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2015年3月 2日
随分と『野馬台詩』の解読に時間を掛けておりますが・・・
今回は、閑話休題です^^;
ただ、この詩を説く上で、、、
最近になって、管理人は、この謎の一端が、分かり掛けてきた気がします。
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実は、それを解くためのヒントは、、、
吉備大臣入唐絵巻の物語で、最初から用意されているみたいなのです。
(吉備大臣が、この『野馬台詩』を解いたのが、ある意味、大きなヒントでした)
▼吉備大臣入唐絵巻
例えば、『野馬台詩』は東海姫氏国の文から始まっている事から分かるように、
「中国の周王朝の姫氏」が、大きく関わっているのですが・・・その系図を見て下さい。
周王朝は、16代目の武王から始まるのですが・・・
その姫氏の初代は、后稷(こうしょく)と言います。
▼姫氏の初代の后稷(こうしょく)(姓は姫、諱は弃、または稷)
『史記』周本紀によれば、帝コク(高辛)の元妃(正妃)であった姜原が、
野に出て巨人の足跡を踏んで妊娠し、1年して子を産んだ。
※女+巨=姫で姫氏か?巨は、取っ手のある矩形の定規を表すが・・・
姜原はその赤子を道に捨てたが牛馬が踏もうとせず、林に捨てようとしたが
たまたま山林に人出が多かったため捨てられず、
氷の上に捨てたが飛鳥が赤子を暖めたので、不思議に思って子を育てる事にした。
弃と名づけられた。(弃は棄と同じ意味)
弃は成長すると、農耕を好み、麻や菽を植えて喜んだ。
帝の舜に仕え、農師をつとめた。また后稷の官をつとめ、后稷と号した。
この人物は、伝説の帝王の舜の時代に、
后稷の官(后は君の意味、稷は五穀で、農事を司る長官)を勤めたため、后稷と号しました。
ここでいう稷とは、、、
そう、、、実は、キビ(うるちきび)のことなのです。
(※ただし、他にも粟(あわ)とコーリャン説あり)
稷(きび)と吉備(きび)・・・
『野馬台詩』は、「東海姫氏」などやたら、周王朝を意識した作りになっていますが・・・
このような関連性を考えると、、、
なぜ、吉備(きび)大臣が、野馬台詩の謎解きをする主人公になったのか?
・・・それが、見えてきませんか。
多分、吉備大臣に謎解きさせているのは、后稷の存在が意識されているからでしょうし、
吉備大臣自身が、この『野馬台詩』の謎に大きなヒントになっているのが分かります。
そしてまた、そのような視点で捉えていくと、、、
吉備大臣入唐絵巻の物語の中身さえも、『野馬台詩』を解くヒントになっている可能性が高い!
・・・と言うのが見えてくるのです。
基本的に、この『野馬台詩』は、、、
恐らく、これ単体では、解けないモノになっている・・・と思われます。
そして、『野馬台詩』の文章を解くためには、幾つかのアイテムが必要で・・・
それらの知識を統合して、初めて解けるモノのように感じられます。
①文選
②囲碁
③双六(すごろく)
この3つだろうと予測されます。
つまり、、、
吉備大臣入唐絵巻のストーリーに出てきた事柄自体が、
何かしらの暗号解読に寄与する仕組みになっていると思われます。
実は、それに気付かされたのが、、、
前回の文章の続きの『猿犬稱英雄(猿犬英雄を称す)』の部分です。
丹水流盡後(丹水の流れ尽きて後)
天命在三公(天命三公に在り)
百王流畢竭(百王の流れ畢(おわ)り竭(尽)き)
猿犬稱英雄(猿犬英雄を称す)
王宮は衰退し、
天命は三公に移った。
百王の流れはついに尽きて、
猿や犬が英雄を称した。
この『英雄』という語句が、凄いポイントでして・・・
どうも、吉備大臣が持ち帰った『文選』が、、、
日本で「英雄」という熟語が使われるきっかけとなった出典本らしいのです。
だからこそ、この『文選』の全文を確認する必要があるのですが、、、
文選は非常に難解な本で、しかも全部で三十巻もあるため、
真面目に全部読んだら、、、多分3カ月間以上は余裕でかかると思います^^;
下記で、文選の全巻ですが、全部読むのは、、、大変ですね。。。
(しかも、かなりの難読文で書かれている書物です)
▼『文選』の賦篇の第一巻から第十九巻まで3冊
▼『文選』の詩篇の第十九巻から第三十一巻まで2冊
▼『文選』の文章篇 序・碑文・詔・策・移など3冊
宋代の諺に「文選爛して、秀才半ばなり。」と言い、
清少納言の『枕草子』にも「 ふみは文集。文選。新賦。史記五帝本紀。願文。表。博士の申文」とあって、 古来有識者の必読書といわれた文選は、現代においては通読が容易ではない中国古典の1つ
それでは困るので、アタリを付ける必要があるのですが・・・
