眠りから覚める猫③~聖徳太子に秘められた猫のコード~:不況対策!個人でも有効な方法



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2016年5月28日


眠りから覚める猫③~聖徳太子に秘められた猫のコード~

さて、前回の「眠りから覚める猫②~四天王寺にて眠る猫~」では、
四天王寺の奥殿への、行き手を遮る「猫之門」についてご紹介しました。

今回は、その続きになります。
前回と内容が被る部分もありますが、大事な部分なので、ご容赦ください^^;

▼猫の門に施された彫刻


以前の記事および、関連記事については、下記をご覧ください。


猫之門に至る入口、西門(石の鳥居)について

さて、、、問題の「猫之門」は、西の鳥居から入って西大門(極楽門)を抜け、
四天王寺の金堂と五重塔の間を通って、その先の東に抜けた所にあります。

▼四天王寺の西向の鳥居(極楽門)


この四天王寺は、西から入る特殊な構造なのですが・・・
鳥居の扁額までが、なにやら普通の神社には見られないような文字が書かれてます。

どう書かれているかと言うと、、、
下記の通りです。

釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心
(ここは釈迦如来が仏法を説いている場所で、極楽浄土の東門の中心です)

これを聞いて、管理人は、
四天王寺の西方にあるのに、なぜ東門の中心なの?」と思わずにはいられませんが・・・

これと同様の質問が、謡曲の「弱法師」の中で繰り広げられています。


詳しくは、リンク先の謡曲の内容を見て頂ければ良いのですが、簡単に言えば、
「天王寺の"西門(石の鳥居=阿字門)"は、実は極楽の"東門"に向かっている」

・・・と言う事らしいです^^; (それを聞いても良く分からないのですが)

▼日想観で見た石鳥居と夕日

【画像は活動報告 - 四天王寺の活動報告ブログより引用】


まぁ、日想観という、西向きに正座して日没の相状を観て西方浄土を想観することが、
極楽浄土(の入口である東門)を観念する修行に繋がるようです。
阿字観という瞑想法で、煩悩を除くことが出来るらしいです


・・・

・・・

まぁ、石の鳥居もまだ謎がありそうですが、、、
今は先を急いで、石の鳥居から東に目を向けましょう。


猫之門の謎

さて、石の鳥居から境内に入って東方向は、西大門(極楽門)があります。
※石の鳥居から入って東の門が"極楽門"というのも気になる所です

▼西大門(極楽門)

さらに、西大門(極楽門)を通って、中心伽藍に向かい、
金堂と五重の塔の間を東に通りぬけます。

▼中心伽藍(手前の金堂と奥の五重の塔)

そして、中心伽藍を東に抜ければ、、、、問題の猫之門に至ります。


この猫之門なのですが・・・
聖霊院(しょうりょういん)奥殿を遮るかのように配置されています。


聖霊院(しょうりょういん)は、太子殿とも呼ばれ、
前殿には、太子十六歳像・太子二歳像が祀られ、
奥殿には太子四十九歳像(1月22日のみ公開の秘仏)が祀られています。


ちなみに、この聖霊院の前殿にも、(猫之門の猫とは別に)猫の彫刻が施されています。

▼聖霊院の前殿の猫の彫刻(眠り猫)

【画像はteracyanの面白くないブログ!より引用】


猫之門の猫と比べてみると、(作風が違うので、多分作者は違うと思いますが)
左右違いになっており、それぞれ花(牡丹)と眠り猫の構図になっています。
(この構図については、後々説明します)

▼猫之門の蟇股に施された彫刻


なお、猫之門に施された猫は、飛騨の匠、左甚五郎の作によるものと伝えられています。

そして、一般的な説明によると、
猫之門の猫は、日光東照宮の「眠り猫」と一対で、元日の朝に互いに鳴き合った

・・・とも言われています。


まぁ、このように、猫之門以外にも、聖霊院の前殿にも猫が居るなど、
よほど、聖徳太子と猫には深い関係があるとしか思えないのです。


一般的には、四天王寺の「猫の門」の猫は、
聖霊院にある経堂の経典がネズミにかじられないように見張り番をしている、

・・・と言われます。

こうした理由で猫が彫られたと、まことしやかに囁かれていますが・・・
これは本当でしょうか?


