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2014年11月29日
※当記事は、あくまで管理人の妄想に過ぎませんので悪しからず
今回の記事は、以前書いた
『千と千尋の神隠しの謎②~国道21号と「とちの木」のある場所~』の補足です。
もし、ご覧になってない方は、先に、上記を見てから、下記をご覧くださいm()m
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さて、管理人は、「千と千尋の神隠し」の謎の考察記事において、、、
千と千尋の神隠しのストーリーの由緒地は、道路標識などから推察すると、、、
滋賀米原~土岐市あたりの国道21号線の地域ではないかと考えてきました。
【以下、当記事で表示する「千と千尋の神隠し」の画像は、
全て「千と千尋の神隠し」 (c) 2001 二馬力・GNDDTMに帰属します】
ところが、実は、最近、さらに、少し興味深い事実が浮かび上がってきています。
それは何かと言うと、、、カエルの存在についての事です。。。
カエルについては、湯婆婆の治める、異世界の象徴になっています。
劇中の男性キャラクターは、青蛙や殿様蛙など、蛙ばかりでもありましたね。
▼契約の印鑑(象徴が蛙になっている)
▼蛙の石像
さらには、掲示板にも、最後に、蛙が暗示されていました。
勤勉
勉強
強要
要請
請求
求人
人民
民、蛙(帰る)
※沓をとっての回文になっている
このカエルの由緒地について、管理人は、国道21号近辺にある、
中山道の新加納宿(岐阜県各務原市新加納)の日吉神社の駒蛙などが、
なんとなく似ているな・・・?とは思っていたのですが・・・
実は、最近になって、全く別の視点で、
カエルの土地がある!という事に気付きました^^; (今更で申し訳ないです)
そのカエルの由緒地に触れる前に言っておくと、、、
管理人は、「千と千尋の神隠し」のストーリーの根底にあるモデルは、
記紀のイザナギの黄泉の国からの逃走であると見ています。
そういう意味では、国道21号線近辺には、
古事記でイザナギ命の鎮座すると書かれた多賀大社も付近にありますし、、、
石徹白大杉のある白山は、イザナミ命を祀る山なのです。
▼石徹白大杉がモデルと思われる杉の木
日本国内で、(イザナギを差し置いて)妻のイザナミのみを祀る所は、そう多くは無いです。
そういう意味では、イザナミを主祭神とする白山は、特殊な場所だと思います。
白山の主峰・御前峰はイザナミ命、北の大汝峰は大己貴命、南の別山は菊理媛命を祀っています
そして、もう一つ大事な事に、黄泉の国からの逃走時において、
イザナギ・イザナミの離縁に関わる菊理媛命も、この白山に祀られています。
黄泉の国との境を為すと言われる千曳きの大岩も、石徹白の白山中居神社にあります。
ですので、この地図近辺が、深く関わっている可能性は高いと思われるのです。
そういう意味で、管理人は、国道21号線沿いを色々考察していたんですが、
よくよく考えると、千尋が乗ったアウディは、「とちの木」の方面に坂道を登って行ってます。
そう考えると、「とちの木」の先に、
カエルの土地があると考えると、より自然なんですよね^^;
そうやって、考えると・・・実は、あったんです。
「とちの木」の先に、カエルの里が。。。
それが、、、福井県南越前町南今庄の地です。
実は、この場所は、栃ノ木峠からは、比較的すぐ近くの所にあります。
それなのに、なぜ管理人がすぐに気付かなかったかと言うと、、、
現在は、カエルの地名は無くなってしまっているからなんです。。。
古来・中世において、現在の南越前町南今庄の地は、
鹿蒜(かひる・かいる・かへる・かえる)もしくは、帰(かえる)などと呼ばれていました。
現在も、村の標識に昔の名残として、「鹿蒜郷 帰(かえる)の里」と書かれていますね。
▼福井県南越前町南今庄は、古くは帰(かえる)の里だった
