福井県小浜市の『お水送り』に行ってきました(考察編1):不況対策!個人でも有効な方法



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2015年3月14日


福井県小浜市の『お水送り』に行ってきました(考察編1)

3回ほど続けざまにお送りしていた福井県小浜市の『お水送り』の記事ですが・・・
今回は、その「考察編」をお送りしたいと思います^^;

今回は、『お水送り』の神事が持つ真の意味を、、、その神事の様子から、謎解きします。


▼鵜の瀬の上からの風景


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『お水送り』の神事の式次第

まず、謎解きの前に、、、整理として、神事の式次第をまとめておきます。


この福井県小浜市の『お水送り』は、、、

まず、下根来八幡宮(手向山八幡宮)の講坊において祈願祭(山八神事)からスタートです。

※山は山のように、という意味、八はたくさんという意味で、豊饒を祈るものらしい


11:00頃から、神宮寺別当職によって、祈願された赤土にお神酒を注ぎ練り、
講衆の役頭二人が長床の二本の柱に「」と「」の字を、牛王杖(バイ)で書き付け、
天下泰平、五穀豊穣、諸人の安楽を祈る儀式です。(見学不可)

※赤土は、この遠敷の地域で良く採れた「丹朱(辰砂)」?かも知れません


この山八神事は、少し意外なことに、遠敷川の鵜の瀬よりも、さらにもっと上流で行われています。


そして、その後、場所を福井県小浜市神宮寺の根本神宮寺に変えて、、、

修二会の法華懺法(13:00-見学不可)で「法華経」が読まれ、、、
その後、「弓打ち神事」(13:00過ぎ)で、四方祓いの射儀式が行われ、
奉納弓射大会(13:30)が行われます。

管理人が参加したのは、その後の神事からで、
その後、修二会の薬師悔過法(18:00-見学不可)の後、
達陀(18:30-)があり、、、

▼修二会の薬師悔過法が行われた神宮寺本堂

▼炎を振り回す儀式、達陀(だったん)


さらに、神宮寺大護摩法要(19:00-)を終え、、、
その後、松明行列へと出発した訳ですね。

▼神宮寺大護摩法要

▼松明行列

そして、ラストは、鵜の瀬での送水神事でした。
鵜の瀬でも大護摩供が行われ、、、送水神事が行われ、立ち直会で、全て終了です。

▼鵜の瀬での大護摩供

▼送水神事

▼立ち直会

以上が、お水送り神事の式次第ですが・・・
見て貰うと分かると思うんですが、、、完全にその性格は火祭りです!


お水送りという名前だけ聞くと、水の儀式のように思えてしまいますが、
水と関係するのは、「閼伽井戸」や「ご香水」、「鵜の瀬」と「」くらいですね。

▼閼伽水が採られる閼伽井戸

※修二会の薬師悔過法によって、閼伽水が「ご香水」となる


なぜ、このような神事なのか?と考えると・・・
その謎解きの鍵を握っるのは、管理人は「鵜」であろうと思います。


「鵜」でなければならない理由は何なのか?

鵜には大きく分けて、ウミウ(海鵜)とカワウ(川鵜)とが居ますが、
日本で鵜飼いに使われているのは、ウミウ(海鵜)です。

多分、若狭の祭りで、意識されているのも、ウミウ(海鵜)の方でしょう。

▼ウミウ(海鵜)


それで、鵜は、非常に特殊な動物でして、宮内庁式部職を見ても、楽部(雅楽)の他に、
なぜか、御料鵜飼だけが、式部職で活動が保護されていたりします。


日本の『古事記』、『日本書紀』 でも、「鵜」は、とてもなじみ深い動物で、、、

彦火火出見尊(山幸彦)と、海神の娘である豊玉姫の子の
ウガヤフキアエズ(草葺不合命)にも、が関わっていますね。


豊玉毘売命は海宮で懐妊したが、天神の子を
海の中で産むわけにはいかないとして、陸に上がってきた。

浜辺に産屋を作ろうとしたが、茅草がわりの鵜の羽
葺き終えないうちに産気づいたため、産屋に入った。

豊玉毘売命は、「他国の者は子を産む時には本来の姿になる。
私も本来の姿で産もうと思うので、絶対に産屋の中を見ないように」
と彦火火出見尊に言う。

しかし、火遠理命はその言葉を不思議に思い産屋の中を覗いてしまう。
そこに豊玉毘売命が姿を変えた八尋和邇(やひろわに)
腹をつけて蛇のごとくうねっているのを見て恐れて逃げ出した。

豊玉姫は彦火火出見尊に覗かれたことを恥じて、生まれた子を置いて海に帰ってしまう。
その生まれた御子を天津日高日子波限建葺草葺不合命
(あまつひこひこなぎさたけうかやふきあへず)と言う。

しかしその後、火遠理命が覗いたことを恨みながらも、御子を養育するために
妹の玉依毘賣を遣わし、託した歌を差し上げ、互いに歌を詠み交わした。

「鵜」は、このように、山幸彦と海神の娘である豊玉姫の出産に、関わっている動物なのです。


そして、豊玉姫が、出産時に、八尋和邇になったという事ですが・・・


山幸彦の「」と、八尋和邇の「八」

先に、『お水送り』は、下根来八幡宮での山八神事からスタートすると言いましたが・・・
これこそ、まさに、山幸彦と豊玉姫の結びつきを表しているようにも思えますね。


▼山八神事の様子(パンフレットより)


翻って、今度は、この若狭地域の総社で、
若狭一宮でもある、若狭彦・姫神社の祭神の方も、確認してみてください。

どうなってますか?