結論を言えば、、、管理人は、"若干ニュアンスが"違うと思います。

もし、単に、仏教の経典を守るという理由だけなら、
(奥の院に経堂がなく霊廟しかない)日光東照宮の眠り猫はどう説明するのか?
・・・という話になってしまうからです。

▼日光東照宮の境内地図と眠り猫

【画像は日光東照宮公式HPより】


だから、この四天王寺の猫には、"経典を守る"ということ以外にも、、、
何かしら深い理由が隠されているが隠されていると思うのです。


<注釈:古代の日本に猫は居なかった?>
日本の猫は、(紀元前から日本に猫が存在をしていた可能性も有るが)、
(沖縄等の南西諸島や九州を除き)日本の本州には猫は居なかったとされます。

奈良時代ごろに、経典などの大事な書物をネズミから守る益獣として、
中国から輸入された事が、日本猫の始まりとも言われています。

古代にネコが日本に定着していたという物証は乏しく、
『古事記』や『日本書紀』などにもネコの記述はありません。
ネコの文献の初出は、奈良時代末期頃(8世紀頃)の「新訳華厳経音義私記」で、「尼古」と書いてネコと書かれています。

ただ、稲が大陸から入ってくる弥生期辺りから、
特に九州には、猫は徐々に入ってきた可能性があります。
稲は苗から取れますが、猫に苗の文字が入っていることに注意したいです。

聖徳太子と猫の関係

では、一体、猫には、どんな秘密が隠されているのでしょうか?
そして、聖徳太子と猫に、どんな関係があるのでしょうか?


このうち、後者の聖徳太子と猫の関係性については、
まずは四天王寺の猫之門の性格を知っておくと、理解し易いかも知れません。

今ある四天王寺の猫之門は、戦国時代の大坂の陣で一度焼失し、
その後に徳川幕府が再建したものですが、、、

門の前に柵が張られてあるように、通常は、開かずの門になっています。

▼猫の門


ただし、これには例外がありまして、、、

実は、毎月22日だけ、門の扉が開き、奥殿が門越しに拝めるのです。
(ただし、猫之門は開きはしますが、通行できません)
(参考:四天王寺の活動報告ブログ


この毎月22日は、聖徳太子の月命日にあたります。

この聖徳太子の命日は、「上宮聖徳法王帝説 」に書かれた命日に基づいています。
上宮聖徳法王帝説には、下記のように書かれています。


上宮聖徳法王帝説 第二部より>
慧慈法師、上宮太子作の義疏(※三教義疏)をもたらして、本国に帰り流布させた。
その間、壬午の年(622年)の二月二十二日の夜半、聖王は亡くなられた。
(※帝説では、敏達三年(574年)旧暦1月1日の誕生とされ、享年49歳)

と言う事で、、、
聖徳太子が亡くなった命日は、全て2並びの特殊な日付なのです。

ちなみに、恐ろしい事に西暦(キリスト生誕基準)でも、下二けたは622年で2並びです。
(※これは西暦を知ってないと出来ない芸当であると思います)


このように、四天王寺の猫之門がわざわざ22日だけ開かれるのは、
聖徳太子の命日に由来するのです。


ちなみに、聖徳太子の命日の2月22日ですが、、、
一応、現在では正式に猫の日になっています。


猫の日について
猫の日は、日本の猫の日実行委員会が1987年に制定した記念日で、
2月22日に定められている。

日本における猫の日は、愛猫家の学者・文化人が構成する猫の日実行委員会が
一般社団法人ペットフード協会と協力して、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、
猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で1987年に制定した。


