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2010年12月21日
ここでは、個人資産が300万円以上ある方(特に30代以上の方向け)のインフレ対策について解説します。
なお、個人資産が300万円未満の方や20代前半の方は、徹底的に自己投資に充てるべきです。そういった方々は「お金持ちになる思考法」を、お読みくださればと思いますm(__)m
ではまず、始めに、インフレ対策をお話する前に、、、、
あなたに理解しておいて頂きたいのが、インフレの定義です。
こんな小難しい議論から入るのは、今後インフレになるかという判断や、その対策を実施するかどうかは、資料を見て頂いたうえで全てあなた自身の判断で決定して頂きたいからです。
(当サイト管理人を含め)誰かに言われたから投資の決定をしたというの事ではなく、「投資の責任はすべて自己責任である」という事を、まずご理解下さい^^;
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まず大事な考え方なのですが、、、、もし、あなたがインフレーションが単なる物価上昇という考え方をしているのでしたら、それは間違いです。
インフレが起こるのには、物価の価値が上がるという理由ももちろんありますが、
その一方で、貨幣の価値が下がるという場合もあるのです。(案外この事を見落としがちです)
つまり、インフレ=①物価の上昇,②貨幣価値の下落 この二つの側面があると言う事に注意して下さい。(※また、後日、「ハイパーインフレ対策」の記事で、お話しする予定ですが、インフレにも、良いインフレと悪いインフレがあることにも注意して下さい)
では、まず、①の「物価の価値」について見て行きましょう。
一般的に、物価の価値は、CPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)で判断します。日本では総務省が発表しています。
これらCPIとPPIが、インフレ率及び物価変動率の判断材料として用いられていますが、消費者にとって関わりの深い、CPIの方で現在の状況を見てみましょう。
(※下記のグラフ右下の[2]をクリックすると、時系列でのCPIの推移が分かり易いです)
CPIのグラフでは、基準年を100として、100以上なら物価上昇(インフレ)、100以下で物価下落(デフレ)という一つの判断にはなります。
上記グラフの[2]では、2000年頃からデフレ傾向が続いていましたが、2010年9月あたりを底に急反発しています。ただ、この記事を書いてる2010.12月段階では、まだCPIが100以下でデフレを完全に脱却はしておりません。
しかし、この9月からの反発を見ると、10数年来続いたデフレ基調から変化が起こりつつあるようにも見えます。(10年間続いたデフレなので、そろそろインフレ到来・・・という見方も出来ます)
では、次に、②の貨幣価値が下落しているかどうかについて、調査していきます。
こちらについては、円インデックスのチャートを見てみましょう。
※円インデックスは、ドルだけでなく、ユーロ、オーストラリアドルなど、複数通貨ペアのレートを 合成して指数化し、円高・円安を総合的に判断しやすくしたものです。
上記の通り、円は、一方的に円高になっていますが、2010年末になって、その上昇速度は弱めつつあるように思います。
また、日本円の価値がは、他国の通貨に対して上がり続けており、上がり続けたものはいつか下がるのが道理ですから、このままこの円高基調が続くかは微妙です。
最後に、日銀のマネタリーベースを調査してみましょう。
マネタリーベースとは、日本銀行が金融機関に供給するお金の残高のことを言い、マネーサプライ(世の中に出回っているお金の供給量の総額)を推し量る目安になります。
通貨供給量の急上昇等が見受けられると、貨幣の大量増発によるハイパーインフレの兆候が捉えられるかもしれません。
(日本銀行ののマネタリーベース平均残高より)
上記グラフで見ると、2010.12月現在で、2007年初頭を底として、日銀のマネタリーベースは上昇し、現在は横ばいかやや上昇基調です。グラフの上昇は、通貨供給量(マネーサプライ)が増えていることを指しますので、現在徐々にですが、市中にお金が多く出回ってきており、お金の価値はやや薄まりつつあると考えられます。(ただ、まだ常識的な範囲内です)
以上、CPIと円インデックス、それと付マネタリーベースも併せて見てきましたが、こうしてみると、CPIからは物価の下落(デフレ)は収まった感があり、円の通貨価値の上昇も上げどまったかのように見えます。2010.12月時点では、それぞれ、均衡状態と言えるでしょう。
今後、どうなるか分かりませんが、もし、CPIが100以上の水準を超えて来て、円安傾向になれば、インフレが到来したという一つの見方も出来ると思います。
ただ、その場合も、「良いインフレか悪いインフレなのか?」を十分に見極めることです。
なぜなら、インフレにも良いインフレと悪いインフレがあり、それぞれに応じて、対策は異なるからです。
一般的に、需要と供給がマッチしたインフレは良いインフレであり、物の供給が不足して経済混乱が伴うようなインフレは悪いインフレです。
良いインフレの場合は、個人資産をインフレによる目減りから守るため、積極的に投資するという判断もし易いです。一方、悪いインフレの場合は、特に、日本円以外のものに変えるとともに、資産を何処か安全な所に逃避させる必要も出てくるかもしれません。
良いインフレの場合と、最悪の場合のハイパーインフレに備える場合、双方の対策を区分して、考えなければいけないということを、念頭に置いて下さればと思います。
>>「通常のインフレ対策」
>>「ハイパーインフレ対策を考える前に」
【参考資料】悪いインフレかどうかは、消費者物価(CPI)だけでなく、長期金利(下記)の増大も伴いますので、下記の長期金利チャートも逐一観察しておくと良いでしょう。
さしあたって、2006.11の高値を超えてくるなら、警戒を要します。
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