▼南今庄(鹿蒜郷)とその前を流れる鹿蒜川
奈良時代から平安時代にかけては、この「鹿蒜郷 帰(かえる)の里」は、
北陸方面へと抜ける2つしかない道(山中峠超えと、木の芽峠超え)の両方ともが通る
主要宿場町で、北陸に抜ける際には、決して避けては通れない地域であったようです。
ちなみに、現在でこそ、白山中居神社のある石徹白(いとしろ)の地は、
岐阜県白鳥町に編入されてますが、明治以前は、越前の国でした。
そういう意味では、関西方面から白山に行くためには、
栃ノ木峠から、鹿蒜郷を抜けて、九頭竜川を遡って
白山に抜ける越前道が一般的だったと思われます。
そういう意味では、千と千尋の神隠しの裏には、白山信仰があるのかもしれませんね。
ちなみに、下記は、「鹿蒜郷 帰(かえる)の里」にある鹿蒜神社です。
御祭神が、イザナギというのも、何となくわかるような気がしますね^^;
▼鹿蒜神社
▼鹿蒜神社の由緒
<鹿蒜神社 由緒>
当神社は文武天皇の文武二年(六九八)三月十五日創立の古社にして加比留神社とも称せらる。
当地は奈良時代より鹿蒜郷宿駅が置かれ、中世鹿蒜郷加恵留保の所在地として名高く
鹿蒜郷鎮守の神として厚く崇敬されたり。第六十代醍醐天皇の勅命により延喜五年(九○五)編集されし延喜式神名帳記載の式内社なり。
御祭神 伊弉諾尊(日本開闢の神)
誉田別尊(第十五代応仁天皇)
武甕槌命(鹿島神宮主神)現在の本殿は大正十四年 拝殿は大正六年の再建なり
境内社 秋葉神社(火産霊神) 元禄二年
稲荷神社(稲保命) 元禄二年
金比羅神社(金山彦命)嘉永三年可敝流廻(かへるみ)の 道行かむ日は 五幡の 坂に袖振れ われをし思はば
大伴家持 (万葉集 巻18-4055)かえる山 ありとはきけど 春かすみ たちわかれなば 恋しかるべし
紀 利貞 (古今集)故郷に ふたたびかえる ここちして 帰の山を 見るがうれしき
松平春嶽
上記の神社由緒の中にも大伴家持の和歌が書かれていますが、
少なくとも万葉集の時代から、この地域は、カエルの地だったようですね。。。
ちなみに、興味深い事に、この「鹿蒜郷 帰(かえる)の里」のすぐ隣には、
古来温泉が湧き出たと言われる湯尾(南越前町湯尾)や
何か、火をつける火打石みたいな燧((南越前町燧)がありました。
まぁ、なんだか不思議な名前の多い地ですね^^;
ちなみに、源氏物語の作者である紫式部も、この南越前町と深く関わりがあります。
実は、紫式部の父は藤原為時ですが、
父は越前の国司として、越前国府のあった現在の越前市に赴任しています。
紫式部も、一年余りをそこで過ごしています。
▼紫式部の越前国府への下向ルート
そして、紫式部は、この越前市から都に帰る時に、
下記のように「紫式部集」に詞書きと和歌を残しています。。。
都の方へとて、かへる山越えけるに、
呼坂といふなる所のいとわりなきかけみちに、輿もかきわづらふを、
恐ろしと思ふに、猿の木の葉よりいと多く出で来ればましもなほ 遠方人(をちかたびと)の 声かはせ われ越しわぶる たにの呼坂
このように、紫式部が書き残すほど、カエルの地は、古来から有名だったようです。
また、下記のように、鹿蒜山・木ノ芽峠を越えての帰路、伊吹山の雪を見て
下記のような和歌を残してもいます。
名に高き越の白山ゆきなれて伊吹の岳をなにとこそ見ね
こうやって考えると、越の白山と紫式部が言ったように、
白山は、越の国であるというイメージが、古代人の一般的だったようにも思いますね。
▼イザナミ命が祀られている白山主峰の御前峰と白山神社
こんな事を考えていると、何となく、千尋と紫式部には、
共通点も多い気もしてくるんですが、、、ま、これは気のせいですかね^^;
⇒元記事:千と千尋の神隠しの謎②~国道21号と「とちの木」のある場所~
⇒続き:千と千尋の神隠しの謎③~顔無し(カオナシ)の正体と「沼の底」~
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