2月22日を"猫の日"として、猫に関する各種イベントやキャンペーンが行われる他、
猫に関する啓発活動も行われる。

2月22日が選ばれた理由は、猫の鳴き声の「にゃん」「にゃん」「にゃん」と
日本語の「2」「2」「2」の語呂合わせにちなんだもの
で、
全国の愛猫家からの公募によって決定した。

まぁ、当然ながら、上記の猫の日は、現代に作られた記念日なので、
古代の歴史とは一切関係ありません。
※古代では、源氏物語や枕草子では、猫の鳴き声は「ねうねう」と書いているので、現代のように「にゃんにゃん」とは聞いてなかったと思われます

しかしながら、四天王寺の猫之門や聖徳太子の命日の関係性を考慮すると、、、
遥か遠い古代から、2並びの数字と猫とは、深い関係がある可能性が高い。

・・・と思われるのです。



一体、その思想の源泉は何か?
そして、なぜ聖徳太子と猫とを、関係性を持たせてあるのか?

その辺の疑問が、管理人も、これまで良く分からなかったのです。。。(--;



聖徳太子の命日2月22日は、後付けのものだった?

そして、この疑問に、さらに謎を深めることになるのが、日本書紀 の記述です。


実は、聖徳太子の薨去日は、主に『日本書紀』『法隆寺系史料』の2系統が存在します。
※法隆寺系史料は、釈迦三尊像光背銘や天寿国繍帳、上宮聖徳法王帝説など


『法隆寺系史料』である、上宮聖徳法王帝説などでは、
聖徳太子の命日は推古30年(622年)の2月22日とされていましたが・・・

『日本書紀』の記述では、聖徳太子の命日は、
なんと1年もずれた推古29年(621年)の2月5日になっています。
(ただ、聖徳太子の薨去が書かれてあるのは日本書紀の巻二十二だったりします)


日本書紀 巻第二十二
(推古天皇の)二十九年の春二月の己丑の朔、癸巳(五日)に、
夜半に厩戸豊聡耳皇子命、斑鳩宮に薨(かむさ)りましぬ。
※その他の資料では、917年成立の藤原兼輔著の「聖徳太子伝暦」では、
聖徳太子の命日は、推古29年(621年)の2月22日になっています。
※こちらは、日本書紀と法隆寺系が混同されている?

という具合に、実は、それぞれの文献で、聖徳太子の命日は一定になっていないのです。


これについて、管理人が推測するに、(これはあまり強く言えませんが)
聖徳太子の命日は、当初は日本書紀の推古29年(621年)2月5日で設定されていた

・・・と思うのです。

しかしながら、"後の権力者(とそれに連なる勢力)の都合"からすると、
「上宮聖徳法王帝説」の推古30年(622年)2月22日の命日の方が都合が良かった。

そして、後に、2並びの日付は、猫とも結びつけられた。。。


これが、本当の所では無いか?と管理人は推察します。


※ちなみに、大山誠一氏は「「聖徳太子」の誕生」において、
法隆寺系資料は、日本書紀の成立から二、三十年後の成立であるとしています

※また、梅原猛氏は「隠された十字架―法隆寺論 」において、
法隆寺は天智九年(670年)に火災で一つの建物を余すことなく全焼しており、平城京遷都(710年)が為された元明天皇の和銅年間(705-715年)に法隆寺は再建されたとしています。法隆寺に運び込まれた財宝については、日本書紀成立頃(720年)以降の人物である元正天皇・県犬養三千代・光明皇后によって贈られたとしています。よって、法隆寺系資料の釈迦三尊像光背銘は信用できません。「上宮聖徳法王帝説」についても、梅原氏は種々の理由から由来は古いにしても信用し難い本だと述べています



だとすると、一体、誰がどんな理由で、聖徳太子の命日を変更したのか?
そして、なぜ、後に、その日付を猫と結びつけたのか?


その秘密は、、、
ズバリ猫之門の配置に隠されているのです^^


続きが気になりますが・・・今回はここまでとします^^;
次回は、猫之門の配置から、「猫」に課された性格を読み解きます。


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