日本で月が重視される理由:不況対策!個人でも有効な方法



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2016年6月18日


日本で月が重視される理由

前回から始めた雑多な話題をお送りする記事ですが・・・
今回は、、、「月」について考えてみたいと思います^^;


存在感の薄い、、、月神

日本は、国旗を見ても分かるように、太陽神(天照大神)を頂く国です。


記紀においては、三貴子として、太陽神である天照大神以外に、
夜を統べる月神である月読命(月弓尊)、海原の神で星神である素戔男尊がいます。

天照大神が、この三貴子の中では一番偉いとされている訳ですが・・・
素戔男尊も、記紀の神代においては、露出度は高いですね^^


しかしながら、、、
この二柱の神に比べて、極端に露出が低いのが、月読命です。

その登場箇所を見ると、一目瞭然です。


『古事記』
月讀命は、伊耶那伎命に「夜の食国を知らせ」と命ぜられるが、以降の活躍は一切ない。

『日本書紀』
天照大神から保食神と対面するよう命令を受けた月夜見尊が降って保食神のもとに赴く。
そこで保食神は饗応として口から飯を出したので、月夜見尊は
「けがらわしい」と怒り、保食神を剣で刺し殺してしまう。
保食神の死体からは牛馬や蚕、稲などが生れ、これが穀物の起源となった。
天照大神は月夜見尊の凶行を知って「汝悪しき神なり」と怒り、
それ以来、日と月とは一日一夜隔て離れて住むようになったという。

※古事記では同じ展開で食物の神(大気都比売)がスサノオに殺される

しかも、月読命の役どころは、あまり良いものではありません。。。
古事記に至っては、月神である大気都比売がスサノオに斬り殺されてもいます。

このように、
月神というのは、記紀においては、あまり重要視はされてない
、、、かのように見受けられるのです。


ところが、、、どうも、古代の日本人を見ると、
太陽よりも、この存在の薄い月を重要視している部分ような思想も見受けられます。


なぜか和歌では、月の方が存在感がある

実は、この月が重視されている、、、というのは、特に和歌が該当します。


万葉集において、太陽を詠んだ和歌は、わずか22首にしか過ぎません。



一方、月はどうかと言いますと、、、月を詠んだ歌は沢山あります。
なんと、月を詠んだ和歌は、その数205首



数の比率として、太陽:月=22:205ですから、、、
なんと、10倍近くの差があるのですね。


この傾向は、平安末期-鎌倉期の百人一首でも変わりません。

百人一首では和歌の中に、太陽が詠まれた和歌は一つもありません。
その一方で、月に関する句は、11首もあります。


  • 07 天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でしかも       安倍仲麿
  • 21 いま来むと言ひしばかりに長月の 有明のを待ちいでつるかな    素性法師
  • 23 見ればちぢにものこそ悲しけれ わが身一つの秋にはあらねど    大江千里
  • 31 朝ぼらけ有明のとみるまでに 吉野の里にふれる白雪        坂上是則
  • 36 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを 雲のいづこに宿るらむ      清原深養父
  • 57 めぐりあひて見しやそれとも分かぬまに 雲がくれにし夜半のかな  紫式部
  • 59 やすらはで寝なましものを小夜更けて かたぶくまでのを見しかな  赤染衛門
  • 68 心にもあらでうき世にながらへば 恋しかるべき夜半のかな     三条院
  • 79 秋風にたなびく雲の絶えまより もれ出づるの影のさやけさ     左京大夫顕輔
  • 81 ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明のぞ残れる      後徳大寺左大臣
  • 86 なげけとてやはものを思はするかこち顔なるわが涙かな       西行法師

さらに言えば、百人一首を作成した藤原定家は、
どうも、月に対して特別な感情を持っていた、、、らしいのです。


その証拠に、、、
藤原定家の日記も、『明月記』という月のタイトルです。


明月記のタイトルは、
率直に言えば、、、「月を明らかにする記(日記)」です。

管理人はこの明月記の中身までは、詳しく調査してないのですが、、、
(高過ぎて資料買えないのですTT)

一体、月に何が隠されているのだろう?と思わずにはいられないのです。


古今伝授的には、、、月が重要らしい

和歌の秘伝として、『古今伝授』なるものがあることを、
当サイトでは、何度も述べておりますが、、、

実は、中世において、古今伝授の創始者とされた、東常縁(とうのつねより)の家も、
伊勢神宮の外宮と月夜見宮の参道の真ん中にあったりします。

▼伊勢神宮の隣にある月夜見宮の参道の入り口

▼つきよみさん参道(神路通り)

▼つきよみさん参道にある東常縁邸

▼東邸の碑

古今伝授創始者を祖に持ち累代文墨の才人輩出
※文墨・・・学問・芸術に関する方面のこと。文筆。

まぁ、この辺の事は、『月夜見宮と古今伝授の謎』を見て頂ければ良いでしょう^^;

