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2015年3月 4日
前回の記事で、福井県小浜市の『お水送り』の参加レポートをお送りしましたが、
今回は、それの後半になります^^
今回は、「お水送り」ではどんな事をしているのか?
その全貌を、写真で示すとともに、"その神事が持つ意味"を考察していきます。
では、、、「お水送り」の入口へお入りください・・・
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場所は福井県小浜市神宮寺の根本神宮寺、、、
ここで『お水送り』の神事、、、修二会の薬師悔過法(やくしけかほう)は18:00から始まります。
この頃になると、辺りはどんどん夜の闇に包まれてきます。。。
そこに突然、法螺貝を吹き鳴らす音が聞こえ・・・
白装束の修験道の僧のいでたちの方々が、お寺のお堂の方に向かっていきます。
このお堂の中に入っていくのは、、、下記の人々です。
<たいまつ行列順>
- 法螺師・・・3人の山伏
- 白黒鵜童子・・・6人の和尚(白3人、黒3人)
- 井太夫・・・御幣を持つ人
- 会奉行・・・行事統括者
- 水師・・・御香水を持つ人
- 水司・・・送水神事を司る人
- 咒師・・・護摩導師
- 念師・・・念ずる人
- 火師・・・火を付ける人
- お堂師・・・送水願文をもった人
- 法弓師、法斧師、法剣師、法矢師
- 修験道による除摩大願成就中松明を持つ役の人々
- 神宮寺各御講人による除摩大願成就中松明を持つ役の人々
そして、上記の皆が入ったところで、、、
お堂の中から、扉は閉じられました。。。
つまり、密室で、一般客からは、修二会の薬師悔過法は、見えない状態にされました。
ただ、中での音声だけは、スピーカーを通して、外にも伝わってきます。
ドタバタする音や、鈴の音、訳分からん呪文のような声、、、
さらに「はんにゃーはーらーみったー」の般若心経などが時折聞こえてきます。
この時、閼伽水(あかすい=聖水)を「香水」に変じる行法が行われているらしい。
罪障を滅し、天下泰平・諸人安穏・五穀豊穣をもたらすらしい。
そして、約30分後(18:30頃)、、、
突如、お堂の扉が、やっと開いたと思ったら・・・
お堂の中から、炎がついた達陀松明(だったんたいまつ)を振り回す火天が出現!
(ポジション取りが悪くて、上手く写真取れなかった(--;)
そして、この火天に続いて、続々と、修験道の方々が、お堂から出て行き、、、
さきほどの前庭の大護摩壇の前に、集っていきます。
▼昼間の大護摩壇
大護摩壇の周りをぐるぐると、回り始め、、、何やら行をしています。
(管理人はポジション悪く、上手く撮影できない(;;))
火天は炎を振り回し、結界し魔を払い、、、
水天は、香水を散じ浄める、、、と言う事をしているのだとか。
そして、それらが終わったら、
「咒師」護摩導師(?)の方が、護摩壇の前で、祭文を読み上げます。
次に、法斧師が出現!
四隅の松明の前で、四方の祓いをしていきます。
▼法斧師
次に、法弓師(後ろに法矢師)が出現!
四隅の松明の前で、こちらも実際に弓を放って、四方祓いをします。
▼法弓師と、、、後ろの法矢師
最後に、法剣師です。
なんか、不動明王のような剣の持ち方してました。
なぜか、法剣師だけは、四方祓いではなく、、、東西方向の2方向だけの祓でした(・・?
なぜかは、管理人も分からない。。。
▼法剣師
そして、それらが終わったら、、、いよいよ、、、
ですが、まず、水師(?)と思われる方が、護摩壇で何やら願文を奏上した後、
火師の方が、護摩壇の下部の所に、火をつけます。
▼水師(?)と火師
すると、、、
護摩壇から、もわーっと煙が燻ぶってきました。
(あー、前の青のフードの方、、、邪魔、、、です(笑)
▼護摩壇から燻ぶる煙!
