が気になっている指標として、食糧価格があります。

小麦・コーン・大豆、、、色々見ていますが、
その中でも、特に、砂糖に注目しています。

食糧の商品価格は、おおむね2012年8月の高値から下落基調なんですが・・・

▼小麦

▼トウモロコシ

▼大豆

その中でも、唯一の例外が、砂糖で、
こちらは、2011年2月からずっと下落傾向です。

▼砂糖

しかも、この6月辺りに、砂糖は上値抵抗線を抜けだしかかっていて、
基調転換を暗示しているように思います。

もう一度だけ、下値を試すかもしれませんが、大きくは下がらないように思いますし、
今後、欧米などでの「砂糖税」「肥満税」の導入動向によっては、大きく跳ね上がると思います。

こちらも、密かに注目して見ると良いかもしれません＾＾