恐らく、文選三十巻のうち、最初の十巻が特に重要だと思われます。。
それは何故かというと、下記のように書いてあるからです。
吉備の曰く、我は飛行自在の術を知れり、と云ひて、
楼のひまより共に出でて、文選講ずる帝王の宮に至りぬ。
三十人の博士、夜もすがら読むを聞きて帰りぬ
。鬼の曰く、聞き得たりや。大臣の曰く、聞きつ。
古き暦十余巻たづねて、与へてむやと云ふに、鬼、すなはち求めて与へつ。
吉備、これを得て、文選の上帙十巻が端々を三、四枚づつ書きて、楼の内にやりちらしつ。
その後一両日を経て、文選三十巻を具して、博士一人、勅使として楼に来たりて、
心みむとするに、文選の端々を散らし置きたるを見て、唐人、怪しみて曰く、
この文はいづれの所にはべりけるぞやと問へば、この文は、我が日本国に文選と云ひて、
人の皆口づけたる文なりと云ふ。唐人、驚きて、持て帰る時に、吉備の曰く、
我が持ちたる本に見合わせんと云ひて、文選を謀り取りつ。
まぁ、そう思って、文選の最初の10巻(上帙十巻)の本文と注釈文を確認し、
『野馬台詩』と『文選の上帙十巻』で、共通に使われている熟語を抜き出してみると・・・
下記のように成りました。
◆ 赤太字は、本文に記載のある熟語
◆ 背景薄黄色は、注釈文に記載のある熟語
◆ 赤太字+背景薄黄色は、本文と注釈文に記載のある熟語
東海 姫氏 國(東海姫氏の国)
百世 代 天工(百世天工に代る)
右司 爲 輔翼(右司輔翼と為り)
衡主 建 元功(衡主元功を建つ)
初 興 治法 事(初めに治法の事を興し)
終 成 祭 祖宗(終に祖宗の祭りを成す)
本枝 周 天壤(本枝天壌に周く)
君臣 定 始終(君臣始終を定む)
谷 填 田孫 走(谷填りて田孫走り)
魚膾 生 羽 翔(魚膾羽を生じて翔ぶ)
葛後 干戈 動(葛後干戈動き)
中微 子孫 昌(中微にして子孫昌なり)
白龍 游 失 水(白龍遊びて水を失い)
窘急 寄 故城(窘急故城に寄る)
黄鷄 代 人食(黄鶏人に代わりて食み)
黑鼠 喰 牛腸(黒鼠牛腸を喰らう)
丹水 流 盡 後(丹水流れ尽きて後)
天命 在 三公(天命三公に在り)
百王 流 畢 竭(百王の流れ畢り竭き)
猿犬 稱 英雄(猿犬英雄を称す)
星流 飛 野外(星流れて野外に飛び)
鐘鼓 喧 國中(鐘鼓国中に喧し)
靑丘 與 赤土(青丘と赤土と)
茫茫 遂 爲 空(茫茫として遂に空と為らん)
上記が、『文選の上帙十巻』の本文と注釈文でカバーできてる熟語です。
ちなみに、『文選の全三十巻』まで範囲を広げると、、、
下記の熟語(一部?)も文選の中で、カバーされているのが分かります。
<その他の『文選の全三十巻』で出てきた言葉>
「天工」「右司」「天壤」「始終」「干戈」
「中微」「人食」「野外」「茫茫」
<『文選の全三十巻』でも全く出てこない言葉>
治法、衡主、田孫、魚膾、葛後、窘急、黄鷄、黑鼠、牛腸、猿犬
まぁ、、、要するに、何が言いたいかと言いますと・・・
『野馬台詩』を解くためには、少なくとも『文選の上帙十巻』の理解が必要なようです。
(少なくとも、↓下記にあげた賦篇の最初の2冊は理解してないと解けないらしい)
▼『文選』の賦篇の第一巻から第十九巻まで3冊
『文選』を完全に理解しようと思ったら、全8冊を読破し、理解する必要があるんですが、
これを揃えるだけでも大変ですし、お金も時間も掛かります。
まぁ、そういう事で、、、、
管理人は一週間前から、『文選の上帙10巻』だけを的を絞って読んでるんですが、、、
これがまた、えらい難しくて、管理人も理解に時間が掛かってます(^^;
※ようやく上帙10巻のうち3巻まで読み終えたところです
なので、まだ解読を試みていない、この先の将来の未知と思われる部分(下記)は、
管理人が『文選上帙十巻』を読み終えてから、解読にチャレンジする事にしたいと思います。
天命在三公(天命三公に在り)
百王流畢竭(百王の流れ畢り竭き)
猿犬稱英雄(猿犬英雄を称す)
星流飛野外(星流れて野外に飛び)
鐘鼓喧國中(鐘鼓国中に喧し)
靑丘與赤土(青丘と赤土と)
茫茫遂爲空(茫茫として遂に空と為らん)<日本語訳>
天命は三公に移った。
百王の流れはついに尽きて、
猿や犬が英雄を称した。
流星が野外に飛び、
(戦いを告げる)鐘や鼓が国中に響いた。
大地は荒れ果て、
果てしない世界は無に帰した。
と言う事で、、、
まだ少々時間が掛かりますが、ご容赦くださいm()m
次回も、『文選』を読んでいて気になった部分を、
閑話休題としてお送りする・・・かもしれません。
▼『文選』の賦篇の第一巻から第十九巻まで3冊
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