・・・と言うか、煙で、そもそも何も見えなかったり(笑
もう、辺りは、煙で真っ白です。
管理人の立ってる場所は、別に風下ではなかったんですが、この有様です。
風下にいたら、、、もう煙た過ぎて大変だと思います。
▼立ちこめる煙!
ですが、その白煙も、護摩壇の火が進むと、、、
勢いのよい上昇気流に巻き上げられていきます!!!
ゴォー!!っと言うような業火が、立ちあがり、、、
最初の護摩壇の高さの3倍くらいの高さまで、火柱が立ち上がります!
▼火柱の高さが凄い!
うぉぉぉ!!!これはスゴイ!
まるで、キャンプファイヤーですよ。これは!
日テレの福沢アナが居たらきっとこう言うでしょう。
「ファイヤー!!!」と。。。(笑
▼ファイヤーダンスでも踊りたくなってきます(^^;
熱気がまじで凄いんですが、、、
その中でも、修験僧の方々は、何やら祭文を唱えています。
・・・熱くないんでしょうか?
▼何やら、唱えている修験僧の方々
そして、着火後10分かそこらも過ぎると、護摩壇の骨組みも見えて来ます。
檜(火の木)なので、外側は、あっという間に燃え尽きます。
どうやら、内部は井桁で組んであったみたいですね。
▼井桁が4段組みで組まれている(4段-5段かも?)
そして、この頃になると、次の「松明行列」の準備が行われ始めます。
なにやら、御香水の周りにいる方々がいそいそと動きだし、、、
修験僧の方々も、手たいまつを用意し始めました。
最初に、御香水の周りの人々が、手たいまつに火をともした後、、、
隣に用意されていた、あの「大たいまつ」の方にも火をともします。
▼大たいまつ
▼大たいまつに点火
その後、各修験僧の方々の手たいまつにも明かりがともされ、、、
一足先に、松明行列の方に出発されていきました。
▼手たいまつに明かりがともされる
▼人ごみの横から、松明行列の先頭出発
いやぁ、凄い混みようだったので、、、
火の粉で火事にならないか心配なんですけど、、、案外大丈夫みたいですね^^;
次に、中たいまつに炎がともされます。
先ほど、御香水の後ろに立てかけてあったのが「中たいまつ」のようです。
▼中たいまつ
これは、3人がかりで持ち上げて運ぶたいまつです。
一番後ろの人は、かちかち山の狸さん
の気分が味わえますよ^^
▼お尻に火が点くかも?
そして、、、中たいまつも、松明行列に出発し終わったら、、、
いよいよ一般客も、松明に火をともします♪
これは、直接、護摩壇から松明に火をともします。
・・・で、皆に火がついた状態が、↓コレ。
分かりますか、この隣の人との距離の近さ。。。
それぞれが、松明を持ってるんですが、、、
松明をもし、人の頭にぶつけようものなら、やばいっす^^;
▼おまいら、、、俺に近づくと火傷するぜ?
集団でマルコゲにならないように、気を付けて松明を、頭上に持つ必要があります。
(それでも、火の粉が飛んでくるので、燃えても良い服装にするのが鉄則です)
と言う事で、皆で、松明行列にしゅっぱーつ!!(^^ノ
▼山を降りる松明行列
取りあえず、長くなったので、「神宮寺編」はここまでですが・・・
まだ、ここから、1.8km歩いて、「鵜の瀬」まで歩かなければいけません。
ですが、ここまで見て頂くと、お分かりかと思いますが・・・
「お水送り」と言っても、、、その内容は、完全に「火祭り」の性格です。
ですので、お水送りと言うと、いかにも、水の祭りかと思いきや、
まるっきり、名前のイメージとは違うんです。
この辺は、さらに、次回の「鵜の瀬」編を見れば、なぜ火祭りなのかが分かってきます。
・・・今回はここまで^^
PS.
ちなみに、奈良の東大寺の『お水取り』も火のお祭りです。
▼東大寺の『お水取り』
そう言えば、鞍馬も・・・
続き⇒福井県小浜市の『お水送り』に行ってきました(鵜の瀬編)
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※結局は、日本人がいつも神棚に祀る「お米・水・塩」の3つを確保することが、人間が生きる上で重要な訳です^^