▼若狭彦神社(若狭彦神社・上社):祭神は若狭彦大神(彦火火出見尊(山幸彦)

▼若狭姫神社(若狭彦神社・下社):祭神は若狭姫大神(豊玉姫命


そうなんです。。。

実は、若狭では、ウガヤフキアエズの両親である、
彦火火出見尊(山幸彦)と豊玉姫命とが、祀られているのですね。

そして、特に、若狭姫神社は、安産育児に霊験があるとされている神社なのです。
※説明書きは、非常に長いので、読み飛ばして貰ってもOKです^^;)

▼若狭姫神社の説明書き1

<若狭姫神社の「ご神徳」の一つ 安産育児>

若狭姫神社(若狭一宮下社)には、海幸山幸の神話で名高い、豊玉姫命がおまつりしてあります。 若狭彦神社(若狭一宮上社)の祭神彦火火出見尊との間に、鵜草葺不合命とたたえる御子神があります。(若狭一宮上社の境内社に奉祀)

太古の時代、わが国ではお産のために特別に産屋を建てましたが、豊玉姫命はその産屋の屋根の草(かや)(このときは鵜の羽もつかいました、鵜は昔から霊鳥といわれていますから、安産を祈るために用いたのであります)のまだ葺きおえないうちに、御子神をお生みになりました。このために御子神を「ウガヤフキアエズノミコト」と尊称したのであります。

それほどにお産がかるく安らかで、母子共に健全にましましたから、安産の神として安産の神として篤く信仰されています。

正常なお産は妊娠してから二百八十日、すなわち九ヶ月十日、また十月十日(十月目の十日の意)といわれます。この九月十日(陰暦)十月十日(陽暦)はあたかも当神社の秋の大祭日にして、これ実に霊妙不可思議、尊くも畏こく、深き幽契の存ずるところと恐察いたします。

尚、当神社の境内社には、豊玉姫命の妹神玉依姫命がおまつりしてあります。豊玉姫命の御子神がお生まれになるとすぐ乳母となり、立派に、ご養育なさいましたので、育児の神として尊祟されています。

この境内社の前に、銀杏の大木があります。枝下に豊満な乳房の如き形の瘤が垂れ下がっていることから乳の木と称して、母乳少なき人々が祈願を込めれば豊かなお乳が授かると伝えて、深い信仰を集めています。

当神社にはこのように、安産育児に関する信仰の象徴が種々あります。

そもそも、出生は人生の門出であり、最も意義深く、且、極めて厳粛なものであります。

されば、お産はまさしく、女性の大役にして、その安産を祈願するのは、古今東西を通じていささかも差異はありません。私等の祖先がひたすらに神明の御守護を祈請して、母子の安泰を願うた敬虔な信仰、真摯な儀礼は今日尚綿々と、しかもおごそかに伝授されています。


▼若狭姫神社の説明書き2

<若狭姫神社の「ゆわたおび」の由来>

妊娠後、五ヶ月になると戌(いぬ)の日を選び、帯の祝いというて着帯の式を行います。この帯の事を「ゆわたおび」また「いわたおび」といいますが斎肌(ゆはた)の義とも結肌帯(ゆふはたおび)の略とも解されています。又、堅固を祝して岩田帯などともいいます。

ところが、若狭姫神社においては、斎海帯(ゆわたおび)の意と言い伝えています。即ち、安産の神と崇敬する海神(わたつかみ)豊玉姫命を斎(ゆわ)いまつりて安産を祈願し、母子の安泰を祝福した帯のことであります。

海(わた)はまた海(うみ)とよみ、産(うみ)に通ずるので、いよいよこの信仰が盛んになったものと推察されます。

さて、若狭姫神社の安産腹帯は、古来、安産の神様と篤く尊崇されている若狭姫大神(神話で名高い龍宮の乙姫さま、豊玉姫命)の御神徳を敬仰して御霊験あらたかな御祈祷が奉仕してあります。


・・・長くなりましたが、、、

取りあえず、若狭姫神社は、上記の通り、安産育児の神として、 古来より信仰を集めていると言う事が、これで分かりますね。

そして、『お水送り』に深く関わる「鵜」には、、、

山幸彦と豊玉姫の間に出来た、草葺不合命の「鵜」にも通じ、
さらには、、、豊玉姫の妊娠出産にも大きく関わる事が分かる訳です。


そういう事までを、深く付きつめて考えると、、、
たまたま、この若狭の地で、偶然にお水送りの儀式が始まったとは、考えられないのです。


なので、鵜の瀬での由緒書きにあった、「若狭の遠敷明神(彦姫神)だけが遅刻したので、お詫びとして、お水送りが始まった、、、」という"お水送りの由来"は、後世の後付けのように思います。

今回、このように、「鵜」が、若狭地方の信仰と深く関わる事が分かりましたが・・・

いまいち、『お水送り』が火祭りの性質を持っている事と、
この「鵜」がなぜ、お水送りで重要なのかは、はすぐには結びつかないところです。

その辺を、また、次回に考察して見たいと思います。
すんません、まだ続きます^^;



続き⇒ 福井県小浜市の『お水送り』に行ってきました(考察編2)


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管理人は、不況時代突入を先読みし、一早く会社を退社し脱サラ。

その後、他に先駆けネットビジネスに参入。現在は、ネットのベンチャー会社を立ち上げ、日々ビジネスに邁進しております。

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