とにかく、和歌の世界においては、、、
(太陽よりも)月が重視されている、、、というのが良く分かったかと思います。


そして、最近、管理人はふと思ったんですが、、、
実は、和歌以外でも、「相撲」においても「月」が重視されているように思います。


相撲の千秋楽における、、、弓

どの辺に、それが示されているかと言うと、、、相撲の千秋楽の儀式です。



上記は、皆さんご存知の「弓取り式」です。
これは、千秋楽の結びの一番の後に行われる儀式です。

しかし、弓関係の儀式は、この弓取り式の前にも、その象徴が見られます。

実は、下記のように、"これより三役"においても、、、
勝者力士には、矢や弦など、弓矢に関連する物が与えられているのです。

  • 最初の取組に勝った力士には、「小結にかなう」としてが与えられる。
  • 2番目の取組に勝った力士には、「関脇にかなう」としてが与えられる。
  • 結びの取組に勝った力士には、「大関にかなう」としてが与えられる。
※ただし、現在では弓を省いて、結びの取組に勝った力士に代わり、
弓取りの作法を心得た弓取力士が弓を受け取り、弓取式という儀式を行う。

このように、相撲には弓矢が大事なアイテムらしいのです。


ただ、相撲と弓が関係するには分かったけれど、これがどう月と結びつくのか?
・・・と思われた方もいるかもしれませんね^^;

少しその辺を補足説明すると、、、月は、色々と形を変える天体です。
そのうち半月は、上弦の月下弦の月のうように、古くから弓に例えられていたのですね。

だから、月と弓は、密接な関係があると言っても良いでしょう。


日本書紀の一書でも、こう書いてます。


<日本書紀・第五段の本文>
次に月の神を生む。【一書に云う、月弓尊、月夜見尊、月讀尊】

そう。。。
月読命は、月弓尊という、弓に関係する神でもあるのですね。


そして、そう考えると、、、
相撲の弓取り式の所作も、何か月弓尊が、関係しているように思われるのです。


相撲の弓取り式における、その所作を考える

そのように考えて、もう一度、弓取り式の儀式を見てみましょう。



大まかに言えば、、、下記のような所作に分けられます。

  • ①頭上で3回弓を回した後、八の字に回す。(合計8回)
  • ②身体の周囲に弓を2回転半回した後、掬う動作を、右3回、左2回
  • ③弓を左手に持ち、右脚を上げて四股-せり上がり-四股、、、で終了

以下は、あくまで、管理人による推測ですが、、、

最初の①は、千秋楽の結びの一番で、八の字を8回行っていることから、
神道のムスビの神(産霊神)を示しているように思います。

次に、②は、周囲を均す動作がありますから、、、周囲を清めるという意味でしょうか。
(掬うような動作は、悪しきものからの救いを示しているのかもしれません)

最後の③は、地に巣くう悪鬼を、四股で鎮める地鎮の意味合いと思われます。


そして、このように弓取り式の全体を考えると、、、
月(弓)には、不浄なものを鎮める働きが期待されているように思います。

そして、同時に、汚れた世の中における
「かすかな救いの光」を月は表しているのかもしれません。


現世は「月の世界」である

このように考えると、古代からの歌人が、月を多く和歌に詠んだのには、、、

この世の中が、如何に汚れきったものであるか?
・・・というのを暗示しているように思います。

決して、この世の中は、太陽の光輝く「昼の世界」などでは無い!
この世は、戦乱や病気、貧困などが渦巻く、「苦しみの世界=夜の世界」である!

・・・と言う意識が、恐らく共通認識としてあったのではないでしょうか。


そして、その夜の世界で、唯一、昼の光が届くのが太陽の反射光を映した「月」であり、
そこに、救いの光を見いだしていたのではないでしょうか。

そう言う意味では、月の光=救いでもあるわけです。


なんとなくですが、藤原定家の「明月記」のネーミングなどは、
(彼の生きた世の中は、戦乱続きだったので)世の中の救いを明らかにするための書物
・・・という意味だったのではないかと思います

そして多分ですが、百人一首の「月」も、
そういう苦しみの世界からの救いが意識されているようにも思えます。


このように、日本は太陽の国でありながら、、、逆説的に、月が重視されています。

それは、あたかも「明るい」という漢字が、
「日」よりも「月」の方が大きく書かれているのと同じです。


昨今は、政治の腐敗や不正などが横行し、罪とケガレばかりの世の中ですが、、、

罪や汚れといった夜の闇に飲まれること無く、
かすかな月の光ではあっても、明るい方向に歩んでいきたいものですね^^


PS.
ちなみに、仏教の終末の預言が記された書物も、「月蔵経」の預言であり、
世尊と月蔵菩薩の対話が納められています。


仏教でも、「月は」終末の世界に大きく関わっているように思えますね。


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